もの忘れがひどくなったということはないが、記憶のなかでなにか変成みたいなことが起こっているのか、想起と感性が変わっているような感じがする。 正確にいうと、変わっているという現在の進行相というより、変わってしまったという完了相に近い。奇妙な感じだ。 別の面からいうと、物事への関心の持ち方が変わっている。 いいことか悪いことかわからないが、ネット的な話題に、あまりピンとこなくなりつつある。例えば、というと、なんなので、一般的な言い方になるが、「この人、変なこと言っているな」と思っても、その辺で終わってしまう。たまに、プログラムのデバッグのように、かつ、さしさわりないように、つぶやくことはあるが、その人の考えや、あるいは公開された意見に異を唱えるつもりはない。さらさない。 もう少し延長していうと、自分が知りたいということとの関連がないと、あまり関心が向かない。 何が自分に起きているのか、いま一つ