2019年5月、JASRACが著作権使用料を支払わずに音楽CDをBGMに使用した大阪市内のバーを提訴するという事件があった。 『JASRACにBGM利用申請相次ぐ、訴訟影響か』 産経新聞の記事によるとバーの店主は、 「(著作権使用料の説明のため来店したJASRAC職員について)職員の態度が横柄で、納得できる説明もなかった」 「びっくりしている。『なぜうちの店だけ』との思いがある」 などと話しているらしい。 提訴と言うとよほど高額な請求かと思いがちだが、今回JASRACが請求しているのは約6万2千円。一般的な規模の飲食店に課せられる著作権使用料は年間6,000円なので、けっして無茶な金額ではないと感じる。 ■すべての商利用は著作権利用料の対象 そもそも日本では著作権という概念が欧米ほど浸透していない。お店や施設を運営する側はもちろん、音楽を作っている当事者のミュージシャンですら著作権について
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