11日、ホワイトハウスでの記者会見で発言するトランプ大統領/Andrew Harnik/Getty Images (CNN) 過去数年の様子から、トランプ米大統領は米国国内での軍隊派遣を本気で望んでいるように思える。後はそれを実行に移す適切な機会を探っているだけなのではないか。 ここへ来て状況はエスカレートしている。それもトランプ氏の打つ手がどれほど異常かつ緊迫感に満ちたものかを裏付ける形で。 トランプ氏は11日、首都ワシントンの警察を連邦政府の管理下に置くとともに、市内に州兵を派遣すると発表した。首都での犯罪に対処することが狙いだという。 前者の措置は過去に例がないが、後者の州兵派遣はワシントン市やその他の都市で多くの前例がある。 しかし、トランプ氏が今年最初に行った軍の配備、つまり2カ月前のロサンゼルスにおける抗議行動への対応と同様、同氏は大統領権限の行使の境界を広げている。対象となる
