5戦無敗で凱旋門賞を制した昨年に続き、日本勢の前に立ちはだかった女王トレヴの引退、繁殖入りが決定した。一夜が明けた6日、ヘッド師が「もうこれ以上、走ることはない」と現役引退を表明した。オーナー所有の牧場で繁殖入りする。 今年は3戦未勝利と不振にあえいでいたが、終わってみれば2馬身差の完勝。連覇は77‐78年アレッジド以来、牝馬では36‐37年以来、実に77年ぶりの快挙となった。馬上で歓喜の涙を流したジャルネは凱旋門賞最多タイの4勝目。「ここでの競馬はスピードよりも圧倒的に戦術がモノを言う」とレース後、胸を張った。