その家の周辺住民は、ここ数か月、満足に寝ていない。 「自宅で安眠できなくなったので耳栓を買いました。悔しいですよ。あの母娘が引っ越してくるまでは静かな住宅街だったのに……」 凄惨な被害写真の数々はコチラから と近所の住民は話す。 神奈川県小田原市で騒音などのご近所トラブルを注意しようとした住民男性Aさん(47)に車で突っ込んだとして、県警小田原署は18日、殺人未遂の疑いで無職・小松徳子容疑者(65)を逮捕した。 同県警によると、17日午後11時10分ごろ、自宅前の駐車場で車両正面に立っていたAさんに向けて車を発進させ、衝突後にボンネットに乗せたまま車両を前後進させて殺害しようとした疑い。男性は脛とひじに打撲傷を負った。 「助手席には35歳の娘が乗っていた。昨年10月、都内から引っ越してきた母娘は近隣住民とトラブルになっていた。小松容疑者は男性に接触した事実を認めつつ“殺意はなかった”と容疑
中国大使館が出した異例の通知 「竜象共舞」(竜と象が共に舞う)――この美しい合言葉のもと、中国とインドが蜜月関係を築いていたのは、つい最近までのことだった。2014年にモディ政権が発足した時には、9月17日の誕生日に、わざわざ習近平主席がプレゼントを抱えて故郷のアーメダバードまで馳せ参じたものだ。 ところが最近、中国で叫ばれているのは、「竜象打仗」(竜と象が戦争する)。中印国境のドクラム高地(洞朗地区)を巡って、両国が一触即発の事態になっているからだ。 ドクラム高地で実際に何が起こっているのかは審らかでないが、中国、インド、ブータン当局の発言や報道などを総合すると、今年に入って中国人民解放軍が、中国から紛争地域のドクラム高地へと至る軍用道路を建設した。 これに反発したインドが、6月に道路の一部を破壊し、かつこれまで中印軍がにらみ合っていた場所よりも前方に軍を駐留させた。すると今度は中国が猛
「あまりの激務で何度も辞めようと思いましたが、上から『いま辞めたら、他のところでも通用しないぞ』と半ば脅しのように言われて……。新卒で入ったので3年は同じ職場を続けないと、次の仕事は見つからないだろうなと我慢していました。最終的に耐えられなくなって辞めたのは、料理長の暴力が原因です。ちょっとしたミスで殴られたり、蹴られたり……。脚を蹴られて医師から打撲と診断されたこともあります」(元社員・Aさん) 働き方改革――。目下、安倍政権の最重要課題である。電通の新入社員だった高橋まつりさん(当時24歳)が2015年に過労自殺したことなどを受け、昨年9月には安倍晋三首相自らが議長に就く「働き方改革実現会議」も発足した。 「国民への見栄えがいい上に、大きな予算を必要としない。このため、安倍首相は労働規制に否定的な財界の反発を押し切って『働き方改革』を進めています。働き方改革担当大臣に就いたのは、財務官
新発見のブパティ・インドハナガエルは、成体になってからほとんどの期間を地中で過ごす。一方、オタマジャクシは滝の裏側で岩に吸い付いて4カ月間生きる。(PHOTOGRAPH BY JEGATH JANANI) インドの西ガーツ山脈で、珍しいカエルの新種が見つかった。光沢のあるうす茶色の皮膚、淡い青色で縁取られた目、そして、ブタのようなとがった鼻を持つ。 科学者たちはこの新種をブパティ・インドハナガエル(Nasikabatrachus bhupathi)と名付けた。尊敬を集めた爬虫両生類学者であり、2014年に西ガーツ山脈で命を落とした研究仲間、スブラマニアム・ブパティ博士に敬意を表した命名だ。新種として記載した論文は、学術誌「Alytes」の最新号に発表された。(参考記事:「【動画】超ミニ新種カエル7種を発見、鳴き声も」) 新たに仲間入りした両生類は奇妙な姿に見えるかもしれないが、風変わりな解
木曜日に迫ったワールドカップ最終予選、日本代表対オーストラリア代表の大一番。東京都内にはサッカルーズ(オーストラリア代表の愛称)のメンバーが続々と集結しており、母国メディアの取材に応じている。 なかでも人気があるのは、やはりチーム唯一のJリーガーであるミロシュ・デゲネクだ。横浜F・マリノスの堅守を支えるCBで、日本戦でも3バックの一角を担う可能性が高い。187センチの偉丈夫は『Herald Sun』紙のインタビューで日本国内の盛り上がりについて問われ、こう答えている。 「このゲームに賭ける意気込みは相当なもので、日本の代表チームにはかなりのプレッシャーが掛かっている。勝利以外は考えられないと期待しているね。勝てばワールドカップ出場が決まるんだ。もしそれができなければ、(最終節の)サウジアラビアでのアウェーゲームで勝たなきゃいけない。厳しいよね。だからホームで決めてくれと、強く願っている」
埼玉県朝霞市の少女(16)が昨年3月、約2年ぶりに保護された誘拐事件で、未成年者誘拐と監禁致傷、窃盗の罪に問われた寺内樺風(かぶ)被告(25)=千葉大を休学扱い=の判決公判が29日、さいたま地裁で開かれたが、被告が奇声を上げるなどしたため、松原里美裁判長は開廷直後に休廷を宣言し、その後、延期が決まった。 寺内被告は奇声を上げながら入廷。「私はオオタニケンジでございます」と話して被告席に着いた。 裁判長が前に出るよう促すと「私ですか?」と問い、生年月日を聞かれると実際と違う生年月日と年齢を言った。本籍も「和歌山県那智の滝」と虚偽の場所を答えた。 さらに「私は日本語が分からない」と話したため、裁判長が「私の質問は分かりますか」と質問。寺内被告は再び「私はオオタニケンジでございます」と話した。 職業を問われると「森の妖精です」。ここはどこですかとの質問には「トイレです。私はおなかが空いています。
日本漁業の歴史の中で獲れなくなった魚の代表例として思い浮かぶのがニシンだ。ニシン漁は江戸期から戦後にかけて北海道を中心に一大産業となり、多くのニシン長者を産んだ。身は昆布巻きや燻製として、卵は数の子として広く親しまれてきた。しかし、現在の漁獲量は往時の1%にも満たず、輸入品が台頭している。 ニシンが枯渇した背景には、質より量を追い求める漁の形態や、資源の回復力を過信して規制を設けずに漁を続けたことがある。資源減少が近年話題となっているクロマグロなどと通じる問題がある。 北海道沖の日本海に浮かぶ焼尻島。クルマで走れば一周20分程度の小島では、漁業が約200人の住民の重要な生活の糧となっている。漁港を見下ろす高台に、古びた木造建築の家が残る。黒檀や檜をふんだんに使い、蔵も備えた延べ床面積569平方メートルの広大なつくり。建造当時は瀟洒な豪邸だっただろうその建物は、北海道の長者番付十傑にも入った
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