「棋聖」に続いて「王位」を獲得した藤井聡太二冠について、3年前に現役を引退した加藤一二三 九段は「王位戦は2日制の七番勝負で、将棋界では大型のタイトル戦です。藤井さんは見事な戦いぶりで終わってみれば完勝。将棋の内容もすばらしく見事だった」と評価しました。 そして、王位戦の4回の対局を振り返り、「木村さんの得意戦法や考えてきた作戦に対して、藤井さんが見事に対応していった。藤井さんは作戦がうまく、研究熱心で、早く勝つすべを知っている。大変な将棋でも乗り越えて勝ってきている。今のところ欠点がないように思える」と指摘しました。 そのうえで、「タイトル戦でも対局ごとに強くなっていて、これからもどんどん強くなると思う。優れた才能の上に、研究を怠らない。活躍は必至の状態と考えます」と笑顔で話していました。 一方、タイトルを失った木村一基九段については、「木村さんはとても魅力的でユニーク。私もよく話しまし
![加藤一二三 九段「終わってみれば完勝。見事な戦いぶり」 | 藤井二冠 | NHKニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9d790198abb065d545d5aee61da4d3119d911fa3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww3.nhk.or.jp%2Fnews%2Fhtml%2F20200820%2FK10012576311_2008201917_2008201927_01_02.jpg)