昨年2着のディープボンド(牡5歳、栗東・大久保龍志厩舎、父キズナ)は、8枠18番からスタートする。 0秒1差2着だった昨年の6枠12番より、さらに外となる8枠18番。「短距離戦の大外よりはマシですね」。渋い表情で谷口助手が切り出した。 ただ、今春の大目標に向け最高潮の状態に仕上げた自信が、ピンク帽発進のロスをかき消す。「競馬が上手だし、包まれる危険のある最内枠より動きやすいでしょう。状態に関しては何も言うことがないですし、(16番枠の)タイトルホルダーと一緒に先行する感じじゃないですか」。 ふたつ内の枠に入った菊花賞馬を見やりながらの道中から、真骨頂のロングスパートを仕掛けるつもりだ。 4月27日の追い切り翌日は、運動で息を整えたキズナ産駒。「もう求めることがない状態ですし、雨でも良馬場でも問題ありません」。陣営は、悲願の盾Vへ自信を持って送り出す。
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