突撃戦車 A7V(独: Sturmpanzerwagen A7V)は第一次世界大戦末期の1918年に実戦投入されたドイツで最初の戦車である。膠着状態に陥った塹壕線を突破することを目的として開発された。 イギリス、フランスと比肩する工業国であったドイツにおいて、初期の戦車にあたる兵器が最初に検討されたのは、オーストリア軍将校グンター・ブルスティン (Günther Burstyn) が1911年に提案した自走砲架「モトーア・ゲシュッツ」 (Motorgeschütz) で、当時としては斬新な旋回式砲塔を持った装輪装軌併用式車両であった。オーストリア・ハンガリー戦争省とドイツ陸軍省は、この兵器を検討調査したものの、採用しなかったので、実車は製作されなかった。ブルスティンは、モトーア・ゲシュッツの特許のみを取得した。現在、ウィーン軍事史博物館に、モトーア・ゲシュッツの実物大模型が、収蔵されている
