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ブックマーク / d-sakamata.hatenablog.com (13)

  • 『新幹線と日本の半世紀』目次ですよ - Culture Vulture

    今月15日に発売予定の拙著『新幹線と日の半世紀 1億人の新幹線――文化の視点からその歴史を読む』(交通新聞社新書)の目次が確定しておりますので、参考までにUPしておきます。 このうち終章に関しては、執筆しているあいだにも次から次から新しい動きがあって、それを一所懸命に追いながらまとめました。ただそれでも不確定要素が多く、すでに一件、よりにもよって責了してから結構大きな動き*1があって頭を抱えているところです。ま、そのあたりはこのブログででも随時、補足・訂正していければと……。 はじめに 序章 ドキュメント・女王陛下の新幹線 第1章 新幹線のルーツをもとめて――まぼろしの計画から東海道新幹線へ 1.直系のルーツとしての「弾丸列車」計画 2.東海道新幹線が実現するまで 第2章 情報社会の到来を告げた新幹線――東京オリンピックから大阪万博へ 1.東海道新幹線開業とテレビ時代の格化 2.新幹線

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    gotanda6 2010/12/18
    出遅れましたが、これから読みます
  • 清水一行『動脈列島』をめぐるエトセトラ - Culture Vulture

    清水一行が今月15日に亡くなった。23日の7時のNHKニュースでは、死因は老衰と伝えられていたが、79歳で老衰とはちょっと若い気もするが……。 作家の清水一行さん死去 経済小説の第一人者(『中日新聞』3月23日) それはともかく、清水一行といえば、1975年に日推理作家協会賞を受賞した出世作『動脈列島』(1974年12月に光文社「カッパ・ノベルス」から刊行され*1、現在は徳間文庫に収録されている*2)がどうしても思い出される。個人的に、現在書いているとの関係で同作についてはちょっと調べてみたことがあるので、そこで気づいたことや、同作を原作にした映画版について以下に書いておきたい。 ■ 清水一行の原作と、その映画版(増村保造監督、1975年)との最大の違いは田中角栄(をモデルにした首相・桶野春吉)が出てこなかったこと。 原作も映画も、新幹線の騒音公害解決のため要求を並べ立て、それが実行さ

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    gotanda6 2010/03/26
  • 東急と東映と現テレビ朝日がグループ会社だった時代 - Culture Vulture

    先週出た『週刊アスキー』(8月18・25日合併号)の「私のハマった3冊」のページに寄稿しました*1。同ページに書くのはこれで3度目。 今回とりあげた3冊は、皆河有伽『小説手塚学校』第1巻(講談社)、古田尚輝『「鉄腕アトム」の時代』(世界思想社)、中川一徳『メディアの支配者』上・下(講談社文庫)。『小説手塚学校』は執筆当時はまだ1巻しか出ていなかったのだけれども、すでに第2巻も発売されていた。 この3冊のなかでもいちばんとりあげたかったのは『「鉄腕アトム」の時代』である。朝日新聞に載った唐沢俊一による書評では、テレビアニメ版『鉄腕アトム』が破格の制作費でつくられたことについて書が新説を提示していることがもっぱら評価されているが、僕にいわせればそれは書全体の一挿話にすぎない。書のキモはむしろ、人々の娯楽の主役が映画からテレビに移ったという歴史的な変化を、映画テレビ、それからアニメーショ

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    gotanda6 2009/08/11
  • プロはサービス業、アマは工業……野球における企業の棲み分け - Culture Vulture

    先日、某社の編集者氏とプロ野球各球団の歴史や親会社の話をしていたときのこと。NPB所属のプロ球団の親会社に、ヤクルトや日ハムといった品会社をのぞけば製造業……たとえば、日の輸出産業をリードしてきた鉄鋼や自動車、電機メーカーなどがないことに気がついた(広島東洋カープにはたしかにマツダ[旧・東洋工業]が出資しているものの、親会社ではない)。歴史を振り返ってもほぼ皆無に等しい。 そのかわり、大手メーカーの多くは社会人野球のチームを持ち、都市対抗野球大会に出場している。たとえば、山田久志や野茂英雄などを輩出した新日鉄しかり、古田敦也を輩出したトヨタ自動車しかり、落合博満を輩出した東芝しかり。 これに対して、プロ野球球団の親会社の多くはいわゆる第三次産業(小売業やサービス業、それからときには「第四次産業」に分類される情報産業も含む)に属する。プロ野球黎明期にあいついで参入し、いまでは阪神と西武

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    gotanda6 2009/05/04
    意外にこの辺りってまとめられてない。僕がいつかは野球の本と思っているのは、まさにこの話がやりたい。
  • 『ムー一族』に垣間見えた近田春夫の批評性 - Culture Vulture

    日経ビジネスオンライン連載「日刊新書レビュー」に、僕の書いた小林竜雄著『久世光彦vs.向田邦子』(朝日新書)の書評がUPされました。ご一読いただければ幸いです。 ■ この原稿を書くにあたって参考のため、『ムー一族』など久世光彦の手がけたテレビドラマのDVDを何か見た。『ムー一族』では、主役一家の長男役の清水健太郎と恋仲になるのが「一条さゆり」(同姓同名のストリッパーがいた)だったり、郷ひろみのガールフレンドが「里中マチコ」(漢字こそ違え少女マンガ家と同名)だったり、さらには左とん平の役名が「野口五郎」だったりと、そのネーミングセンスにまず笑わされた。 そういえば、新御三家のうち、西城秀樹は『寺内貫太郎一家』、郷ひろみは『ムー』『ムー一族』というぐあいに久世光彦の手がけるドラマに出演しているのに、なぜか野口五郎だけは出ていない。ただし、野口は同時期のバラエティ番組『カックラキン大放送』で、

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    gotanda6 2009/03/30
  • 拙著告知第3弾、目次確定しました - Culture Vulture

    きのうようやくゲラのほうが責了し、目次のほうが確定いたしましたので、とりいそぎUPしておきます。なお、全部で288ページとなりました。 『私鉄探検』近藤正高著 (ソフトバンク新書、6月17日発売予定) まえがき 第1章 「キャラクター文化」のルーツを求めて――西武鉄道 笑う電車、デビュー/西武ライオンズとレオマークの誕生/マンガの神様と西武の意外な関係/なぜ手塚治虫は西武沿線に住みつづけたのか?/日のアニメーションの発信源――上井草・大泉学園/トトロとナショナルトラスト/スマイルトレインよ「ゆるキャラ」たれ 私鉄探検ガイド――西武鉄道 第2章 「帝都」はどこへ消えた?――京王電鉄 ニッチ商法で稼ぐ井の頭線!?/長いあいだ路面電車だった京王線/東京オリンピックをきっかけに生まれ変わる/新宿駅が現在位置に移った「とほほ」な理由/「景気づけ」に沿線へ墓場を誘致/副業に支えられていた戦前の京王/

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  • 拙著告知第1弾 - Culture Vulture

    なんだか最近は人が死ぬか、あるいは告知でもなければ更新されない当ブログですが、今回もまんまとそのパターンにはまっております。 というわけで、このあいだの日曜日に開催された「春の文学フリマ」の会場で配布したチラシ*1を転載するというかたちで、ひとまず来月刊行予定の拙著の告知をば。 プロ野球もテーマパークも郊外住宅もデパートも みーんな私鉄がつくってきた! 私鉄のつくった歴史文化を見に、沿線を“探検”してみませんか? 近藤正高・著(著書第1作) 『私鉄探検』 (仮題) ●探検する私鉄 西武鉄道 京王電鉄 京浜急行電鉄 つくばエクスプレス 首都圏新都市鉄道 名古屋鉄道 近畿日鉄道 阪急電鉄 阪神電気鉄道 ほか東京急行電鉄・東京地下鉄など ソフトバンク新書 2008年6月中旬刊行予定 ●著者紹介 近藤正高(こんどう・まさたか) 1976年、愛知県生まれ。ライター。高校を卒業するまで名鉄沿線にて

    拙著告知第1弾 - Culture Vulture
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    gotanda6 2008/05/19
    「プロ野球もテーマパークも郊外住宅もデパートもみーんな私鉄がつくってきた」
  • 華麗なる近鉄文化圏の斜陽? - Culture Vulture

    先日『タイアップの歌謡史』を上梓されたばかりの速水健朗さん(id:gotanda6)が、今年の目標は鉄オタになることと書かれていましたが(http://d.hatena.ne.jp/gotanda6/20070105/houfu)、たしかに今年は「鉄」が来そうな雰囲気ではあるかもしれない。先々週、先週と続いた『タモリ倶楽部』の京浜急行の車両基地ツアーもすばらしいできだったし、この年頭より華々しくはじまったドラマ『華麗なる一族』も「鉄」がらみではないですか。あ、いや、あれは鉄は鉄でも、鉄道ではなく、製鉄会社の話ですが*1。 それでも、私はあのドラマの出演陣を見て、なんとなくピンとくるものがあるのです。ええと、このドラマには万俵家の長女と次女(鉄平の妹)の役として、吹石一恵と相武紗季が出演していますね。思い出してください。吹石さんは奈良県香芝市出身で、大阪近鉄バファローズの選手・コーチだった吹

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  • 10数年ぶりの明治村(1月4日) - Culture Vulture

    ええと、元日から今週週明けの8日まで、久々に一週間以上も実家のある愛知へ帰省しておりました。 これは我が家の正月料理です。豪華でしょ? というのはウソで、これは正月5日に、高校時代の遠足以来10数年ぶりに訪れた愛知県犬山市の明治村で撮ったスナップの一枚。商家の東松家住宅の内部に展示されていたもので、昔の商家の正月料理を再現したサンプルです。 明治村には、高校の遠足以前にも子供だった時分に小学校の遠足や父親に連れられて何度か訪れたことがあるのですが、そのころはまだ、建物をじっくりと味わうといったことよりも、むしろ村内を走る汽車に乗ったりすることのほうが楽しかったような気が。それが、最近になって建築全般に関心を抱くようになったせいもあってか、ようやく明治村の来の愉しみに気づきました。 今回再訪して印象に残った建物は多々ありますが、とりわけ西園寺公望邸の坐漁荘はよかったです。採光が広くとられ、

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    gotanda6 2007/01/18
    明治村はずっと行きたいなあと思ってるんだけど実現できず。
  • 文学フリマにて新刊発売へ - Culture Vulture

    新刊がひょっとしたら出せないかもしれないと思い、いままで準備を進めながらも怖くて告知できなかったのですが、どうにか間に合いそうなのでお知らせしておきます。 文学フリマに新刊を引っ提げて出店します。新刊である個人誌『Re:Re:Re:』Vol.4は、文学フリマのサイトで告知した企画から大幅に変更し、以下のようなラインナップになりました。 特集 現代史をむやみに走る 体感的東京オリンピック論 「東京オリンピック・マラソンコースを走る」再録にあたって 東京オリンピック・マラソンコースを走る コラム 二極に向かって走り出したマラソン―〈記録更新〉か〈難度克服〉か 東京はふたたびオリンピックを狙えるか? ―こうなったら『AKIRA』の世界の現実化あるのみ! 特別書き下ろし 流転の宮殿―「迎賓館赤坂離宮」参観記 近藤正高自身による全文解説―編集後記にかえて ブースでは個人誌のバックナンバーをはじめ、友

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    gotanda6 2006/11/16
    最新号はすべてが読みどころでした。
  • つばめは西へ - Culture Vulture

    http://www.jrkyushu.co.jp/shinkansen/histry/index.html 上記URLでは、かつての国鉄の花形列車が、時代の流れとともに西へ西へと流転していったという事実が紹介されている。戦前・戦後と東海道線の超特急として人気を集め、当時国鉄(実際には国労か)の持っていたプロ野球球団にもその名がとられるなど(そんなことは同球団の親会社が乳酸飲料メーカーに移ったいまとなってはすっかり忘れられてしまったが)栄光の座にあった列車が、東海道新幹線という新たなスターの登場にともない*1、その座を譲り山陽線へ、それも数年のうちには新幹線の延伸により引退を余儀なくされる。しかしそれから十余年ののち、九州の地で復活を果たす――。これは菅原道真や防人あたりにはじまって、藤圭子の「京都から博多まで」(1972年)がヒットした時代ぐらいまでは脈々と続いていたはずの、西国へと

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    gotanda6 2006/08/01
    2年半前の記事ですが。
  • 1948年のクリスマスイブ - Culture Vulture

    映画『戦場のメリークリスマス』(1983年)のラストシーンで、ビートたけし演じる日軍軍曹のハラは、第二次大戦後、戦犯として処刑されることになる。処刑を翌日に控えたハラのもとへ、戦時中ジャワの戦線で彼の率いる隊の捕虜となった英軍中佐ロレンスが面会に赴く。その別れ間際ハラがロレンスに向かって、「メリークリスマス、ミスターローレンス」と笑みを浮かべるカットは、同時に流れ出すエンディングの坂龍一のテーマ音楽とあわせてこの映画を非常に印象深いものとしている。 『戦メリ』のハラ軍曹にとって、クリスマスは人生の最期を迎えようという日となったわけだが、彼とは逆に戦犯容疑をかけられながらも起訴を免れ、クリスマスに新たな出発を迎えた人物がいる。 一枚の写真がある。頭を丸坊主にした貧相な男が、かたわらの、恰幅のよい男からもらった煙草をいかにもうまそうに喫っている。貧相な方が岸信介。恰幅のよい方が弟の佐藤栄作

    1948年のクリスマスイブ - Culture Vulture
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    gotanda6 2005/12/26
  • 今回の選挙には巨怪の亡霊がさまよっている……? - Culture Vulture

    きのう書いたままそのままにしていたエントリー(というか与太話)をUP。 堀江貴文はひょっとしたら「平成の正力松太郎」になろうとしているんじゃなかろうか? 先週末、ふとそんなことを思い、かなり前に買い置きしたままになっていた佐野眞一の『巨怪伝』(文藝春秋、1994年、ISBN:416349460X)を、の山をかき分けてさらにその奥にある書棚から引っ張り出してくる。同書で参考になりそうな箇所をざっと読んでみると、たしかに「プロ野球球団経営に指を動かす→民放経営にも手を伸ばす→衆院選出馬」という正力のたどった道は、その内実や結果はともかくホリエモンと重なるかもなーとあらためて思った。 いや、そうした符合は置いても、総選挙初当選直後に、保守合同による自由民主党の誕生に裏で深く関与した正力松太郎と、それからちょうど50年後、自民党がぶっ壊れるかもしれないと言われる総選挙に、正力と同じくメディア企

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    gotanda6 2005/08/29
    正力松太郎とホリエモンの類似。
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