挙式、披露宴、パーティ……ウエディングのセレモニーには、大人のスタイルと振る舞いが求められる。礼を失することなく、祝福の気持ちを伝える。そんな大人のマナーを紹介しよう。 Photos: Tsukuru Asada Words: Kosuke Kawakami Hair & Make-up: Akira Yamada Styling: Masaaki Ida Direction: Mitsuyasu Hashida スーツ¥250,000、タイ¥20,000、チーフ¥14,000、シャツと靴は参考商品〈以上GIORGIO ARMANI/ジョルジオ アルマーニ ジャパン Tel.03-6274-7070〉時計¥134,000〈EMPORIO ARMANI/フォッシルサービスセンター Tel.03-5992-4611〉 GQ流 ウエディングセレモニーのマナー7カ条 1、無難すぎる“礼服”を卒業す
ヴァザリアは、いまのモード界で嵐を巻き起こしているデザイナーだ。メゾン マルタン マルジェラやルイ・ヴィトンで経験を積み、2014年に自身のブランド「ヴェトモン」を始めた。2015年にはバレンシアガのアーティスティック・ディレクターに起用されている。 ストリートスタイルを強烈なデザインで表現しながらも、テーラリングや素材でラグジュアリーな要素を際立たせるのが特徴。斬新なシルエットに加えて、ラグジュアリーとストリートの両極を交差させた独特のジャンルを生み出した。 彼がヴェトモンとバレンシアガのランウェイに送り出すルックは、一瞬にしてトレンドへと転化される。指の先まで包み込むほど袖の長いオーバーサイズのMA-1や、映画『タイタニック』のジャックとローズの写真を大胆にプリントしたスウェットシャツは、その典型例だろう。 カニエ・ウェストからリアーナ、セレーナ・ゴメスまで、ファッションに敏感なセレブ
私は東京出身でもなく、ましてや日本人でもない。「日本語がわかります」という程度の外国人だけれど、それでもこの夏のドラマ「せいせいするほど、愛してる」で、ジミーチュウの広報部長代理を演じた中村蒼の関西弁は、私でもすごいと思った。 第18回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞した経験を持つだけあって、ドラマでもラグジュアリーブランドの服を自然に着こなしていたのが印象的だった。それ以上に自然だったのが先に述べた関西弁での演技。ちょうど10年前の俳優デビューが舞台だったからか、役者としての地力は折り紙付き。この10年で演技にますます磨きをかけてきたのだと思う。 「せいせいするほど、愛してる」の放送が始まったら、ウィメンズが強いジミーチュウでメンズのバッグ&シューズが急に売れ始めたというのだから、ミレニアル世代への影響力も強いのだろう。 2016年に飛躍した若手俳優のひとりであり、
今年もっとも活躍した男たちを讃えるアワード「GQ Men of the Year」の季節がやってきた。本連載では小誌執筆陣が“極私的”に推薦する2016年の顔を紹介する。第2回は本誌シニア・ウェブ・エディターの冨田秀継が推薦する漫画家、野田サトル。 文・冨田秀継(GQ) 画像出典:ゴールデンカムイ公式サイト 映画や文学がなぜ楽しいのかというと、そこに描かれているのが人の営みであり、そうした人々の生を想像の上で体験できるからだ。 そうした楽しさを甘受できる最良のメディアのひとつが漫画であることに、異論を挟む読者はいないだろう。 そして、さまざまな人の生を体験できる漫画として『GQ JAPAN』が2016年に最も推したいのが野田サトルの『ゴールデンカムイ』(集英社)である。 明治後期の北海道を舞台に、日露戦争を生き残った元兵士・杉元とアイヌの少女・アシㇼパが、網走監獄の死刑囚が秘匿している黄金
「高いデザイン性とコンパクトなボディと快適性を両立させ、先進的な都市生活者の期待に応えることを目指したモデル」とレクサスが説明するUX コンセプト。今回公表されたボディサイズは全長4400mm × 全幅1900mm × 全高1520mmで、いわゆるCセグメントに属するコンパクトなもの。つまり、既に発売されて大きな成功を収めている「NX」よりも一回り小さいことになる。 近年、デザインコンシャスであることを前面に押し出しているレクサスらしく、デザインは純粋なコンセプトカーであることを勘案しても相当にアグレッシブだ。上から俯瞰で見るとエクステリアとインテリアがキャビンを中心にしたX線状で繋げた「インサイド・アウトコンセプト」を採用。またホイールアーチやルーフバー、電子ミラーを同素材感で仕立てるなど、キャビン内部との一体感や連続性を演出している。 タイヤについても、トレッド面/サイドウォールは、ク
「世界のベストレストラン50」2016年版では、アジア最高位である8位を2年連続で受賞した「NARISAWA」。成澤シェフ(左)の名はアジアはもちろん、世界に広がっている。ドン ペリニヨンの醸造最高責任者のリシャール・ジェフロワ(右)は、プレニチュード(熟成のピーク)という新たな概念を考案した。 ドン ペリニヨン P2-1998 ドン ペリニヨンの最上級シャンパーニュ「ドン ペリニヨン P2-1998 」。力強く、かみしめるほどの骨格とクリーミーさが特徴的だ。ギフトボックスつき。750ml ¥53,000(MHD モエ ヘネシー ディアジオ ドン ペリニヨン コミュニケーション担当Tel.03-5217-9732) 1998年の天候は、変化しやすく、収穫時期を例年よりも遅らせることで素晴らしい成熟度の収穫を得られた。
ボルボのラインナップに初めて「クロスカントリー」モデルが用意されたのは1997年。当時人気を博していたミドルワゴン「V70」をベースにした「V70 XC」が端緒であった。これは、このカテゴリーの開拓者とも言うべき「スバル レガシィ アウトバック」の誕生から2年後のこと。ボルボは、そののち20年近くにわたって、スバルとともにこのカテゴリーをリードしてきたと言えるだろう。 そして現在、ボルボ・カーズの最上級エステートワゴンとして復活を遂げたばかりの新型「V90」をベースに開発されたV90 クロスカントリーは、歴代の「クロスカントリー」たちと同じく、車高を若干引き上げてオフロード走行に対応。樹脂製のフェンダーエクステンション、強固なアンダーガードなどの専用装備を採用するのも、これまでの「クロスカントリー」の方程式に従ったものである。 現時点で、ボルボ本社からは詳細なスペックなどは公表されていない
腰はギシギシ、肩はバリバリ、首をまわすなんてもってのほか……。そんな疲れきったアタナに教える8人のゴッドハンド。まるで魔法をかけるような、研ぎ澄まされた技術に驚愕せよ! 「これで効いているの?」と思うようなソフトタッチ。しかし数々の理論に裏打ちされた独自の技術にリピーターが続出。 清水健介 治療家 東京大学を卒業後、英語の講師を経て、3年間世界を放浪した後、この道に入ったという異色の経歴。力みのない施術は、武術の達人をイメージしているそう。 原宿のビルの地下、カフェのような設えの小さなジムの奥に清水健介は、1ベッドの施術室を構える。決して広くはないが、居心地のいい空間だ。 「基本は気功整体、東洋医学オステオパシーです。カイロプラクティックや鍼灸も学び、使えると思った技術は積極的に取り入れるようにしています」 その腕を頼って、ファッション、デザイン業界の人間が清水のもとを訪れる。 「強い刺激
靴にまつわる数々の金言のなかで、とくに有名なこの言葉を借りるなら、ルイ リーマンの美しいシューズは夢見るようなラグジュアリーな場所へわれわれをいざなう靴だ。 2012年に生まれたルイ リーマンは、テーラーとして経験を積み、フィレンツェで靴作りを学んだルイ・リーマンと、ファッション雑誌の編集者やスタイリストとして活躍していたエリカ・ペロシーニのふたりが立ち上げたブランド。 「エレガンス、エクスクルーシブ、ラグジュアリー」をキーワードに作り出す靴は、デビュー早々多くのセレブリティに愛されて注目を浴びると、またたくまに人気ブランドに成長し、昨年6月には、NYのマディソン・アベニューに旗艦店をオープン。 この店舗でしか行わないサービスのひとつが、カスタマーのリクエストに応じてシューズをカスタマイズするパターンオーダーだが、今週末の10月8日(土曜日)には、銀座三越5階の紳士服売場で、店舗外では世界
Text: Fumio Ogawa Photo: BMW Illustrations: Naoki Shoji (portraits) 1970年代のBMW2002ターボをイメージの源泉としたコンセプトモデル「2002 Homage」(2016年)。すばらしいスポーツクーペM2をベースに開発されているというだけに発売を望む声も多い。 「最高速で歴史に残るクルマはないけれど、いいデザインは永遠に残る」 これは『間違いだらけのクルマ選び』で一世を風靡した自動車評論家、徳大寺有恒さんがかつて言っていたこと。僕はプロダクトの核心をついた名言だと思っている。 さいきんのBMWデザインを見ていると、この徳大寺さんのことばを想い出す。というのも、過去のBMW車のデザイン・ヘリティッジ(デザイン遺産)が、多くのニュー・カーに生かされているからだ。 BMWは毎年、イタリア・コモ湖畔で開催される美しいクラシッ
GQ JAPANのエディターによるレストラン&フードをめぐる対談。今回は料理をしていると悩みが吹っ飛んでしまうという神谷晃と、料理教室に通う松村亜希が、「自炊」の効用を語り合う。 語り・神谷晃&松村亜希(GQ) まとめ・冨田秀継(GQ) 神谷:皆さま、9月24日発売号を絶賛校了中です。2016年秋冬ファッション特集の第2弾として、スーツを大特集しますのでご期待ください! 松村:神谷さん、誰に言ってるんですか? 神谷:このコーナーの主役、岩田桂視さんが今週は出張でスコットランドはアイラ島に行っていますから、今日は僕たちだけでおいしい食べ物の話をしないといけません。 松村:責任重大ですね。岩田さんは何しにスコットランドへ? 神谷:スコッチウィスキーの名作「アードベッグ」が主催する「アードベンチャー」というイベントに参加しているんですよ。限られた食糧のみで4日間、アイラ島でキャンプ生活をするとい
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く