イタリアのフィアットが、124スパイダーなる2人乗りのオープンスポーツカーを発表した。この名は、1966年から85年にかけて生産された同社の同名のヒット作を彷彿させる。エンジンは、ただし、かつては2リッターだったものが、今回は1.4リッターとなる。 スタイリングを手がけたのは、伊トリノにあるフィアットのスタイリングセンター。「タイヤとボディのプロポーションと、ボディとフードのバランスにも気をつかい、古典的な美を追究しました」とフィアットではしている。 ボンネットにはパワードームというエンジンの存在を強調するふくらみがつけられている。いっぽう、LEDを採用したヘッドランプなどは現代的。リアコンビネーションランプにも車体色が一部採り入れられるなど、新しい手法も見られる。残すべきものは残し、変えられるところは変えたという手法により、よい仕上がりになっていると感じられる。 マツダが開発に手を貸して
志を秘めて旅立つ少なからざる者は、国を、故郷を出る前に、挫折してしまう。 オラチオは違った。サンターガタ・ボロニェーゼに辿り着き、たとえモップ係という職であってもランボルギーニ社の門の中へと招かれ、そして、1年足らずでジープ・プロジェクト(LM002)に加わったのを手始めに、カウンタック・エボルチォーネ・プロジェクトでカーボンファイバーの未来を確信、カウンタック・アニバーサリーの企画ではチーフ・デザイナーにまで登りつめた。1987年のことである。 1993年。オラチオは、いよいよ夢の実現に着手した。それこそが、ゾンダ・プロジェクトである。その6年後の1999年、ジュネーブショーにてパガーニ・ゾンダ C12は、ついにデビューを果たした。 その後の快進撃は、“イタリアンドリーム”というにふさわしい。ゾンダは10年間をかけて進化を重ね、120台以上を生産。2011年に、後継モデルであるウアイラが
ところはリスボン。パラシオ・ド・ゴベルナドール ホテルのディナールームでのことだ。ブガッティ・オートモビルの社長、ヴォルフガング・デュルハイマーを囲んで、イギリス人ジャーナリストが3人と日本人のボク。そしてチーフデザイナーや開発ドライバー、シャシー設計責任者、そして広報担当マネージャーも同席していた。 デュルハイマーは、長年、ポルシェの研究開発部門を率いてきたカーガイ・エンジニアであり、現在、ブガッティとベントレーの両社のトップであり、またVWグループのモータースポーツ活動の責任者をも務めている。月曜はドイツ・ヴォルフスブルクでモータースポーツ、火曜はブガッティ、水木金は英国クルーのベントレーの業務をこなし、週末はモータースポーツイベントに赴くといいたていで、そんな多忙をきわめる日々のなかポルトガルに来ていた。 ディナーの席上で、デュルハイマーは、こんな小話を披露した。 「ベントレー・オー
新しいことに踏み出すには勇気がいる。日本という国は若さを年齢だけで判断しがちで、20代も後半になると「もう若くないから……」という言葉がそこかしこから聞こえるようになってくる。そして新しいこと、やりたいと思ったことに対して、その台詞を言い訳にして諦める。かくして今の日本は、どんよりとした空気が支配する冴えない国になりつつある。 翻って山本耀司はどうだ。モード界で確固たる地位を確立した巨匠は、70歳を超えて「画」という新たな領域に踏み出した。ここ数年のランウェイ・ショーを見ていて、朝倉優佳、女優の宮沢りえ、そして山本自らが描いた「画」が黒の服地の“キャンバス”の上で主張しているのは感じていたが、それがこんな展覧会に繋がっていくとは思ってもみなかった。 「画と機」は、山本の作品70点と、朝倉の作品140点による展覧会である。タイトルは、山本と旧知の編集工学者、松岡正剛が付けた。画は「絵画」を、
クリエイターたちの多様性が混交し、お互いの、自らの価値を再び発見する。レミーマルタンが主催する完全会員制のメンバーシップクラブ「SLASH」。桜がライトアップされた刺激あふれる社交の場で第8回目のセッションが開催された。 文・青山 鼓 写真・湯浅 亨 レミーマルタンVSOPが注がれたニートグラスを手にスピーチしたエイベックス・スポーツ代表取締役社長の伊藤“Sean”正二郎さん。数々の成功を収めたブランディングのメソッドを穏やかな語り口で披露した。 8回目の開催となるレミーマルタンによる完全会員制のメンバーシップクラブ「SLASH」。レミーマルタンが掲げ、グローバルなキャンペーンを展開している「ONE LIFE / LIVE THEM」(人生は一度きり。あらゆる自分を実現しよう)というスローガンをラグジュアリーなムードのなかで具現化する。 これまで、デザイナーやフォトグラファー、実業家やマー
NAVITIMER HERITAGE BREITLING 現代的な顔つきに秘めた名作のスピリット 1952年、世界初の航空計算尺付きクロノグラフとして誕生したナビタイマー。管制塔やレーダーがなかった当時、飛行士たちは腕に巻いたこの計器を頼りに空を飛んだ。そんな不朽の名作を讃えるモデルが「ナビタイマー ヘリテージ」だ。デザインはオールドモデルを踏襲しつつケース径は「ナビタイマー 01」よりも小ぶりの42mmに。文字盤はサブダイヤルとワントーンの黒、およびブルーがラインナップされる。機能面のハイライトはデビュー以来踏襲されてきた航空用回転計算尺。飛行に必要なさまざまな航空計算がおこなえる。顔つきこそ現代的ながら、魂というべき機能性はぬかりなく継承。この春、本格時計を狙う貴兄のウィッシュリストにぜひとも加えてほしい一本だ。¥790,000(SSケース、自動巻き、42mm径)〈BREITLING/
そんなリクエストに応えるかのように、独ダイムラーは2016年9月15日、「メルセデス-AMG GT ロードスター」および高性能版である「メルセデス-AMG GT C ロードスター」のデビューを正式に発表することになった。 メルセデス-AMG GT ロードスターは、ネーミングに示されるとおり、メルセデス-AMG GTのオープンバージョンである。オープントップのルーフは電動開閉式で、ソフトトップを採用する。3層構造のソフトトップの色は、ブラック、レッド、ベージュの3色から選択可能とされ、ボディカラーやインテリアカラーと合わせて膨大なコーディネートの選択肢が用意されることになる。 フロントミッドに搭載されるパワーユニットは、これまでのメルセデス-AMG GT クーペと同じ4リッターV8ツインターボだが、最高出力はGT クーペの462psから476psに、最大トルクは600Nmから630Nmにそれ
文: 冨田秀継(GQ) ストライプのシャツの上に、ストライプのスーツを着たら、縞々だらけでシマらなく見える──と、要旨このように書いたのは池波正太郎だったと記憶している。たぶん、『男の作法』(新潮文庫)の一節だ。
デザインとテクノロジーと多様な価値観の発展によって、かならずしも高価であるとはかぎらないラグジュアリーが出現している。デモクラティック・ラグジュアリーは、ラグジュアリーの概念を変えるひとつの革命なのである。 Democratic Luxury 特集:みんなのラグジュアリー ──塩むすびから街ばき乗馬ブーツまで 『GQ JAPAN』編集部が22の「デモ・ラグ」快楽を提示する。 Photos: Toshikazu Nakamura Styling: Yumiko Ono Text: Kei Takegawa おそらくファッションほど、ラグジュアリーとデモクラティックが乖離しているジャンルはないだろう。それはアンケートをお願いした目利きの反応をみれば一目瞭然だった。みな、口を揃えて「難しいなぁ……」と言ったのである。そうして呻吟し、導き出していただいた答えには共通項があった。なんと、日本のブラン
1ダースものラ・フェラーリを、いっぺんに目にするとはおもわなかった。100台のフェラーリが一堂に会することじたい一大ページェントだけれど、499台しか存在しない最新のスーパー・フェラーリのうちの5%が集結していた。すぐにお金の話にしてしまうのははしたないが、発売当時およそ100万ユーロだったこのフェラーリ初のハイブリッド・ミドシップ・スポーツには、いまでは300万ドルとも400万ドルともいわれるプレミアム価格がついているから、ここにいるラ・フェラーリだけで、ほとんど4000万ドル(40億円)にもなる、とアメリカから来たジャーナリストがいって微苦笑した。「ここ」とは水の都・ヴェニスの、本島の西隣にある人工島、トロンケットの、いちばん大きな5階建て駐車場ビルの3階である。 トロンケット島は(ふつうは)クルマが入れないヴェニスに滞在する非居住者にとっては、ヴェニスの陸の玄関で、本島とのあいだの唯
若手経営者に向けてもアドバイスを送った。「経営者は満足したらそこでおしまいだ。世界中には自分より良い方法でやっている経営者がたくさんいると思うべき。今は世の中がどんどん変わっており、最大の変革期にある。中でもグローバル化とデジタル化の波が大きい」と指摘した。 そのうえで、「日本人は概して、変えるということに非常に怯えているか、自信がない。一番の長所であり短所であるのが安定、安全、安心だ。だが、それらは経営にはまったく必要ない。この3つが出てくることは経営に満足しているということだ。成功するには時代を追っかけていてはダメ。変化を自分で作って行かなければならない」と訴えた。 目標設定についても、柳井節は止まらない。「経営者はだれよりも高い目標を持たないとダメだ。低い目標だと絶対成功しない。100メートルを9秒9で走ろうと思う人しか、そのように走ることはできない。100メートルを13秒で走ろうと
男たちの欲望を満たすためにカメラ越しに服を脱ぐ女たち。なかでも東欧美女の産地として名高いルーマニアは、カムガールの一大供給地として、今世界中の男たちの熱い視線を浴びている。大金と喝采と罵声を一身に浴びる彼女たちの生きざまをGQが現地からレポートする。 Words: Matteo Fagotto Photos: Matilde Gattoni Translation: Machikane Ottogiro アリアンナが、顧客に対して投げキッスをしている。 カーテンが閉じられたルーマニアの屋敷 美しく青きドナウが黒海に注ぐルーマニアの西部、吸血鬼伝説でも名高いトランシルヴァニア地方。この地方最大の都市ティミショアラは国内第4位の人口を擁し、歴史的にハンガリーやハプスブルク帝国との関わりも深い国際色豊かな街だ。その都市郊外の高級住宅地にたつ3階建ての美邸は、プールや庭園に囲まれて、まわりの景観に
いっぽう、アメリカの年間の新車販売は、2016年に1755万台を超え、2年連続での過去最高売り上げを記録。オールドエコノミーはここにきて本当に回帰しているようにも見える。 そんななか、本来ならばいまのアメリカを代表する“ニューエコノミー”(サービス業、ICT産業など)に属する企業は、反トランプを鮮明にしている。スターバックスは、トランプが受け入れを拒否しようとしている難民の雇用を打ち出しているし、Googleは海外に勤務する移民系社員たちの安全確保を優先する宣言を出した。アメリカの断絶は、保守や右派とリベラルの対立だが、実質的には地方と大都市のライフスタイルの分断である。また、その下部構造としての新旧産業の対立という構図を見出すこともできるのだ。 アメリカでも若者はクルマ離れしている。運転免許取得可能年齢層における免許取得率は低下する一方だという。アメリカは少子化の問題にさらされていないし
人間の購買意欲は、視覚や聴覚などに訴える様々な方法でかきたてることができる。そして近年、新たなマーケティング手法として注目されているのが“ストーリー”の活用だ。商品の情報を数値やデータとして見せるのではなく、ストーリーを与えること──一体“ストーリーを与える”とはどういうことなのだろうか。 では、オートミールで説明しよう。細かく表示された成分表を提示されるより、「甘いブルーベリ—とオートミールが食卓に並ぶと、とても心が温まる」というストーリーを聞くほうが、より興味をひかれるのではないだろうか。人間の脳は、数値よりもストーリーの方が情報として処理しやすいのだ。
油圧サスペンションがもたらす乗り心地は快適そのもので、当時は少数派だった前輪駆動ならではの正確なハンドリングと直進安定性も大いなる長所だった。人気を博したのも当然で、1986年に生産が終了するまでに累計200万台が生産された。 ただし、ハイドロニューマチック・サスペンションはそれ自体が慢性的な病ともいえた。ブレーキも足回りと同じ油圧を使う理想主義的な設計に工作精度が追いついていなかった。オイル漏れは当たり前だった。あまりの信頼性の低さ、メインテナンスの煩雑さにメカニック諸氏が辟易した。鉄板の薄さに「手ぇ切るんだよね」と、その昔、崎山自動車の崎山和雄さんが笑いながら話しておられた。 ここにご紹介するシトロエン C4カクタスは、クロスオーバーという仕立てではあるものの、GS、ZX、クサラ、C4と続く系譜に連なる最新モデルである。ヨーロッパでは2015年、日本では昨16年秋に登場したこのC4カク
そのときの苦労が現在のパワーハンドの基礎になったのは言うまでもない。血の滲むような修業の後に都内の鍼灸院に就職、2012年にここ梅丘で開業した。極意はオリジナルの整体術。修業先で習得した基本的技術のほか、中国由来の推拿や刮を織り交ぜ、全体をほぐしていく。 「よく言われるのが、『ピタリとツボに入っているからか、強く押されてもぜんぜん痛くないし、むしろ心地いい』とか、『あたたかい感じがして、“気”が注入されているようだ』ということです」 心身ともに疲れきっているビジネスマンの顧客も多く、90分間の施術中に“寝落ち”していく人がほとんど。その腕前は口コミで広まっていき、今や予約も困難な状況に。全身整体のほかに、顔や頭部の骨格にアプローチする骨気をベースにした小顔コースも人気だ。
身長:157cm スリーサイズ: B78 W58 H83 薬指のサイズ:4号 靴のサイズ:23cm 住まい:神奈川県足柄下郡湯河原町 趣味:お菓子つくり 特技:裁縫・歌を歌うこと 性格:基本明るくポジティブです!が、以外と神経質かも よく行くお店:RH Cafe よく聴く音楽:工藤静香さん 好きな男性芸能人:反町隆史さん 好きな言葉:「もう二度と戻れない過去より、今ある幸せを見る努力をしなさい」 好きな色:黒と白 好きなビーチやリゾート地:グアムです。日本からも近く、海もきれいで好き 好きなファッションブランド:ADORE 好きなバッグのブランド:FENDIの落ち着いた感じが好きです 普段使っているコスメブランド:CLINIQUEを愛用しています 週末の過ごし方:掃除 時間があれば徹底的に掃除をします お酒はどのくらい飲めますか?:結構飲めます! GQ JAPANの印象:お洒落でカッコいい
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