食とアートを融合させた「エディブルアート」とは、その名の通り、食べられるアートのことだ。その体験会でジャニスウォンは「食べられる絵」という不思議な作品を創っていた。
![舌で味わうアート体験──ジャニスウォンの「エディブルアート」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/29004e7dc6bcfab04231d854fdc614ee2b406457/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fmedia.gqjapan.jp%2Fphotos%2F5d27a25dd1446e0008c1eeb9%2F16%3A9%2Fw_1280%2Cc_limit%2Feye.jpg)
上のタイトルみたく叫びたくなるくらいモードな服は魅力的だ。まるで蝉の成虫みたいに短い命を駆け抜ける……。最高に旬な逸品がここにある。 Words: Kaijiro Masuda Photos: Utsumi (model), Shinsuke Kojima & Daigo Nagao (still life) Hair & Make-up: Ken Yoshimura @ Avgvst Styling: Noriaki Moriguchi @ GQ 長く着られる定番はもちろんいい。けれども、そのシーズンを象徴するような服=モードもやっぱり捨て難い。定番とモードを行き来するのが、21世紀の紳士なのだ。そこで、2017年秋冬の数多のトレンドの芽から、①70’s Mood ②Urban Outdoor ③A Little Orange─の3つを抽出。その3つのトレンドを構成する旬なブランドの旬な
2017年12月15日より日本で公開される映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』。映画という枠を超え、さまざまなカルチャーとクロスオーバーする『スター・ウォーズ』シリーズは、今回、同じアメリカ生まれのファッションブランド、ラグ&ボーンとコラボした。 ジーンズをはじめとするラグ&ボーンの定番アイテムに、『スター・ウォーズ』の要素を融合したカプセルコレクションが発表されたもので、ハイライトは、コントラストの効いたカラーリングとさりげないディテールワーク。フォース(同映画に登場する架空のエネルギー体)のもつ明るさと暗さの二面性、銀河帝国と反乱同盟軍など、『スター・ウォーズ』シリーズのテーマである「善と悪のたたかい」を象徴するデザインに仕上がった。 ラグ&ボーンのデザイナー、マーカス・ウェインライトはこのコレクションにかける思いをこう語る。 「私も昔から『スター・ウォーズ』の大ファンだったので、
「相手が詐欺師かどうかは時計と靴を見ればわかる」と語る時計ジャーナリストの広田雅将。その思いの原点となったのは? By Masayuki Hirota Illustration: Osushi Muroki 昔、知り合いに連絡をもらい、連れ立って人と会いにいった。「いい投資話なんだが、どうもうますぎるし、人も怪しい。ヒロタはそういう人間をたくさん見てきているだろうから、一緒に来てくれ」とのことだった。その知り合いは、ネズミ講まがいのビジネスを考えたり、区議選だか市議選だかに立候補したりと、実に騒がしい男だった。今何をしているのかは知らないが、当時は華やかで、毎日のように怪しい人たちと会っているようだった。 吉祥寺のマクドナルドに出向くと、背の高い紳士が座っていた。シャツの袖も適切な長さで、袖口からはブレスレットまでプラチナ製の時計がのぞいていた。買えば500万円はするだろう。なぜわかったか
店内はグレーを基調にし、トム・ディクソンのテーブルランプがあしらわれたミニマルな空間で、カウンター13席と、6席の半個室、そして4席の個室というコンパクトな構成になっている。料理はフレンチをベースにした創作料理で、コース料理のみ。ランチは7皿、ディナーは11皿で、小さなポーションで次々に供される”多皿スタイル”。生井シェフに意気込みを訊いた。 「25歳で音楽の道から料理の世界に転向してから、ずっとお店を持ちたいと思っていました。出す料理は、フレンチをベースにした、モダンガストロノミーを追求したいと考えていましたね。広尾の物件はたまたま出合いがあり、周囲の環境の良さもあって決めました。自分の料理のテーマは儚さです。ここでしか味わえないものを作りたいですね」 シグネチャーディッシュの「サンマ/ブーダンノワール/牛肉」の場合は、サンマの頭と骨をすり潰し板状に固めた薄いメレンゲがのる。フォークで触
アルバート・ツェ料理長が作る点心は、従来の中華のイメージを覆すものばかり。味はもちろん、絵画のように美しく盛られたプレゼンテーションも見事。「サタデー点心ライブラリー」より。 無精髭をのばし、着慣れたTシャツにスウェットパンツでのんびり——週末くらいそんなふうに過ごしたい気持ちもよくわかる。でもたまには、ちょっとおしゃれをして出かけてみてはどうだろうか。そこにはきっと発見があるはずだ。 コンラッド東京の「チャイナブルー ウィークエンドブランチ」もそんな発見に満ちた週末の過ごし方のひとつ。館内にある「チャイナブルー」は、中華の常識ともいえる赤ではなく、ブルーを基調としていることからもわかるように、従来のチャイニーズのイメージを覆す斬新な料理を提供することで知られている。
40年近くの長きにわたり独裁政権を敷いてきたF1から退いたバーニー・エクレストン。私利私欲を追求してきたフィクサーの退場劇としてリバティ・メディアによる買収を歓迎する向きも多い。が、“バーニー”なくして、サッカー・ワールドカップ、オリンピックに次ぐF1の地位が実現したかは意見の分かれるところだ。 バーニーがF1への直接的な関与を急速に深めていったのは、1970年代初頭。当時は、各チームがレースプロモーターと個別に契約を結んではチームの運転資金を確保する手法が主流だった。当然、スタードライバーを抱えるチームに、より多くの“元手”が入るが、それでも金額は高が知れているという状況だった。そこへ独自の提案を持ち込んだのがバーニーだった。「参戦チームすべてを代表して、一括契約を取りまとめる」。すでに有能なビジネスマンとしての評価を確固たるものにしていたバーニー案に、チーム関係者も諸手を挙げて賛意を表
エイティーズ(1980年代)。この語にはほかの「○○年代」とは違う響きがある。そう呼ぶだけである種の映像や音、デザインあるいは匂いがよみがえってくる。アメリカや日本ではバブルがふくらみ、はじけた時代。ヨーロッパでは長く続いた冷戦がベルリンの壁の崩壊で終わった時代だ。 エイティーズ。それはロック系アルバムのメガヒットを輩出した時代でもある。1982年に発表されたマイケル・ジャクソンの『スリラー』から始まり、ブルース・スプリングスティーンやマドンナ、ホイットニー・ヒューストン、ジョージ・マイケル、U2が続いた。プリンスも『パープル・レイン』(1984)で、栄えあるメガヒット組に加わった。 そしてちょうど30年前の1987年、プリンスは9枚目のアルバム『サイン・オブ・ザ・タイムズ』をリリースした。それはセックスと死、そして信仰告白の渦巻くポストモダンの傑作であり、プリンスが生み出した究極の遺産だ
とうとう、見つけた。ネットサーフィン中に海外のサイトで発見し、即購入したスニーカー専用レインコート、その名も「ドライ ステッパーズ」。これさえあれば、レアなお気に入りスニーカーも雨晴問わずに着用可能。不快な浸水も、汚れも気にせず履きまわせるのだ。 僕のような自転車乗りにとって、雨の日の靴選びほど難儀なものはない。実は頭も上半身も下半身も、動きやすさをそれほど損なわずに雨除けできるアイテムには事欠かないけれど、問題は足元なのだ。雨の日でも安全に、濡れることなく、快適に、そしてカッコよく自転車に乗ることができるシューズはないものか? 常にそんな悩みを抱えていたのである。 そんなときに出会ったのがこの「ドライ ステッパーズ」。そんな自分だけでなく多くのスニーカー愛好家にとって、目からウロコの完璧なソリューションだ。フロントジップ開閉式で、開口部はドローコードで絞ることもできる、完全防水仕様のスニ
ある著名なコレクターに会ったときの話だ。以前は何を集めていたのか、という話題になった。彼曰く「時計の前は茶器でしたね。しかし贋作が多いし、真贋が分かりにくいので時計収集に切り替えた」とのこと。中国の某コレクターも、趣味は複雑時計と現代美術だ。彼はその理由をこう述べた。「複雑時計は偽物を作ることができないし、現代美術も同様だ」。彼は中国の昔の美術品もコレクションするが、「入手するのはヨーロッパか日本からのみですね。中国国内から出てきた物は贋作が多いから、怖くて買えない」と話した。 しかし彼らには申し訳ないが、アンティーク・ウォッチとなると話は変わってくる。実は贋作が少なくないのだ。10年ほど前、1930年代に製造されたIWCオリジナルの「ポルトギーゼ」の新同品が市場に出たことがある。愛好家たちはこれに大騒ぎしたわけだが、仔細に見てみるとどうも作りが良すぎるという話になった。ディテールも含めて
腰深く座って体をあずけてみれば、思わず深いため息が出るだろう。いかに20余年の伸び代があったと頭では理解していても、想像をはるかに上回る驚きに包まれる。旧型のアーロンチェアですら、その座り心地は夢見心地だったのに、新型のアーロンチェア リマスタードがさらにその上を行くとは……。 長時間のデスクワークは、実は腰をかなり痛めやすい。20世紀の人類が直面したこの問題に対するもっとも優秀な回答例がアーロンチェアだったことは周知の事実。ビル・スタンフとドン・チャドウィックという2人のデザイナーが創造したあのコンストラクションは“高機能チェア”という新たなジャンルを確立し、これまでに世界134カ国で延べ700万脚超を販売したのだった。 この画期的と賞賛された高機能チェアを、現代のテクノロジーとマテリアルで、一から作り直したのがアーロンチェア リマスタードである。どのような体勢にあっても背骨の正しい形状
先日行われた2018年春夏コレクションで百花繚乱だったのが実はオレンジ。その来季にかけて流行確実な色をひと足お先に味見しちゃおう。1点取り入れるだけで、暗くなりがちな秋冬の装いが華やかになるのだ。 Words: Kaijiro Masuda Photos: Utsumi (model), Shinsuke Kojima & Daigo Nagao (still life) Hair & Make-up: Ken Yoshimura @ Avgvst Styling: Noriaki Moriguchi @ GQ ステファン・アシュプールパリの歓楽街から飛び出したスター 背中にアートを抱えるコーチジャケット「このジャケットには様々なデザイン要素が含まれているけれど、もっとも際立たせたかったのは独特のオレンジ色。生地は厚手で張りのあるものを選び、フォームを大切に、ストラクチャーのあるスタイルを
ルイ・ヴィトンの贅沢極まるカシミア・コート 上品なキャラメル色にゆったりとしたシルエットで仕上げたベルテッド・コート。カシミア素材をダブルフェイスで贅沢に使用しており、優しく暖かく身を包んでくれる。ベルトを固定するストラップなど、細部にもこだわりが。¥625,000〈LOUIS VUITTON/ルイ・ヴィトン クライアントサービス➿0120-00-1854〉 牧歌的なシンプルさが美しいベルルッティ カーディガンとコートの中間的なアウターは、狙い通り軽やかな着心地を実現。ライニングふくめ、余分なパーツを取り払ったシンプルなデザインは、アースカラーと相まって牧歌的な印象すら漂わせる。¥342,000〈Berluti/ベルルッティ・インフォメーション・デスク ➿0120-203-718〉 ミニマルかつトラッドなデザインが魅力のマルジェラ とてもソフトなウールカシミア生地を使ったチェスターフィール
モンクレール グルノーブルの万能な一着 「モンクレール グルノーブル」は本格ウインタースポーツウェアとしての機能性が高い特別なコレクションである。今シーズンの注目株は、スノースポーツに対応する機能とアフタースキーにも着用できるデザイン性をあわせ持つ「クルム」。街でも着られる洗練されたデザインに、フロントのジップガードや左袖のスキーパスポケットなどスキーに便利なディテールを満載。
サラダと聞くと、女性をターゲットにしているイメージがある。が、ここのサラダには肉がガッツリ入っているメニューもある。それもそのはず。男性オーナーの武文智洋さんは“男も満足できるサラダ”を作りたいという発想から、WithGreenのメニューを考案したのだから。 神楽坂店も当初ほぼ女性客だったが、現在は男性客が全体の3割まで増えてきたという。訪れる人は健康志向の人もいれば、身体を鍛えている男性も多いとのことだ。そう聞いても、多くの男性は半信半疑ではないだろうか。サラダだけで、本当に腹が満たされるのだろうか?と。 今回、8種類の定番オリジナルサラダの中から、特にヘルシーだと言われる「ハーブチキンと彩り野菜のサラダ」を実食してみた。 まず驚くのはそのサイズ。想像よりも、ひと回りは大きいことを約束する。次に味。厳選した野菜だけを使用するというだけあり、口に運べば、生野菜の新鮮さが口の中で広がる。 サ
今年5月、インドネシア・バリ島にオープンしたばかりのカタママは、先鋭的な建築でも話題の最新リゾート。しかし外壁や廊下、室内の素材には、古くからバリの寺院に使われてきた手作りのレンガを使用している。またインディゴ染めの“ユカタ”や、グラス、陶器類もハンドメイドにこだわり、インドネシアやバリ島の手工芸、職人技術のショーケース的存在となっている。 「カタママに、ロビーやレセプションはありません。既存のホテルのような画一的で味気ないサービスではなく、ゲストを友人や家族のようにお迎えするホスピタリティを提供しているんです」 オーナーのロナルド・アキリが語る通り、サービスにおいてもユニークだ。バーテンダーによるルームチェックイン後のウェルカムカクテルづくり、地元のローフードやインドネシア産のスペシャリティコーヒーの提供、そして竹や紙製のストローを使うというようにワン&オンリーのサービスを謳う。見せかけ
恩人のひとりに、Yさんという人がいる。桁外れの富豪で、時計の趣味もよく、人柄は温厚だが、しかし言葉は辛辣と、羨ましいオトナを体現している。筆者はチャーチやイタリア製の靴をいただき、時計も安く譲ってもらった。住み処の斡旋もお願いしたかったが、足を向けて寝られなくなるので、それだけは自粛した。 そういう人であるからして、Yさんが時計屋に行くといろんな人が群がってくる。しかし本人はチヤホヤされるのが嫌なようで、いつも目立たないところでひっそりしている。何度か筆者の講演にも来たが、一番後ろの席で、黙って座っていた。邪魔されないというのが重要らしい。先日友人が会ったそうだが「静かに時計を見ているのに、店員に邪魔される。けしからん」と怒っていたそうだ。触らぬ神にたたりなし。時計の知識で彼に太刀打ちできる店員さんがいるとは思えず、筆者だってかなり怪しい。 Yさんの面白さは、好きな時計に分け隔てがないこと
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