ファーストクラスの未来はどうなるのか? スーパーカーをモチーフとした客室での旅を紹介する。 Words: Conrad Quilty-Harper Translation: POIPOI PAGANI AUTOMOBILI S.P.A.
東京プロポーションラボは予約制のパーソナルトレーニングジム。あらゆる競技で好成績を残してきたトレーナーが、それぞれのコンディションやリクエストに応えたメニューで指導してくれる。 「筋膜リリース」や「筋膜はがし」という言葉を聞いたことがあるだろうか。 中世の拷問や新しいプロレス技の名前ではない。“筋膜”とは筋肉を覆っている膜。運動不足の状態が続くと、この筋膜が癒着をおこし、筋肉の可動域が極端に減ってしまう。こうして体はどんどん動きが悪くなり、結果、さまざまな不調を呼び込んでしまうことになるのだ。 そこで最近注目を集めているコンディショニングメソッドが「筋膜リリース」「筋膜はがし」。もともと医療やリハビリの現場で採用されていた技術が最近マッサージやトレーニングに取り入れられ、効果があると人気を呼んでいるのだ。この筋膜リリースを取り入れたトレーニングジムが代官山にあるということで、早速足を運んで
明日のスターを目指すならハリウッド映画にこだわらずに、スマホサイズのドラマや映画に出演するのが一番の近道だ。大手IT企業が軒並み投資する手のひらサイズの映像コンテンツ会社がいま、若手スターが活躍できるプラットフォームを一挙に作り出しているからだ。そこに目をつけ活躍する未来のスター8人に、米『GQ』特派記者が訊いた。 Words: Zach Baron Translation: Hiroshi Sawada Illustrations: Eddie Guy 1 映画はスマホで観る時代 ─ボー・マーショフの場合 1. Beau Mirchoff ボー・マーショフ GIPHYに載った画像数:917 スターになりたきゃハリウッドへ行け。それが常識。だからカナダ出身の若手俳優、ボー・マーショフも子役時代に稼いだ金を携えてカナダ西海岸のビクトリアから船に乗り、ロサンゼルスまで来て中古車を買った。199
ファッショナブルでセクシーなモデルとして、世界中の男子の熱い視線を集めているベラ・ハディッド。彼女の好みはミュージシャンだ。2016年2月、グラミー賞のレッドカーペットに実力派シンガーのザ・ウィークエンドと一緒に登場しカップル宣言して以来、順調に交際をつづけていた。ふたりして一緒に来日し、原宿や表参道をデートしていたこともある。しかし2016年11月に破局。売れっ子ゆえにお互いのスケジュールが合わなくなり会えなくなったのが原因だと言われていたけど、その後すぐにザ・ウィークエンドはセレーナ・ゴメスと交際スタート! ベラは、自分と別れてすぐに立ち直ったザ・ウィークエンドに激しく傷ついたという噂だ。ちなみにセレーナだって充分忙しいはずなのに、ザ・ウィークエンドは時間をやりくりして交際をつづけている。 そしてついに、ベラにも新たな恋の噂が浮上した。相手はラッパーのドレイクだ。10月はじめに誕生日を
ファッショナブルでセクシーなモデルとして、世界中の男子の熱い視線を集めているベラ・ハディッド。彼女の好みはミュージシャンだ。2016年2月、グラミー賞のレッドカーペットに実力派シンガーのザ・ウィークエンドと一緒に登場しカップル宣言して以来、順調に交際をつづけていた。ふたりして一緒に来日し、原宿や表参道をデートしていたこともある。しかし2016年11月に破局。売れっ子ゆえにお互いのスケジュールが合わなくなり会えなくなったのが原因だと言われていたけど、その後すぐにザ・ウィークエンドはセレーナ・ゴメスと交際スタート! ベラは、自分と別れてすぐに立ち直ったザ・ウィークエンドに激しく傷ついたという噂だ。ちなみにセレーナだって充分忙しいはずなのに、ザ・ウィークエンドは時間をやりくりして交際をつづけている。 そしてついに、ベラにも新たな恋の噂が浮上した。相手はラッパーのドレイクだ。10月はじめに誕生日を
腕時計はいつの時代も実用性を超越したアクセサリーであり、嗜好品である。時を知らせるだけではなく、ストーリーを語る新作腕時計を全8本選んだ。今回はA.ランゲ&ゾーネの「1815 アップ/ダウン」を紹介する。 Photos: Takeshi Hoshi @ estrellas Styling: Eiji Ishikawa @ T.R.S Words: Hiroyuki Suzuki
東京はもちろん、世界のホテル、飲食店を知り尽くしたトランジットジェネラルオフィスの中村貞裕氏がコンラッド東京に宿泊。東京の最新おすすめスポットを紹介しつつ、いまなかなか予約がとれないコンラッド東京の人気の理由に迫った。
2017年9月、スイスで開催されたランボルギーニ社初のコンクール・デレガンスで、日本から持ち込んだミウラが、もっとも名誉ある「ベスト・オブ・ショー」に輝いた。イベントに参加したモータージャーナリストの西川 淳が、その理由を考察する。 文・西川 淳
浅草一のランドマーク「雷門」がビジター向けの”表玄関”ならば、「浅草寺」の向こう側である”観音裏”は、知る人ぞ知るエリア。少々密やかな空気が漂い、だからこそ知りたい、訪れたい。 文・小石原はるか(Petanque、Ludique、焼鳥トリビアン、Gyoza Bar けいすけ)、小泉竜太郎(BRACALI) 写真・鈴木拓也(Petanque、Ludique、焼鳥トリビアン、BRACALI)、岡本寿(Gyoza Bar けいすけ)
とうに世紀をまたいだ20世紀生まれのアイテムはすでに銘品と呼ばれる資格十分だが、そこからさらに絞り込んで選ばれたのがここで紹介する16点である。 Words: Kei Takegawa & Kaijiro Masuda Photos: Shinsuke Kojima & Daigo Nagao Styling: Akito Kitano いうまでもないけれど、時代の荒波に揉まれても海の藻屑とならなかったプロダクトには、それだけの浮力があったということだ。テクノロジーが太刀打ちできないマテリアル、コンストラクション、そして、普遍的なデザイン……。この点で、20世紀からつづくプロダクトはほとんど永遠の航海を保証されているといっても過言ではない。たとえば、いずれ子や孫に譲りたい。そんな思いで手に入れても決して後悔しないアイテムばかりだ。
フォロワー数:209万8,576人 @d_japanese 「ファッションドリーマー」のDさん でぃー_1995年5月11日生まれ。”ファッションドリーマー”として活動。彼が撮るストリートスナップは、国内外のファッショニスタから注目を集めている。フォロワー数は一般日本人男性のランキング1位。 平日の早朝、会社員が通勤しだすころ、原宿の交差点の向こうからブロンドの小柄な青年がトコトコとこちらに歩いてくる。クラブ遊びを終えたばかりのような派手な格好のこのファッショニスタは、レディースだとわかる細身のロングコートをまとい、開口一番「朝食にどうぞ」とサランラップに包まれた手作りのおにぎりを差し出した。切れ長の眼をアイライナーで強調したこのアンドロジナスな男は、200万ごえのフォロワーを誇るインスタグラマー、Dである。 ─ファッションをやるようになったきっかけは? 子供の頃からスポーツに夢中でした。
アリゾナあたりの砂漠の道を、砂塵を蹴立てて黒いシビックが走っていく。やがて「Can you hear me〜」で始まる挿入歌が流れ、最後は「Go, Vantage Point」のロゴで終わる、グルーヴ感に満ちたCM。オフロード走行がウリのクルマでもないのに、埃を被って汚れまくったボディを平気で映し出す自動車CMなんて、カッコよすぎるじゃないか! あのCMから連想したのは、新型シビックが、乗り手を遠くに駆り立ててくれる、そんな乗り味を持ったクルマではないか、というイメージだった。で、つい最近、アリゾナではなく御殿場をベースにした試乗会で、そのシビックを走らせる機会を得た。そうしたらそれは、僕が想像したとおりのクルマだった。 僕が自動車専門誌の編集記者としてモータージャーナリズムの世界に足を踏み入れた翌年の1972年、初代シビックがデビューした。それは当時としては異例に垢抜けたデザインの、ヨー
ティファニーがブランド設立180周年を記念してスクエアウォッチを発売。1920年代の時計が着想源というヴィンテージ・ルックなこのモデルは、70年代ファッションが元気な今の時代の空気感にぴったり。エレガントな限定180本は、即完売必至だ! Photos: Takeshi Hoshi (still life), Shinji Serizawa (model) Styling: Shota Iigaki Words: Hiroyuki Suzuki 設立180周年を迎えたティファニーが送り出した限定モデル「ティファニー スクエア」ウォッチには、時計専門家として久々に心が躍った。ティファニーが1920年代に手掛けていたスクエアウォッチに範を取ったケースは、幅27mmとやや小ぶり。YGケースはベゼルレスで仕立てられ、柔らかな四隅がボクシーな雰囲気をセーブ。スリムさとエレガントさを強調している。サイズ
財布や名刺入れは人の目に触れることも多く、センスを問われるアイテム。かといって、ブランドを主張するようなものも今っぽくない。大人の粋を演出してくれるのは、ロゴに頼らない上質なレザーグッズだ。 ▲なんでもひとつにまとめておきたい人には、ジップアラウンドウォレット(左・¥53,000)、ロングウォレット(右・¥41,000)がおすすめ。ユニセックスなタイプなので女性へのギフトとしても喜ばれること必至。 レザーグッズは、買い替えのタイミングが難しい。そうそう壊れるものではないから、ついつい長く使ってしまい、気がつくとヨレヨレのテカテカになっていたという人も少なくないだろう。財布や名刺入れなどは、毎日使うものだし、人の目に触れることも多い。どんなにファッションに気を配っていても、ヨレヨレの財布では、男の品が下がるというものだ。 しかし実際に新しいレザーグッズを探してみると、なかなかコレといったもの
世界の「GQ MEN OF THE YEAR」2017年の受賞者たち:英国版『GQ』が選出した今年の”顔”は? 2017年、記念すべき20周年を迎えた英版『MEN OF THE YEAR』。授賞式はロンドンの国立近現代美術館、テート・モダンで行われ、850人が集まった。うちセレブの来場者は65組。毎年配られる20種類以上のお土産が入った”Goodie Bag”(小さいおもちゃやお菓子が入った袋)も話題。受賞者の一部を紹介する。 文・GQ JAPAN編集部
ルイ・ヴィトンの贅沢極まるカシミア・コート 上品なキャラメル色にゆったりとしたシルエットで仕上げたベルテッド・コート。カシミア素材をダブルフェイスで贅沢に使用しており、優しく暖かく身を包んでくれる。ベルトを固定するストラップなど、細部にもこだわりが。¥625,000〈LOUIS VUITTON/ルイ・ヴィトン クライアントサービス➿0120-00-1854〉 牧歌的なシンプルさが美しいベルルッティ カーディガンとコートの中間的なアウターは、狙い通り軽やかな着心地を実現。ライニングふくめ、余分なパーツを取り払ったシンプルなデザインは、アースカラーと相まって牧歌的な印象すら漂わせる。¥342,000〈Berluti/ベルルッティ・インフォメーション・デスク ➿0120-203-718〉 ミニマルかつトラッドなデザインが魅力のマルジェラ とてもソフトなウールカシミア生地を使ったチェスターフィール
ソーシャルメディアでブルーになったりプライド丸つぶれになったり、なんてことになるのは避けたい。このデジタル時代に健康にいられ、自分に“いいね!”ができるためのアドバイスをロンドン在住の総合診療医、ドクター・ニック・ナイトが教えてくれる。 Words by Dr. Nick Knight Translation by Ottogiro Machikane
今季のトレンドである“英国調”の足元をかざるなら、ぶ厚いソールでカルチャーを感じるクリーパーで決まり! シックになる秋冬ファッションのアクセントにとりいれたい。 Photo: Shinsuke Kojima @ cozy Styling: Shota Iigaki SUVSOLE〈オージー TEL03-6659-6962〉 Dr.Martens〈ドクターマーチン・エアウエア ジャパン TEL03-5428-4981〉 KIDS LOVE GAITE〈スタイル TEL03-6416-9061〉 Classicsnew The DUFFER of St.GEORGE × KIDS LOVE GAITE〈ジョイックスコーポレーション TEL03-3486-1573〉 ADIEU〈エドストローム オフィス TEL03-6427-5901〉 スニーカーブームの反動か、今季は武骨なブーツやクラシックな
1年ほど前から、グッチのラッパパンツを頻繁にはいている。セブンティーズの代表的スタイルだが、懐かしさからはいているわけではない。今また旬なのだ。新鮮な気分でラッパマンになれる幸せを感じる。 Words & Styling: Tomoki Sukezane Photos: Junji Hata @ Cyaan Illustration: Stéphane Manel Hair: hiro TSUKUI Make-up: Yosuke Nakajima (ともにPerle Management) Thanks to Tokyo Kotsu Kaikan スカートでもはいている気分で、裾をなびかせて颯爽と歩く 僕が幼稚園に通っていた1970〜71年頃、僕にはロックなのかフォークなのか区別がつかなかったけれど、とにかくミュージシャンたちのラッパジーンズ姿をよく見かけた。気がつくと、僕も母親が買って
明日のスターを目指すならハリウッド映画にこだわらずに、スマホサイズのドラマや映画に出演するのが一番の近道だ。大手IT企業が軒並み投資する手のひらサイズの映像コンテンツ会社がいま、若手スターが活躍できるプラットフォームを一挙に作り出しているからだ。そこに目をつけ活躍する未来のスター8人に、米『GQ』特派記者が訊いた。 Words: Zach Baron Translation: Hiroshi Sawada Illustrations: Eddie Guy 1 映画はスマホで観る時代 ─ボー・マーショフの場合 1. Beau Mirchoff ボー・マーショフ GIPHYに載った画像数:917 スターになりたきゃハリウッドへ行け。それが常識。だからカナダ出身の若手俳優、ボー・マーショフも子役時代に稼いだ金を携えてカナダ西海岸のビクトリアから船に乗り、ロサンゼルスまで来て中古車を買った。199
流行りの英国調スーツを着こなすには、今季の色と素材を選ばなければならない。「カーキ」と「コーデュロイ」がキーワードだ。 KHAKI 寛ぎつつも新鮮な印象のカーキスーツブラウンに似た寛ぎの雰囲気を持ちながら、どこか若々しい印象のカーキカラー。無地のスーツでも意外なほどフレッシュな洒落感を放つのがポイントだ。スーツ ¥95,000、シャツ ¥19,000、タイ ¥21,000、バッグ ¥69,000、靴 ¥44,000、ポケットチーフ 参考商品〈すべてBOSS/ヒューゴ ボス ジャパン〉 タイバー ¥9,000〈FAIRFAX/フェアファクスコレクティブ〉 CORDUROY 柔和な温かみこそコーデュロイの本領畝織りの起毛生地であるコーデュロイも今シーズン特有の素材。太編みのセーターなどと合わせて、温かみ溢れる装いを楽しみたい。スーツ ¥520,000、ニット ¥198,000、シャツ ¥49,
「YEEZY BOOST 350 V2」シリーズから新色のセミフローズン・イエローが11月18日に発売される。アメリカの販売価格は220ドル(約2万5000円。注※1) 。この一足は、早くも“転売ヤー”たちの目を釘付けにした。 未発売のYEEZY セミフローズン・イエローを独自のルートで入手した転売ヤーが転売専用のデジタル・マーケットプレイス「StockX」でシューズを出品している。StockXの転売実績のデータによると、10月26日から11月16日の間に合計83足のYEEZY セミフローズン・イエローが取引され、その平均落札価格は1372ドル(約15万5000円)! 最高落札価格の一足(サイズは28.5センチ)はなんと、販売価格の9倍以上の2111ドル(約23万9000円)だったという。 アディダスがカニエ・ウェストとパートナーシップを結んでコラボのシューズライン「adidas YEEZ
東京プロポーションラボは予約制のパーソナルトレーニングジム。あらゆる競技で好成績を残してきたトレーナーが、それぞれのコンディションやリクエストに応えたメニューで指導してくれる。 「筋膜リリース」や「筋膜はがし」という言葉を聞いたことがあるだろうか。 中世の拷問や新しいプロレス技の名前ではない。“筋膜”とは筋肉を覆っている膜。運動不足の状態が続くと、この筋膜が癒着をおこし、筋肉の可動域が極端に減ってしまう。こうして体はどんどん動きが悪くなり、結果、さまざまな不調を呼び込んでしまうことになるのだ。 そこで最近注目を集めているコンディショニングメソッドが「筋膜リリース」「筋膜はがし」。もともと医療やリハビリの現場で採用されていた技術が最近マッサージやトレーニングに取り入れられ、効果があると人気を呼んでいるのだ。この筋膜リリースを取り入れたトレーニングジムが代官山にあるということで、早速足を運んで
『NAVI』の主筆(的存在)は、徳大寺有恒さんだった。私にとって徳大寺さんは、”文化の入り口”であり”学外の先生”。ヌーヴェルヴァーグの映画にしても、日本の黎明期のレース・シーンについても、イタリアにアマルフィというリゾート地があることも、みんな徳大寺さんの文章から教わった。 そんな徳大寺さんが残した名著のひとつに『ああ、人生 グランド・ツーリング』がある。『間違いだらけのクルマ選び』がハード寄りにクルマを評論したものなら、この本はもう少し文化寄りで、『NAVI』で発表してきた文章を集めた”名文集”だった。ボルボV90の試乗会で北海道に行くことになったとき、久しぶりにこの本のことを思い出した。なぜなら、その試乗会が東京から”自走”するという滅多にないハードな内容で、これは徳大寺さんの言うグランド・ツーリングにほかならない、と思ったからだ。 初対面のV90は、想像していたより押し出しが強いク
11月4日から全国公開されている坂本龍一さんの音楽創造のプロセスを追いかけるドキュメンタリー映画、『Ryuichi Sakamoto: CODA』(スティーブン・ノムラ・シブル監督)を観た。この号の別の箇所でも紹介している(54-55ページ)映画なので、重複することはなるべく避けるけれど、とくに印象に残ったのが冒頭のシーンだった。 津波の「洗礼」を受けたために、人間の観念がつくった音階秩序に整序された調律音を失ったピアノは、「自然の調律」を受けていたのだ、とそのときの演奏経験を振り返って坂本さんは映画のなかで語る。演奏しているときは、「ピアノの死体」を弾いているように感じていたけれど、後になって、それはちがうとおもうにいたったという。あのときの「調律の狂った音」は、人間的な「調律」のもとで人間の耳に飼いならされた音しか出せなかったピアノが、人間の支配と管理から自由になって発した自分の本当の
「相手が詐欺師かどうかは時計と靴を見ればわかる」と語る時計ジャーナリストの広田雅将。その思いの原点となったのは? By Masayuki Hirota Illustration: Osushi Muroki 昔、知り合いに連絡をもらい、連れ立って人と会いにいった。「いい投資話なんだが、どうもうますぎるし、人も怪しい。ヒロタはそういう人間をたくさん見てきているだろうから、一緒に来てくれ」とのことだった。その知り合いは、ネズミ講まがいのビジネスを考えたり、区議選だか市議選だかに立候補したりと、実に騒がしい男だった。今何をしているのかは知らないが、当時は華やかで、毎日のように怪しい人たちと会っているようだった。 吉祥寺のマクドナルドに出向くと、背の高い紳士が座っていた。シャツの袖も適切な長さで、袖口からはブレスレットまでプラチナ製の時計がのぞいていた。買えば500万円はするだろう。なぜわかったか
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