パーソナルロボットの展示会「ROBODEX2003」に行って来た。エンターテインメント系、警備用ロボット、家庭用ロボット、介護用ロボット……。様々なロボットがある中、これは惹かれた!というロボットを紹介します。 (text by 住正徳) 脚光を浴びるアシモ兄さん 映画や小説に出て来るロボットはいつもどこか物悲しい。ブレードランナー、ロボコップ、ターミネーター……どのロボットも主に悩んでいる。 去る4月7日に誕生日をむかえたアトムにしても、天馬博士に捨てられてサーカスにいる所をお茶の水博士に拾われる、という設定だ。 そんな悲哀に満ちたバックボーンのあるロボットに僕は惹かれる。 そういうロボットたちに会いたい。 そんな思いを胸に、「ROBODEX2003」の会場に足を踏み入れた。 会場内のメインステージには人だかりが出来ていて、その中心にいるのは世界最高峰のヒューマノイドロボット・アシモ兄さ