“1人の医師が複数の医療事故を繰り返す”ー「リピーター医師」の問題が去年から今年にかけて、各地で相次いで発覚しています。ある病院では1人の脳神経外科医が関わった手術で8か月間に8件の医療事故が起きていましたが、その事実は公にされないまま医師は別の病院に移っていました。今の制度のままでは、患者は「リピーター医師」を避けることも、医療事故を防ぐこともできないのではないか。父親を失った遺族の声に押され、実態を取材しました。 (プロジェクトセンター ディレクター 高橋裕太)
“1人の医師が複数の医療事故を繰り返す”ー「リピーター医師」の問題が去年から今年にかけて、各地で相次いで発覚しています。ある病院では1人の脳神経外科医が関わった手術で8か月間に8件の医療事故が起きていましたが、その事実は公にされないまま医師は別の病院に移っていました。今の制度のままでは、患者は「リピーター医師」を避けることも、医療事故を防ぐこともできないのではないか。父親を失った遺族の声に押され、実態を取材しました。 (プロジェクトセンター ディレクター 高橋裕太)
長野県大町市に住む折り紙作家 布施知子さん。 これまでに制作した作品は国内だけでなく、世界中から評価され注目を集めています。 今、制作した折り紙の技術が教育や産業などさまざまな分野の可能性を広げています。 彼女の折り紙の世界を取材しました。 「無限折り」「螺旋」「コイル折り」 世界的に評価を受ける作品たち 流れゆく川を表現した、この作品。 実はこれ、20メートルの1枚の紙から出来ています。 無数の折り目を、複雑に重ねる「無限折り」という技法で作られました。 制作したのは大町市に住む折り紙作家の布施知子さん。 37年前に、自然に囲まれた山あいの古民家に移住し、個性あふれる作品を世に送り出してきました。 何重にも細かく規則的に折り続けることで生み出す「螺旋」。 筒状にした紙を、つぶしながら折り込んだ「コイル折り」 その作品はヨーロッパ各地で個展が開かれるなど、海外からも高い評価を受けています。
起業で「社会課題の解決」をしたかったのに・・・ セクハラ被害を受けたという女性が「業界の現状が変わってほしい」と実名で取材に応じました。 カウンセリングなどの事業でスタートアップを目指していた松阪美穂さんです。 夫婦間の関係悪化が仕事のパフォーマンスにも影響を与えている実態を知り、課題解決につなげたいと考えていました。 「アメリカでは夫婦で悩みがあるとカップルカウンセリングに行くというのが主流ですが、日本では軽視されていて、どんどん離婚率が増えています。日本で普及させたいという思いで事業展開を目指していました」 革新的なビジネスを生み出そうとする「スタートアップ」は、リスクを取って短期間での成長を目指すため、金融機関よりも個人投資家やベンチャーキャピタルなどから資金を調達するのが一般的です。 しかし、松阪さんが事業計画について投資家に説明する中で、耳を疑うような言葉を投げかけられたと言いま
阪神間のとある住宅街に建つ小さなマンション。ここで、高齢の女性たちによる、自分たち、そしてひいては後に続くかもしれない、すべての女性たちのための“実験”が始まっている。“おひとりさま”である7人の女性たちがマンションの部屋を別個に購入。それぞれの部屋を行き来し見守りあう“ともだち近居”という住まい方を選んだのだ。7人は、71歳から83歳まで、コピーライターやカウンセラー、民間企業の広報室長など“働く女性”として人生を歩み、“老い”や“ひとり”への不安や寂寥感を抱きながら、「でも、へこたれないわ」と背筋を伸ばしながら、人生を生きてきた。 いま、7人は様々な課題に直面している。病気で入院したり、認知症になったらどうするか?介護や延命治療は?お墓はどうするか?・・・誰もが“老いて生きる”上で避けて通れない試練の数々を7人はどう悩み、どう乗り越えようとするのか?励まし合い、叱り合い、笑い合い、涙し
人口約6000の町に、年80万人近くの観光客が押し寄せています。 町に人を呼び込んでいるのが、「ガストロノミーツーリズム」という新たな観光の形です。「料理を味わう」だけでなく「食文化を学ぶ」「みずから作る」などの食体験をするために、その土地に赴くことを指しますが、なぜ人々をひきつけているのでしょうか。 イセエビやサザエ、日本酒…。首都圏近郊で注目の“美食の町”を取材しました。(首都圏局/ディレクター 韮澤英嗣) 食が地域の宝に! ガストロノミー先進地 千葉県いすみ市 千葉県の外房に位置する、人口3万5千のいすみ市。いま、この町の食を目当てに、年間45万人以上が訪れます。 豊かな海と里山に恵まれたいすみ市は、農業や漁業などの一次産業が盛んです。 しかし、担い手の高齢化が進み、自治体は強い危機感を抱いていました。 食に注目するきっかけとなったのは、10年ほど前、町を訪れた人がつぶやいた一言でし
女性が子を産み、母になる。その時、母親たちの脳や体に、驚くような変化が次々と 起こることが、最新科学から明らかになってきました。人類進化の過程で、育児を成 し遂げるための特別な能力が、お母さんたちに備わってきたのです。ところが、ニッ ポンのお母さんたちは今、子育てに深刻な悩みや不安を抱え、悲痛な叫び声をあげて います。助け合いたい夫に対しても、出産後はなぜかイライラが止まらず、離婚の危 機も。母親たちが結びつきを求める「ママ友」は、日本特有の社会現象として世界か らも注目されています。なぜ母親たちは、これほど育児に苦しめられているのでしょ うか?原因を最新科学で探ると、意外にも、人類700万年の進化にまでさかのぼ る、子育ての知られざる真実が見えてきました。これは、育児世代だけでなく、母親 から生まれ育てられた全ての人たちの知的好奇心を揺さぶる、科学エンターテイメン トです。 【関連放送】
“望まない妊娠のすべての原因が男性にある” こんな言葉から始まる書籍「射精責任」が7月に販売され、大きな反響を呼んでいます。 刺激的なタイトルや内容に賛否が集まるなか、性犯罪加害者を対象とした性教育プログラムにこの書籍を利用しているという専門家がいます。 活用しはじめた理由や、本から読み解いたことについて聞きました。(全2回の後編/前編はこちら) (首都圏局/ディレクター 田中かな) 「射精責任」で性的同意を学び 対話のきっかけに 「射精責任」はアメリカの人気ブロガー、ガブリエル・ブレアさんが執筆し、アメリカでベストセラーに。7月に日本でも翻訳本が発売されました。 望まない妊娠の原因は男性にあること、また男性にとって望まない妊娠を避けるのは難しくないことを主張し、その理由についてさまざまなデータを用いて語っています。 書籍の内容や、書籍を使った大学での授業を取材した記事はこちら。 前編記事
高齢者の “性” をテーマにした1本の映画が、全国79の映画館で上映されるまでに広がり静かな話題を呼んでいます。「年がいもなく」とタブー視され、超高齢化社会にも関わらずこれまでほとんど語られることのなかった高齢者の性。 「70代以上の男性の約8割はまだ性欲があって、異性とのスキンシップを求めているんですよ」(映画中の言葉) 取材を進めると、そこには性の問題にとどまらない、誰しもが抱える現代社会の病理がありました。 (「ニュースLIVE!ゆう5時」ディレクター 佐伯 桃子) コロナ禍に関わらず満席 映画『茶飲友達』 今年2月、渋谷のミニシアターである映画が公開されました。映画『茶飲友達』。舞台は、高齢者専門の売春クラブです。「茶飲友達、募集」という新聞の三行広告をみて連絡をしてきた高齢男性に、同世代の女性を派遣するビジネスを20代の若者がスタートしたことから、物語がはじまります。 「お客様に
前職で培ったスキルが異業種で花開き、年収がアップした女性(55)。 ものづくりに関わり続けたいと、大企業から中小企業に転職し、やりがいを感じて働く男性(59)。 転職する中高年の人たちは、45歳以上で10年前のおよそ1.3倍、65歳以上でおよそ2倍に増えました。中高年が転職を成功させる秘けつとは?一方で、注意点も。転職した人たちの事例から、「人生100年時代」を豊かに生きるためのヒントを探ります。 (首都圏局/ディレクター 山根拓樹、竹前麻里子) 大手から中小へ…転職で再びやりがいを 伊藤稔さん(59)は2年前、大手建材メーカーから社員およそ300人の住宅会社に転職しました。新たな商品を開発する部署で部長を務めています。
適度な量であれば体に良いとも言われてきた「酒」。ところが最近、「酒に“適量”はなく、飲む量が増えるにつれて病気のリスクも上がる」というショッキングな最新データも発表された。酒は付き合い方によって、まさに天国と地獄!?それを知りながら、なぜ人類はこれほど酒を好む生き物になったのか? その理由を壮大な「人類の進化」の歴史に探ると、なんと私たちの祖先には「酒を“栄養食”として命をつないだ時代」もあった可能性が明らかに。それがなぜ「酔うための酒」へと変わったのか。酒が人類にもたらした「3つの大事件」を解き明かし、「酒の知られざる真実」に迫る。 お酒を「主食」にする人たちがいる! アフリカ・エチオピア南部、標高約2000メートルの山岳地帯。ここに、人類と酒の「究極の起源」を物語る人たちがいる。この地域に住む民族「デラシャ」だ。 彼らが飲んでいるのは「パルショータ」というドロドロの液体。デラシャ伝統の
秘密録音をしたことで自分の身を守ったという男性です。 男性は勤めていた企業の幹部から執ように退職を迫られ、秘密録音に踏み切りました。 秘密録音した男性 「せっぱ詰まっていた。 自分の生活、これからの人生もかかっていたので。」 男性は2年前、営業職としてあるメーカーに転職。 入社後、研修もなく、すぐに現場に出され高いノルマを課されます。 成果を出せない中、毎週のように、幹部に退職を迫られるようになりました。 半年以上続いた退職の強要。 ストレスから精神的なバランスを崩し適応障害と診断されました。 妻と子どもを養っている男性。 会社が一方的に、解雇を迫っていることを証明したいと1か月にわたって、秘密録音をしたのです。 会社 「もういいよ来なくて、君は。 来なくていいですよ。 こっちがいらないっていうのにさ、自分だけが働こうと言っても誰も受け入れないでしょ。」 男性 「いや、それは会社の都合でし
羽田空港で旅客機と海上保安庁の航空機が衝突・炎上した事故から半年。国土交通省はソフト・ハード両面の対策を打ち出しましたが、再発防止に何が求められるのか考えます。
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