米メディアによると、トランプ前大統領暗殺未遂事件のトーマス・クルックス容疑者(20)は介護施設で働き、高校時代は理数系科目の成績優秀者として表彰される一方、友人は少なく、いじめられていたとの証言もある。射撃部に入ろうとしたこともあったという。 ペンシルベニア州ピッツバーグに近いベセルパークで育った。事件現場の同州バトラーからは車で約1時間。中流階級の家庭が多い地域だ。 「昼食時は1人で座り、服装をばかにされていた」。高校の同級生は米メディアに、容疑者が毎日のようにいじめられていたと振り返った。別の同級生は「人の悪口を言わない良い子で、こんな事件を起こすとは思えなかった」と話した。 犯罪歴は確認されておらず、介護施設の幹部も声明で、採用時の身元調査で問題はなかったと語った。 父親は政府の不介入を重視する小政党リバタリアン党支持者で、母親は民主党を支持。容疑者本人は18歳で共和党員として有権者