ニュージーランドでは、南アフリカ原産のカマキリのメスが、在来種のオスをおびき寄せて食べている可能性がある。(CAVAN IMAGES, ALAMY) 在来種にさまざまな害をなす侵略的外来種だが、求愛の鳴き声をかき消したり、ときには交尾の相手を食べたりして、在来種の繁殖を妨げることがある。「外来種がそこにいるだけで、在来種の繁殖が妨げられることもあります」と話すのは、その隠れた脅威について調べたレビュー論文を、2025年9月に学術誌「Trends in Ecology & Evolution」に発表した筆頭著者のモレリア・カマチョ・セルバンテス氏だ。 この現象は「繁殖干渉」と呼ばれている。研究チームは、論文のなかで6つの生物グループのなかから11の独立した繁殖干渉の例を特定した。これらは実験的または観測的に実証されたわずかな例にすぎず、実際に野生ではもっと多くの外来種による繁殖干渉が起こって

