タグ

ブックマーク / macgyer.hatenablog.com (8)

  • 最近のお薦め漫画 - 冒険野郎マクガイヤー

    何故だか理由は分からないのだが、ここ最近、90年代に活躍していた(あるいは有名になった)漫画家の力作が相次いで発売された。 桜玉吉の数年ぶりの単行については前エントリで紹介したが、他も面白かったのでご紹介したい。 おばけアパート・前編 (TH COMIC Series) ねこぢるy ねこぢるyこと山野一11年ぶりの単行。 自分はねこぢる作品が好きで好きで堪らず、『ぢるぢる旅行記』に憧れて思わずインド旅行に行ってしまうくらい好きだった。誰でも若い頃は社会で当たり前のものとされている常識や規範に反発するものだが、そういったものに反発するのではなく最初から囚われていないかのような内容に度肝を抜かれたのだ。まるで幼児のように悪意なく虫を殺すかのように、予定調和を裏切って残酷なシーンやキャラクターの死が描かれるのも驚きだった。交通事故で死んだ女性の眼を覗きこんで何かが分かったような気分になったり

    最近のお薦め漫画 - 冒険野郎マクガイヤー
  • レゴ・ミニフィグ・チョコとハン・ソロ・カーボナイト・チョコ - 冒険野郎マクガイヤー

    また間が空いてしまったが、ゆるいネタで更新して誤魔化そうかと思う。 自分はレゴが大好きだ。どれくらい大好きかというと、迂闊にオリジナルモデルを作ろうとすると徹夜になって会社に遅刻しそうになり、「体調不良のため有休にして下さい」と職場に電話してしまうくらい大好きだ。 だから、最近は説明書どおりに組み上げて棚の上に飾っておくか、よほど時間に余裕がある時しかオリジナルモデルに手を出さないか、弄っても比較的短時間で社会復帰できるミニフィグで我慢するようにしている。 特に最近のレゴミニフィグは素晴らしくて、シリーズ9はとうとう箱買いしてしまった。 レゴ ミニフィギュア シリーズ9 71000 で、そんな自分は、先日クリックブリックというレゴ専門店に立ち寄った際、素晴らしいものをみつけてしまった。 ミニフィグ型の氷を作れるアイストレイだ。 つまり、これを使えばミニフィグ型チョコを大量生産できるってわけ

    レゴ・ミニフィグ・チョコとハン・ソロ・カーボナイト・チョコ - 冒険野郎マクガイヤー
    grindrocker
    grindrocker 2013/04/05
    []
  • スタジオカラーVSガイナックス:『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』 - 冒険野郎マクガイヤー

    もはやコミケにも行かないし深夜アニメもチェックしないヌルオタな自分だが、こればかりは見逃せないと初日に観てきましたよ。なにがって、勿論『ヱヴァQ』ですよ。 いやはや、映画館の席は右から左までビッチリで、あんなにも映画館が満席だったのは数ヶ月前に『先生を流産させる会』を観たとき以来だったよ。テレ東でTVシリーズやっていた時は、オタク以外見向きもしないカルトアニメだった『エヴァ』も、もはや立派なイベントムービー。若いカップル率の高さに、流れ去ってしまった時間の膨大さを感じたりもしてしまった。 ところが、今回の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』は、まごうことなきカルトムービーだったよ!前作『破』は、なんだか昔好きだった女の子がスゲーいい女、それも完全なるオトナの女になって帰ってきたようだったのだが、三年経ったら一転、外見はオトナだけど中身はそのままなことが判明した――みたいな感じだった。 もうさ、ゆる

    スタジオカラーVSガイナックス:『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』 - 冒険野郎マクガイヤー
  • 『特撮仕事人 特撮監督 佛田洋の世界』 - 冒険野郎マクガイヤー

    「特撮博物館」の会期中に紹介しようと思っていたがあるのだが、ちょっと野暮用をこなしている間に終ってしまった。 それでも、全国巡業の検討もしているそうだし折角なので紹介しようかと思う。 「特撮博物館」で自分が一番不満だったのは、東宝に円谷にピープロまで紹介されているのに、東映特撮が全く紹介されていなかったことだ。 いや、理由はわかるんだよ。ゴジラやウルトラマンに比べて、ライダーや戦隊は順調だ。わざわざ負け組みと寄り集まってジブリ博物館の真似事なんてする必要ない。きっと、東映首脳部はそういった観点から参加依頼をやんわり断ったんだと思う*1。 でも、日特撮史を俯瞰してみた場合、昭和ライダーの怪人造形やスーパー戦隊の着ぐるみロボは絶対に外せないものだと思うんだよね。 なによりも『巨神兵 東京に現る』をジブリやスタジオカラーと共に製作した特撮研究所は1965年の創設以来、東映作品を手掛けまくりじ

    『特撮仕事人 特撮監督 佛田洋の世界』 - 冒険野郎マクガイヤー
  • おれの田舎はDASH村 - 冒険野郎マクガイヤー

    もう放送から一週間近く経ってしまったが、やはり書いておこう。夕飯いながら『鉄腕DASH』を観てたら、山口達也が放射性物質防護服を着こんで汚染されたDASH村に赴き、せっせとひまわりの種を植えていて驚いた。全部無かったことにするのも可能だったのに、TOKIOも『鉄腕DASH』スタッフも、気でDASH村をやっていたんだなぁと感じ入ったよ。 参考リンク:『DASH村』 参考リンク:http://now2chblog.blog55.fc2.com/blog-entry-956.html まず驚くのは完全防備の放射性物質防護服で日の田園風景をうろつく、その絵ヅラだ。 DASH村は福島第一原発の北西25kmに位置している。3/14日に三号機が水蒸気爆発を起こしてから数日間、現地は北西の風が吹いていた。そして雨。里山に囲まれたDASH村には風にのった放射性物質が降り積もると共に、雨水に溶けたそれら

    おれの田舎はDASH村 - 冒険野郎マクガイヤー
  • 映画監督押井守にとっての勝利と敗北──もしくはキャメロンに「負けた」理由 - 冒険野郎マクガイヤー

    勝つために戦え!〈監督篇〉 ライムスター宇多丸が先週タマフルでお薦めしていた押井守の新刊「勝つために戦え! 監督編」を読んだのだが、面白かった。 TBS RADIO ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル 前作にあたる「勝つために戦え!」は何年も前に読了済みなのだが、自分はあんまりサッカーに興味が無いので、押井守の言いたいことも分かるのだが正直あんまり楽しめなかった。 だが、今回は「映画監督にとっての勝ち負けとは?」に特化した内容で、その視点でゴダールやヒッチコックや深作欣二から、キャメロンや北野武や三池崇史までを俎上に乗せ、聞き役の野田真外相手に語りまくるという、映画監督押井守が大好きな自分にとってはかなり満足な内容のであった。 押井守の考える、映画監督にとっての勝利とは、次の二点だ。 常に映画を作り続けることができる(理想は死ぬまで) 「自分の」映画を作れる だから、常にヒッ

    映画監督押井守にとっての勝利と敗北──もしくはキャメロンに「負けた」理由 - 冒険野郎マクガイヤー
  • 『踊る』=平成ライダー説: 『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』 - 冒険野郎マクガイヤー

    自分はだいたい映画を週に一のペースで観ているわけですよ。一年に換算するとだいたい50くらい。一説によるとシネフィルと呼ばれる、或いは自称する為の最低ラインは年間100らしいので、中途半端な映画オタと考えてくれて間違いない。 そんな映画半可通が今まさにネタとして語りまくり、こき下ろし、ディスりまくる映画といえば『踊る大捜査線 THE MOVIE3』だ。 だが、自分はこの映画、というかこのシリーズ、結構好きなんだよね。 カネよりも時間が惜しいので、基的にどう考えてもつまらなさそうな映画は観ないと決めている。だから『アマルフィ』も『ALWAYS』も未だに観てないし、将来観る気も無いし、『DRAGONBALL:EVOLUTION』を観るくらいならば、アニメの方の映画版*1を観た方が良い、というスタンスだ。そんな自分が何故『踊る大捜査線 THE MOVIE』を観るのかというと、やっぱり、面白

    『踊る』=平成ライダー説: 『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』 - 冒険野郎マクガイヤー
  • 私がProjectitohを尊敬する理由 - 冒険野郎マクガイヤー

    前回の日記で済ませようと思っていたのだが、はてなキーワードで辿ってみると多くの人が伊藤計劃の日記や著書に対する個人的な思いを長文で書いていて、そのネットにおける葬式みたいなさまがいかにも伊藤計劃を弔うのにふさわしく思えて、なんだか感じ入ってしまった。私も自分の思いを書いてみたい。 私が伊藤計劃のことを初めて知ったのは、はてなダイアリーのProjectitohとしてだった。面白い日記だなぁと思いつつ、巡回先の一つとして覗いていたのだが、次第に引き込まれていった。この人、えらい文章書くなぁ、と。 折に触れて何度も読み直す、印象的な文章がある。 スーザン・ソンタグは「隠喩としての病」で、かつて「結核」がそうであったような、「病」につきまとう神話性・文学性を解体して、「ただの病気」として病に付き合うことを探ったけれど、これは彼女自身が乳癌を患い、その戦いの過程から生まれてきたものであって(病と「戦

    私がProjectitohを尊敬する理由 - 冒険野郎マクガイヤー
  • 1