JAL特設サイト)。ANAは、羽田・ハノイ/ジャカルタ/マニラ線を開設、シンガポール/バンコク線の増便、ロンドン/フランクフルト/ミュンヘン/バンクーバー線の増便等を行った(ANA特設サイト)。 JAL・ANAとも欧州・アジア各都市のビジネス利用者向けの路線を羽田に集約し、米国各都市とアジア各都市からの乗り継ぎ客向けの路線を成田に集約しつつあるようだ。 しかし、ある国への羽田空港の国際線を開設しても、成田空港から同国への路線は維持しなければならない「成田縛り」というルールがある。JAL・ANAともコードシェア便等を活用したり、出発時間を分散したりしながら成田空港からの路線を維持している状態だ。 したがって、成田と欧州・アジア路線の搭乗率をどのように維持するかが課題になる。成田・アジア路線は北米との乗り継ぎ客対応や機材の小型化で対応することが概ね可能だろうが、成田・欧州路線は苦しくなるだろう