国内航空3位のスカイマークは6日、成田空港を発着する路線からの撤退を検討していることを明らかにした。成田と札幌、米子(鳥取県)、那覇を結ぶ3路線があり、10月末のダイヤ改定に合わせて廃止する方向だ。1日に計36往復分の枠を持っている羽田空港に路線を集中させ、経営の立て直しを目指す。 3路線はそれぞれ1日に2往復を就航しているが、成田を拠点とする格安航空会社(LCC)との競争などで搭乗率が伸び悩んでいる。今月下旬にも国土交通省に廃止を届け出るとみられる。 スカイマークは2014年3月期決算と14年4~6月期決算の営業損益が赤字になった。7月31日には、経営が継続できるか疑義があるとして不採算路線の廃止を表明していた。 スカイマークは世界最大の旅客機「A380」6機を購入する計画だったが、製造元のエアバスから解約の通知を受け、700億円規模の違約金を請求される可能性も出ている。(土居新平)
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