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きのうの話はかなり込み入っているので、少し問題を整理して補足しておく。今回の判決は、日本の判例の流れの中では、それほど異例ではない。しかし問題は、法律を普通に(判例に沿って)解釈すると、こういう常識はずれの結論が出るということだ。こういうときは法律論ではなく、政策目標に立ち返って考える必要がある。 著作権を与える理由は、松本零士氏や三田誠広氏が錯覚しているように、芸術家に特権を与えるためではない。工芸品や宝石などにも「名匠」とよばれる人がいるが、彼らの芸術的価値は著作権で守られない。その価値は、作品を売ることで回収できるからだ。著作物についてだけ、買った後も複製を禁止する排他的ライセンス権を与えるのは、買い手が情報を自由に複製すると、競争的な価格が複製の限界費用(≒0)に均等化し、著作者が情報生産に投資するインセンティブがなくなるからだ。 他方、対価を払って買った商品(私有財産)を複製
駒沢公園行政書士事務所日記 美術・音楽・写真・デザイン・IT系の利用規約・著作権契約書作成、ライセンス監査業務を行う行政書士大塚大のブログ。 2004年開始。このブログでは主に著作権法・不正競争防止法、営業秘密保護、ライセンス契約にかかわる知財判決を取上げています。https://www.ootsuka-houmu.com なお、ブログの内容は加除訂正されることがあります。判決内容については、判決文をご確認ください。 裁判所HP 知的財産裁判例集より 「創価学会ウエブ画像著作権侵害」事件 ★東京地裁平成19.4.12平成18(ワ)15024損害賠償請求事件PDF 東京地方裁判所民事第46部 裁判長裁判官 設楽隆一 裁判官 古河謙一 裁判官 吉川泉 ■事案 「聖教グラフ」(創価学会機関誌:聖教新聞社発行)掲載の池田名誉会長の写真を無断でHPに掲載した行為の著作権侵害性が争われ
「国内に検索エンジンのサーバを合法に設置できるように著作権法を改正する方針を政府が固めた」との毎日新聞の記事。記事によりますと(現行の)「日本の著作権法では、著作物をサーバに置くことは「複製」、それにインデックスをつけることは「編集」と解釈される」そうです。サーチ・エンジンは上記の作業を著作権者の許諾なしにやってますし(注:著作物とはCDやDVDだけではないですよ、Webのコンテンツやブログのエントリーも立派な著作物です)、営利目的でやっている以上、私的複製とは当然に言えませんので、著作権を侵害してしまうことになります。で、しかたなく現状はサーバを海外に置いているようなのですが、それでは情報大公開プロジェクトのような国家プロジェクト検索エンジンの支障になるということで、国内にサーバを置けるように法律を改正しようというお話しのようです。 とここまでは良いと思うのですが、現状の海外にサーバを置
Livedoor Blogの著作権条項改訂から始まった「ブログの規約における著作者人格権規定」の問題。前のエントリー「LivedoorBlog以外にも権利侵害規定!ブログ著作権規約を全チェック」が長くなってきたので、前エントリーは一覧と規約抜粋のみとし、著作権について考える内容を書き直すこととした。合わせて、「どのように書くなら問題がないのか」といった点についても追記している。 ■著作者人格権は譲渡できない権利 (この項は前エントリーから移行) 著作権については、まず社団法人 著作権情報センターのサイトを熟読すること。ブログサービス提供者は、わからないことがあるなら電話でも聞けるし、初台の東京オペラシティタワーのオフィスに行けば資料を閲覧したり相談したりできるので、ちゃんと勉強してほしい。 著作者の権利は、人格的な利益を保護する著作者人格権と財産的な利益を保護する著作権(財産権)の2つに分
Oh!いきなり漢字だらけで目が痛いじゃないかジャーニー。 目的と解釈 目的と間接目的っていうのがなんじゃこりゃ?って感じなわけだけど、 例えばスピード違反に関する規則ってのは、「スピードを出しすぎた人を罰する」という直接目的があるけども、もう少し大きい目で見ると「道路の事故を減らす」という結果を期待した間接目的があるわけだよね。 これすっごい重要で、規則でもなんでも、それがどういう結果を期待して作られたか?っていうことを考えなければならないのね。 これはとある教授さんの受け売りの話だけど、ある道に「この道は馬で通ってはいけない」という規則があったとして、 そこを牛で通るのは良いか?という議論があったとする。 ここで絶対にやっちゃいけない回答は「牛とは書いてないからOKでしょ」というもの。 だってさ、牛はいいけど例えばロバは?シマウマは?キリンは?オカピは?サイは?どこに線を引く? 種族とし
著作権侵害の対処について教えてください。 私のサイトの文章をコピーして使用しているサイトを見つけました。 何十ページもコピーして使用しているようです。 まず、何をどうやって対処すればよいのでしょうか? アドセンスやアマゾンの広告を貼って稼いでいるようです。 そのサイトにメールアドレスは記載されていないです。 ドメインは独自ドメインみたいです。 他にも色々なページがありますが、多分色々なサイトからコピーしている可能性があります。
4年前にデザイン会社に依頼し有料で作ってもらった会社のウェブサイトについて、米国企業から著作権侵害であるとの訴えがありました。 依頼時において、使用する画像は全て著作権をクリアしていることを条件としており、デザイン会社からは画像販売サイトから購入したとの説明をうけていたものです。 ところが、このデザイン会社は2年前に倒産しており、現在は事業を営んでおりません。 代表をしていた人間とは、なんとか連絡がとれたのですが、購入したことを証明するもの(ライセンス証書等)は倒産時点で紛失していると言っています。 訴えてきたのは、画像販売サイト運営会社です。 その様な通知が来た時点で、会社のサイトは一度閉鎖し、使用を停止しました。 デザイン会社に支払った金額は、製作ページ数10Pで50万円(相場よりも相当高いと思っています) 画像販売会社から請求のあった金額は、300万円です。 とてもではないですが、零
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