サッカー・Jリーグ2部(J2)の水戸ホーリーホックが、本拠地・ケーズデンキスタジアム水戸(Ksスタ)の収容人員が基準に満たないために来季J1に上がる資格を失った問題で、スタジアムを所有する水戸市の高橋靖市長は三日、Ksスタの客席を増設しない考えを明かした。現在のルール下でKsスタをホームグラウンドとする限り、ホーリーホックは再来年以降もJ1に昇格できないことになる。(永山陽平) Ksスタの収容人員は一万百三十六人。J1の基準の一万五千人を満たせなかったため、ホーリーホックはJリーグが来季から導入するクラブライセンス制度でJ1に昇格するためのライセンスを得られなかった。 リーグ戦で上位に入ってもJ1に昇格できない事態に、高橋市長は「施設のせいでJ1に上がれないのは残念。個人的に増設してあげたい思いはある」と気遣った。一方で「市には優先順位がある。(震災で壊れた)市役所の庁舎をどうするか決まっ