漫画家・青木俊直さんによる「あまちゃん」最終回のイラスト 【魚住ゆかり】NHK連続テレビ小説「あまちゃん」が終わって1週間。いま、インターネットの世界では「あまロス」なる言葉が飛び交っています。「あまちゃんロス症候群」。原因は、「あまちゃん」を失ったことで生まれた、ぽっかりあいた心の穴です。 「あまロス」処方箋を聞く 放送が残り1カ月を切った、9月初めごろから、見かけるようになった「あまロス」が、現実のものになったのは、新しいドラマが始まった9月30日の朝でした。 午前8時、デザイナーの二朗松田さん(39)は、テレビの前で呆然(ぼうぜん)としていました。「どうしていいかわからなくて。突然仕事をクビになったら、こういう心境になるのか、というくらい」 劇団の脚本を手がけることもある二朗さんは、「あまちゃん」の脚本に感嘆。最終回は、非常に満足した気分で見終えました。「なのに、こんな喪失感