愛知県小牧市小松寺の内藤真吾さん(71)が九月二十七日、自宅の玄関前で見慣れぬ石を見つけ、国立科学博物館(東京都台東区)の専門家が鑑定したところ、隕石(いんせき)と判明した。同館は「小牧隕石」と名付け、国際隕石学会に登録申請する。登録されれば、国内では五十二番目。岐阜市で見つかった「長良隕石」が二月に登録されて以来となる。 内藤さんは九月二十六日午後十時二十分ごろ、自宅で寝ていて、「ドスン」という大きな音で目覚めた。いったんは、そのまま寝たが、翌朝、玄関ドアを開けると、外のタイル張りの床に、人のこぶしぐらいの大きさの黒い石が落ちていた。最初はカエルかと思ったという。