3月22日、プロアマ交流戦で巨人の2軍が早稲田大学に敗れた。巨人2軍の阿部慎之助監督は選手たちに約1時間の「罰走」を指示。これに対しダルビッシュ有投手はツイッターで「走り込みで才能のある選手が潰されてしまう」と苦言を呈した。この発言の背景をスポーツライターの酒井政人氏が解説する——。 ※編集部註:初出時、タイトルを<ダルビッシュ有が早大に負けた巨人阿部2軍の「罰走」に激怒しているワケ>としていましたが、誤解を招く表現だったため修正しました。(5月18日18時35分追記) プロ・アマ交流戦において、ファンをざわつかせた「事件」 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、3月以降、ほとんどのスポーツイベントがストップしたままだ。 日本プロ野球機構(NPB)も3月9日、12球団代表による臨時会議が行われ、当初3月20日に開幕予定だった2020年シーズンを延期する判断が下された。早く球音を聞きたいという