新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)が食料品の需要と供給の両方に影響を与えている中、消費者は店の品揃えの変化を目の当たりにすることになりそうだ。 アメリカでは今、これまでのようなスピードで食品の加工が進まなかったり、消費者の行動が変容したり、特定の食品があまり売れなくなったりと、今後の供給に影響を及ぼしそうなさまざまな変化が起きている。 栄養・食品について研究しているニューヨーク大学のキャロライン・ディミトリ(Carolyn Dimitri)准教授は、変化を予測するのは難しいとしつつも、新型コロナウイルスの流行がサプライチェーンに悪影響を及ぼす可能性があると指摘する。 「農業は労働者に依存しているため、植え付け期や収穫期に感染症が大流行すると(ただ、いつ起こるか予想するのは難しい)人々は農場や加工施設で働けなくなり、問題が次々と起きる」とディミトリ准教授はBusiness I