音楽評論家は“声の持久力”に着目「近くて見てごらんなさい。スターの顔ですよ」虎の着ぐるみ&はっぴ姿で咆哮 ソロ公演で歌う沢田研二さん=2013年1月6日、東京都渋谷区の渋谷公会堂 この記事の写真をすべて見る 沢田研二の今年のツアーが11月23日、ファイナルを迎えた。そのライブレポートをお届けする。なぜ、いま沢田研二なのか。それは毎年のように新曲を出し、ライブを続け、ジュリーは今を生きる現役のスターだからだ。ライブ会場には60代以上のみならず、YouTubeなどの動画がきっかけのZ世代のファンもいる。75歳を超えてなお走り続ける「日本最高で最年長のロックスター」は、今回も圧巻のステージで会場を沸かせた。 【写真】すごい…入場前から熱気に包まれた会場の様子 * * * 2時間のステージが終わり、会場に満ちていたのは幸福感だった。11月23日、東京国際フォーラム。「沢田研二 LIVE 202