時は1933年。日本海軍の中枢・海軍省で立ち上がった超巨大戦艦「大和」建造計画。これに対し、1人の天才数学者が"頭脳"で立ち向かう――!! 『ドラゴン桜』や『インベスターZ』の作者・三田紀房氏が描く日本海軍エンターテイメント『アルキメデスの大戦』。現在、週刊ヤングマガジンにて人気連載中だ。 単行本第3巻発売に際して、著者の三田紀房氏と戦艦「大和」の模型(全長26.3メートル)が展示されていることで有名な呉市海軍歴史科学館(通称:大和ミュージアム)の館長・戸高一成氏とのスペシャル対談を公開する。 戦艦「大和」は必要だったのか 三田紀房(以下、三田) まず、以前から『アルキメデスの大戦』を読んでいただいていたと聞きまして、ありがとうございます。 戸高一成「大和ミュージアム」館長(以下、戸高) うちの若い職員が「館長、面白い本ありますよ」と持ってきたのが『アルキメデスの大戦』でした。読んでみて確