日本で教えているテーブルマナーでは、イギリス式のやりかたが踏襲されており、スプーンの横側を口に付け、スープを流し込みます。 一方、スプーン全体を口の中に入れる、というのはありませんが、フランス式のテーブルマナーでは、スプーンの先は口の中に入れて、柄を持ち上げ、スープを流し込みます。具が入っていなくても同様のやりかたです。 このフランス式では、スプーンを口元にもってくるやりかたも違います。自分の座ったテーブルに平行に持ってくるのではなく、垂直に、つまり自分に突き刺すような方向でもってきます。 スープのすくい方も、フランス式では、日本で教えている「手前から奥」ではなく、「奥から手前」にすくいます。 これらフランス式のやり方は、日本では「マナー違反」とされていますので、あくまでフランスに行かれた時に。