絶滅のおそれがあるウナギについて、スイスで開かれているワシントン条約の締約国会議の全体会合で、ウナギの保護のために国際的な連携や取り組みを促す提案が承認されました。 この中では現在、国際的な取り引きが規制されているヨーロッパウナギの資源管理の徹底と、日本で多く消費されているニホンウナギをはじめとするそのほかのウナギについても、国際取り引きの透明性の改善を促す提案が議論され、日本時間の27日夜、全体会合で承認されました。 ニホンウナギをめぐっては、5年前に国際機関が絶滅危惧種に指定したほか、稚魚の密漁や密輸が相次いでいるとする調査報告が出されていて、一部に規制に向けた動きも出ていましたが、今回の会議では規制の提案はありませんでした。 提案が承認されたことを受けて、水産庁では、韓国や中国、それに台湾と連携して、流通の透明性をさらに高め、資源管理を強化するとしていますが、状況次第では今後も国際取