自衛官いじめで自殺 賠償命令 1月26日 17時32分 7年前、海上自衛隊の隊員が自殺したことを巡り、自殺は先輩隊員のいじめが原因だったと遺族が訴えていた裁判で、横浜地方裁判所は、自殺といじめとの因果関係は認めたうえで、「自殺までは予想できなかった」として、国と先輩隊員に対し、請求の一部、あわせて440万円を支払うよう命じました。 この裁判は、7年前の平成16年、海上自衛隊横須賀基地に配備されている護衛艦「たちかぜ」に勤務していた、当時21歳の隊員が自殺したことを巡り、隊員の母親らが、当時の先輩隊員からのいじめが原因だったとして、国と先輩隊員に対して1億3000万円余りの損害賠償を求めたものです。26日の判決で、横浜地方裁判所の水野邦夫裁判長は「隊員は護衛艦に乗り組んでまもなく、先輩隊員から殴られたりエアガンで撃たれたりし、10万円近くを脅し取られることもあった。こうしたことが続くことへの