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2014年4月4日のブックマーク (1件)

  • 実質賃金と交易条件の悪化に関するメモ(やや技術的)

    1990年代の末頃から、緩やかな消費者物価の下落の中で、(名目賃金の下落の方が大きかったので)実質賃金の下落傾向が生じていた。そのために、名目と実質の区別に自覚的でないままに、あたかも消費者物価の下落が止まって上昇に転じれば、実質賃金も上昇に転じるという思いが生じたと考えられる。「デフレ脱却」が最優先課題だとされたのも、そうした思いからだとみられる。 しかし、逆が真である保証はないし、同時に起こっていて相関が高いからといって、一方が他方の原因だとは限らない。実際、消費者物価上昇率がプラスとなった2013年も、実質賃金上昇率はマイナスとなっている。物価動向以上に質的に重要なのは、われわれの実質賃金が上がるか下がるかである。したがって、この間の実質賃金の下落の当の原因を知らねばならない。 この点に交易条件の悪化が関連しているということは、一橋大学の齊藤誠さんが強調されてきたことだが、実質賃

    実質賃金と交易条件の悪化に関するメモ(やや技術的)
    h_nak
    h_nak 2014/04/04
    実質賃金低下の原因は「GDPデフレーターと消費者物価の比(交易条件)」の変化率が大きくマイナスであること.実質賃金を上げるためには,労働生産性の向上を図ることに加えて,交易条件の悪化に歯止めをかけることが不可欠