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2016年4月28日のブックマーク (4件)

  • 『おいしさの人類史 人類初のひと噛みから「うまみ革命」まで』 - HONZ

    ニューオーリンズの日刊紙『ザ・タイムズ・ピカユーン』に勤務していた1997年に地球規模の魚類供給危機に関する記事を書いてピューリッツァー賞を受賞した著者は、2006年に独立し、夕の支度を担当するようになった。そのとき苦労したのが、家族全員を満足させる献立。息子は辛い物が好きでファストフードはべない。娘は平板な味の白っぽいべ物一辺倒。同じ親から生まれたのに、なぜ子どもたちの嗜好は、これほどにまで異なるのだろうか。そう思いを巡らせた作者は、ジャーナリストの好奇心をもって味の探求に乗り出した。 しかし、味の探求は、思っていたより簡単ではなかった。というのは、味覚は古代ギリシアの時代から、五感のなかでもっとも卑しい感覚として軽視されてきたうえ、視覚や聴覚や触覚とは違って主観的であり、個人差が大きいため捉えがたいのだ。とはいえ、近年の科学の発達にともない、こうした状況も変わりつつある。1998

    『おいしさの人類史 人類初のひと噛みから「うまみ革命」まで』 - HONZ
    h_nak
    h_nak 2016/04/28
  • 『中国第二の大陸 アフリカ 100万の移民が築く新たな帝国』 - HONZ

    書は Howard W. French, China’s Second Continent: How a Million Migrants Are Building a New Empire in Africa(Alfred A. Knopf, 2014)の全訳である。 わたしがいまアフリカで目にしているのは、中国が猛烈な勢いでつくってきたつぎはぎだらけの新たな利権領域である。この地では今、新しい帝国が出現しつつある。おそらくは周到に計画された帝国ではないかもしれない。それでもなお、帝国であることは事実だーー中国アフリカの関係をテーマに取材活動を続ける著者ハワード・W・フレンチ氏は書でこう指摘する。 著者は20年以上にわたり『ニューヨーク・タイムズ』紙の記者、支局長として世界各地を駆け巡り、その間に中国の驚異的な発展とアフリカの目覚ましい進化を目の

    『中国第二の大陸 アフリカ 100万の移民が築く新たな帝国』 - HONZ
  • スティグリッツ教授は、本当は安倍首相にどんな提言をしたのか?

    経済学の世界的権威であるジョセフ・スティグリッツ教授は、会談で消費増税について消極的な見解を示したが、格差問題によって経済の潜在成長率が鈍化しているという懸念を示した点にこそ注目すべきだ Ana Martinez-REUTERS 安倍首相は経済学の世界的権威であるジョセフ・スティグリッツ教授やポール・クルーグマン教授らと相次いで会談を行った。両氏ともに消費増税について消極的な見解を示したことで、市場は増税延期を織り込み始めている。 今回の会談は、増税延期への布石との見方がもっぱらであり、国内の関心も消費税問題に集中していた。両氏ともにこうした状況をよく理解した上での来日であり、その期待にうまく応えたといってよいだろう。 【参考記事】税制論議をゆがめる安倍政権の「拝外」主義 だが、実際に安倍首相に提言した内容は、世間一般の認識とはかなりのギャップがあるようだ。特にスティグリッツ氏は、格差問題

    スティグリッツ教授は、本当は安倍首相にどんな提言をしたのか?
    h_nak
    h_nak 2016/04/28
    "所得格差が拡大したために、構造的に消費が増えない状態になったことが長期停滞の根本原因""新しい経済構造においては、以前ほど資本集約的ではなくなり、社会全体で必要な投資額は減少する可能性がある"
  • 御成敗式目は立憲主義?

    小路田泰直『日憲法史―八百年の伝統と日国憲法』の「立憲主義は鎌倉時代以来の伝統」との主張。これについて、中世史研究者からの批判が相次ぐ。(4月28日追記)ご指摘を受けて一部修正。(4月30日・5月5日追記)ツイートを追加。(5月10日追記)まとめ後のツイートを「その後」として追加。

    御成敗式目は立憲主義?
    h_nak
    h_nak 2016/04/28
    "フランス人権宣言の「権利の保障が確保されず、権力の分立が規定されないすべての社会は、 憲法をもつものでない」は「立憲主義」の基本中の基本"