ドワンゴは5月9日、同社の動画サービス「ニコニコ」の有料会員「プレミアム会員」において、Visaでの料金支払いを10日から一時停止すると発表した。同社は2023年11月にMastercard、24年3月にAmerican Expressでの支払いを停止しており、10日以降利用できるのはJCBとDiners Clubのみとなる。
情報漏えいを受け、LINEヤフーが韓国NAVERへの業務委託の終了を決めた。5月8日に開かれた2023年度通期・第4四半期決算会見で明かしたもので、LINEヤフーが2024年度中と進めていたLINEとPayPayのアカウント連携についても、社内のセキュリティガバナンス強化の優先を理由に計画時期を見直す。 LINEヤフーは、23年10月に不正アクセスによる情報漏えいが発生したと発表。情報流出は、同社と韓国の関連会社NAVER Cloud委託先企業の従業員PCがマルウェアに感染したことをきっかけに、NAVER CloudのADサーバも感染。その管理者権限や、LINEヤフーのADサーバの認証情報が奪取され、不正アクセス被害につながったとみられている。 この件に関し、LINEヤフーは24年3月に総務省から行政指導を受けており、同社は4月に報告書を提出。NAVERのシステムとの分離を進める他、「NA
イーロン・マスク氏率いる米BMI(脳マシンインタフェース)企業Neuralinkは5月8日(現地時間)、BCI(Brain-Computer Interface)埋め込みの最初の治験者の、手術から約100日経過した近況を報告した。 同社は3月、1月にBCI(NeuralinkはThe Linkと呼んでいる)を埋め込んだ治験者ノーラン・アーボー氏(29)を初めて紹介した。 アーボー氏は現在、Linkを介して頭の中でカーソルを制御することで、友人とオンラインゲームをプレイしたり、MacBookでアプリを使ったり、Nintendo Switchでマリオカートをプレイしたりしているという。 アーボー氏のLinkの1日当たりの使用時間は約30分から約14時間で、平均して6~8時間という。 Neuralinkは、Linkのパフォーマンスを、カーソル制御の速度と精度の標準的な尺度として、グリッドタスクで
2021年に開発者にインタビューした、ソニーの着るクーラーこと「REON POCKET」。すでに認知度も高まっているので詳しい説明は省くが、背中に装着することで冷気・暖気を感じさせ、涼しさ・暖かさを得るというウェアラブルデバイスだ。 2020年にクラウドファンディングで登場すると、一気にヒット商品になっていったわけだが、例年この時期に新モデルが出る。本連載でも「3」、「4」とその進化点に着目してきた。 そしてまた今年、4月23日に「REON POCKET5」が販売開始となった。形状がほとんど変わらないのに毎年毎年それほど進化点があるのかと思われるかもしれないが、どこも手掛けていない分野だけにやれることがまだまだあるようだ。今回もサンプルをお送りいただいたので、実機を比較しながら進化点をチェックしてみたい。 REON POCKETは、バッテリー持続時間が初期モデルからの課題で、日常使いの場合
自分の声やフリーの声素材、著作権フリーの楽曲などで作るのならば問題はない。関係者を悩ませているのは、声優や歌手などの声を勝手に使った“無断AIカバー”だ。 人気歌手や声優の声を無断でAIに学習させ、無関係な歌を歌わせたり、セリフを言わせたりする無断AIカバーは、アニメファンなどが好きなキャラの声で勝手に制作し、動画SNSなどで人気を集めている。 声そのものが商品である声優にとって、無断AIカバーが作られるのは深刻な問題だ。「早急に何とかしたいと思っているのですが……」。声優の甲斐田裕子さん(アニメ業界の立て直し・発展を目指す有志団体「日本アニメフィルム文化連盟(NAFCA)」理事)は、対策の難しさに頭を抱える。 声を守ることに特化した法律がないことや、作品の関係者が多岐にわたること、関係者の間でも意見が割れていることなどが、問題を複雑にしている。 声優が自らの声でAI音声を作り、新たなビジ
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