うつで不眠になるのではなく、不眠がうつを作る可能性。不眠治療で不安症やうつの症状が緩和されることを確認(英研究) 記事の本文にスキップ 不眠治療によって、不安症やうつの症状まで緩和されるらしいことが明らかにされた。 睡眠の問題は、不安症やうつといった心を病んだ人たちに一般的だ。実際、睡眠障害はよく心の病の1症状だとみなされる。しかし新たに判明したことによると、正しくは実はその反対なのかもしれない。つまり心の病は睡眠不足に起因しているという可能性だ。 不眠の治療を受けたグループに不安症やうつの改善効果が 『The Lancet Psychiatry』に掲載された英オックスフォード大学ダニエル・フリーマン(Daniel Freeman)教授の研究は、不眠症のイギリスの大学生3,700人以上(平均24歳)を対象に行われた。 被験者は無作為に治療グループと対照グループに分けられ、治療グループの被験