![脚本家・首藤剛志 追悼展 11月23日から杉並で開催 | アニメ!アニメ!](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/55f67e94c62ec3d4b459b1cf899cb5dae9022675/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fanimeanime.jp%2Fbase%2Fimages%2Fimg_ogp.png)
食いつなぐために駆け抜けた70年代 ——元々は映画志向だったそうですね 「僕の世代観って、完璧に落ちこぼれ世代なんです。僕の2年くらい前までの連中がいわゆる全学連で、映画界で言うと大島渚に代表されるように、戦後の松竹ヌーベルヴァーグに代表されるものを立ち上げました。その直後なので、我々が入る隙がない。でも映画を志向している人間がテレビに行くことは、ものすごく抵抗があったんです。新興の媒体という蔑視もあり、就職試験に受かる学力もなければならない。となれば、僕なんかテレビ漫画の仕事しかできなかったんです。レトリックで言うんじゃなくて、最下層なんですよ。そのテレビ漫画の中でも、東映動画にすら入れなかった学生でした」 ——70年代といえば虫プロダクションで『鉄腕アトム』の演出を担当された後に、フリーで活動を始められた時代ですね 「これまで70年代を区切って振り返ったことは、全くなかったんですが、7
もはや文化である、というほめ言葉は相当にいかがわしいと思いませんか。 もはやをくっつけるところに、言い手の釈然としない思いがこめられていて、いかがわしくもあり、広告があり、アニメーションがあります。 しかし、富野さん、ぼくらは、この状態を無念と思うことはやめましょう。もはやが取り除かれ、文化のお墨付きをいただいたものの、惨たんたる硬化現象を見るにつけ、永久にもはやの思いの中にいた方がいいのではないかと思うのです。 そして、いつの日か、文化という言葉の意味合いも変えて後、歌謡曲、アニメーションの札を立てようではありませんか。 (阿久 悠) 数字神話をくつがえした中高生パワー 阿久 昨年お会いした時は、まだ『ガンダム』の映画をやるらしいという程度の話でしたが、それから大きな話題になるまで本当に短い期間でしたね。 富野 ええ。去年の秋に具体的な映画化の話が出て、今年はもう二本目を作りました。 阿
●自分の方法論を見つけて、頑固に押し通せ! 2011年9月6日〜8日の3日間、神奈川県のパシフィコ横浜・国際会議センターにて、ゲーム開発者の技術交流などを目的としたCEDEC(コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス) 2011が開催。最終日にあたる2011年9月8日には、高橋良輔氏による“『時代を超えるキャラクターと世界を創る』 〜ボトムズからのメッセージ〜』が行われた。 高橋良輔氏と言えば、『装甲騎兵ボトムズ』の監督として、記者のような世代には特別な響きを持つ名前。記者も若き日に『装甲騎兵ボトムズ』に触れ、リアルなロボットアニメの世界観と、主人公キリコ・キュービィーのストイックなキャラクターにいかれてしまった口。いまでも、もっとも大好きなアニメのひとつとして、記者の心の中に燦然と君臨している。そんな高橋氏の講演が聴けるなんて、CEDECの取材に来てよかったな〜と思い
イベントに出席した高畑勲監督新作について、「はい。でもだいぶ先です……」と消え入るような声で返答 2日、江東区の東京都現代美術館で開催中の「フレデリック・バック展」トークイベントで、新作について質問された高畑勲監督が、思わず小さな声で「(完成は)だいぶ先。2年くらいかかるんじゃないか」とコメントした。 スタジオジブリ最新作『コクリコ坂から』場面写真 高畑監督と言えば、1999年の『ホーホケキョ となりの山田くん』以来、およそ12年間発表していない新作が待ち望まれている。かつてスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーがラジオ番組で「高畑監督の新作は竹取物語を題材とした鳥獣戯画風な作品になる」と言及したこともあり、その動向に注目が集まっていた。この日のイベントで司会者から「新作があるんですよね」と問われた高畑監督はいきなり「はい。でもだいぶ先です……」と消え入るような声で返答。さらに「ずっと作っ
part1はコチラ 自分の眼で確認してもらいたかった ――3月11日。「映画プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ!世界をつなぐ☆虹色の花」の封切り8日前に東日本大震災が起きました。 映画のフィルムを一部カットしての上映になったと聞きました。 大塚 「DX3」の制作はスタッフが頑張ってくれて、ギリギリだけどつつがなく完成しました。 鷲尾 そんな順調なときに、まさかあんな大災害が起きるなんて……。 大塚 映画を作るときは大抵のことは想定内なんですけど、違いましたね。3月10日に零号試写を済ませていましたので、映画の仕事を終えた翌日でした。 鷲尾 あとは各映画館にフィルムを配って、公開を待つだけという状況だったので衝撃的でした。 翌日、「DX3」は災害を想起させてしまう映像があるんじゃないかという話になって、そのシーンをどうするべきかという会議を行いました。普通だとこういう場に出席するの
画期的なヒト型3D入力デバイスで、より直感的なキャラ操作が可能に(動画)2011.07.21 22:00 これは凄いぞ! 欲しいなぁ...。 「QUMA」は画期的なヒト型3D 入力デバイス。 人間のような形状の手足、胴体、首の各部分は手で自由に動かすことができ、関節内部にある関節センサーにより、特定の瞬間の人形のポーズ (姿勢) がキャプチャーされ、USB を経由してコンピュータに入力されます。すると、コンピュータ上で動作している 3D-CG アプリケーションやゲームソフトウェア等のプログラムに、本製品のポーズをリアルタイムに取り込むことができます。 面白いですね! これなら初心者でも直感的に3DCGアニメーションをつくれるようになるかもしれません。さらに3Dゲーム内でのキャラクター操作にも応用できそうですよね。僕にはちょっとイヤラシイ使い方が閃いてしまいました。色々な使い方ができそうです
☆本日のお知らせ☆ 『マルドゥック・フラグメンツ』内収録短編と、ある漫画賞受賞作品との間で生じた問題につきましてコメントいたします。 ※主文※ 関係者からご連絡をいただき、すでに賞を運営されている編集部と、描き手の方、双方より、謝罪文を公表する意志を示していただいております。 そもそも、攻撃的な悪意があっての行いではなく、先方の迅速な対応があったことから、その後の早川サイドと先方との話し合いが穏便に進む限り、僕から何かを申し立てる、というようなことはありません。 また、インターネット上で非難されるなど、すでに編集部および描き手の両サイドが、いわゆる「社会的警告」を十分に受けているとのことです。 よって、今後は一件がスムーズに収束し、むやみと尾ひれがつかぬこと、関係者全員の成長の機会となれることを切に望みます。 また、僕自身も今回の一件を、より良い作品作り・業界作りのためのヒントの一つとして
今回ご紹介するのはアニメージュ82年5月号に掲載された富野資料。 ザブングル第1話の演出意図について、富野が自らの口で語っています。 いまだから『戦闘メカザブングル』第1話を語る RA(ロボットアニメ)のタブーに挑んだ富野由悠季オドロキ演出術 新感覚RAとして、いまや人気ウナギ昇りの『ザブングル』。とくにユニークだった第1話ラストシーンには、こんな秘密とねらいがかくされていた! AM 『ザブングル』は過去のRAではタブーとされていた約束事を大胆に破っている。たとえば、主人公は2枚目の正義漢じゃない。で、それが作品のいたるところに発見できてじつにたのしいわけですが、とくに第1話でザブングルが2台でてきたのには正直いってびっくりしました。「これはなにかあるな」という感じがしたんです。 富野 そう感じてもらえればうれしいですね。じつはあるファンからも同じことをいわれて、気づいてくれる人もちゃんと
タイトルが凄いんだけど、狙われてるのは私じゃ無いよw なにが狙われているか… 日本アニメですw じつは、国内、国外関係なく、日本アニメは最近「研究」の対象になってるようでして、世界中の学者さん達が、真剣に研究していて、彼方此方で「論文」が発表されてます。 特に、異文化が入り乱れる少数民族政策とかそういう辺りで、いわゆる異なる言語による意思疎通の低下が根本原因で、地域間のいざこざが絶えないエリアで、実は日本アニメがその共有認識の礎になっている(なってきている)という事実がありましてですねw、ようするに親同士が、宗教、イデオロギー、過去の因縁等で対立していても、子供同士は「昨日のマジンガー、かっこよかったなw(そう言う地域では、この辺りが人気ですw)」とか「ハイジはいつ山に帰れるんだ(低燃費じゃないよ)」とかそういう感じだそうです。 まぁ、「文化破壊だ」とか「民族浄化だ」とかって声もあるにはあ
前回の記事の続き。 富野自身が自らの演出について語っていた第一部とちがい、 今度は関係者8人が語る「富野イズム」についての解説。 今回はまず、押井守氏、田中芳樹氏、会川昇氏、星山博之氏、 以上4人の「富野イズム」解説。 特に文章は短いけど星山さんのコメントにはなる程と思わされました。 それぞれの視点で8人が立体的に語る富野イズム ひとりの作家について正確に語るということはたいへんに難しいことである。 それこそ見るひとによって、さまざまな見方がある。見方がちがえば同じ作家について正反対の受けとり方がされることもある。ましてや、その作家自身が多面的な魅力をもっているとあればなおさらである。だから、なるべき多くのいろいろな立場の人の意見を聞くことが大切なことだといえるだろう。 ここでは、富野監督へのインタビューにひきつづき、富野イズムをより立体的にとらえるために、富野作品にスタッフとしてか
今日は以前にちらっと書いた富野演出そのものがテーマの富野資料。 ちょうどF91が公開された頃、アニメージュ91年4月号に掲載されたもの。 「THE富野イズム」と題された記事は、 富野自身のインタビューと関係者8人による「富野イズム」の解説という二部構成になっている。 今日はまず富野インタビュー部分から。 それにしても昔のアニメージュは良い仕事しているね。 昔のニュータイプがアニメにとらわれない枠で紙面構成をしていたのに対し、 昔のアニメージュは深くアニメ業界を掘り下げる感じ。 両者ともに特徴があって色分けされていたのに今ではもう・・・。 こういう紙面構成って今時はもう無理なのかなぁ。 THE富野イズム それは「ガンダム」における娯楽である。 「ガンダム」シリーズの生みの親であり、今回の「F91」の監督でもある富野由悠季さん。 彼は現在のアニメ界におけるもっとも強烈な作家性とそれにみあう
機動戦士ガンダム ジ・オリジンを全部読み終わった。 今までは月刊ガンダムエースの発売日にはORIGINを読んで無かったし感想も書いてなかったが、今日は本屋に寄って珍しく当日購入したので、最終回まで読んで、後半とアニメ化発表をまとめて感想する。 機動戦士ガンダムTHE ORIGINのアニメ化やガンダムAGEや庵野秀明編集の安彦良和原画集も気になったしね。 安彦良和さんの漫画ならではの新要素と、達者な絵心で、「最初」のアニメのガンダムでは、安彦さんの言うように描写が不足していた所を付け足し、つじつまを合わせようとした意図は分かる。が、コアブロックやニュータイプや挿入歌は漫画ならではの付け足しを自分で無視してアニメのそのままをツギハギで入れている。各キャラクターの感情や、作劇としてのリズムやコンティニュイティがブツ切れで、コミカライズとしては充分なレベルとして絵は綺麗だが、「最初」のアニメのガン
以前にも書いたと思うが、安彦良和はこどもから若者までの主人公の主観視点で描いた作品ならじゅうぶんに普遍的な面白さをもっていると考えている。しかしそれ以外を描くとなるととたんに破綻する。 その破綻もまた味なのだが、あれだけ魅力的な絵が描けるのに、それほど売れるマンガ家になれなかったのは、そこに理由があるのだろうと思っている。 安彦良和の世界観は、TV時代劇のそれだ。悪代官と可哀想な大衆でできた世界観である。そのなかでヒーロー未満の青年が奮闘するという話が多いように思う。重いテーマを扱うこともあるのだが、世界観の単純さが読みやすさにもなっている。 TVや映画の『ガンダム』は原作者富野やメインライター星山たちによって文芸性が吹きこまれていたが、安彦版では見事に文芸性が消えてしまっているのは同じ構造的問題である。表層は『七人の侍』をなぞうろうとも、内容が『水戸黄門』の世界観では、破綻するわけだ。
映画 <長々と「Ζ」「Vガンダム」の話をした後> 庵野 あの、僕、「逆襲のシャア」って凄く好きなんですよ。 富野 (戸惑い)ああ、ありがとうございます。 庵野 スタッフとして参加していたんですけど、コンテをある程度見ていたにも関わらず、最初に見たときには全然わからなかったんですよ。その後、富野さんと同じ監督という業種を経験して、ようやくわかったような気がしたんです。いや、馬鹿でしたね。 小黒 アニメ業界に目をやると、多いんですよ。「逆襲のシャア」が好きだっていう人が。その人達の意見をまとめられないかと思って、この本を作ってます。 富野 (笑)好きだなァ、とも思うし、お世辞じゃなくて、ありがたいとも思うし………そうですか? 逆に、そこまで好かれているなんて全然聞こえてこなかったし、ひとりで、ヒネていたんですよ。 庵野 全然、聞こえてこないっていうのも不思議なんですよね。公開当時は、山賀くんと
監督 富野由悠季 はじめに―― F91を教材にして、コンテをきるということはどういうことか、演出をするということはどういうことかを、ぼくなりに説明してみたい。だからといって、F91が、演出的に優れているというのではない。この本が、F91のコミック・バージョンだから、利用させてもらっているにすぎない。この点は、誤解しないで欲しい。 コンテはマンガの出来そこないではない コンテがコマ割りの絵で示されているために、マンガの延長線上にあるものと誤解している人が大半である。そのため、コンテ程度の絵が描ければ、アニメの演出ができると思い、アニメーターのなかにも、コンテを描く方が楽そうだからといって、コンテ・マンから演出に転向するスタッフも多いが、たいていが失敗している。 コンテをきる、ということは、絵を描くことではないのだという基本がわかっていないから、この誤解がうまれるのだ。 実写にいるスタッフにと
悩みに悩んで、最後にパッと浮かんだ結論が、「ああ、これはもう一回エヴァンゲリオンをやるしかないんだな」というものでした。 『40歳の教科書NEXT』(モーニング編集部&朝日新聞社[編])より。 (各界の著名人に「40歳」という年齢をどう乗り越えていくべきか?について、さまざまなテーマで聞いたインタビュー集より。映画監督・プロデューサーである庵野秀明さんの回の一部です) 【『エヴァンゲリオン』については思い入れも強かったし、テレビ版の制作当初から「これは自分の最高傑作になる」という予感がありました。ほかの作品と比べてどうというよりも、一試合完全燃焼としてこれができれば、もう作家として十分じゃないかと思っていました。 そしてありがたいことに予想以上の評価や反響があり、客観的には大成功だったと思うのですが、そこから先がたいへんでした。 『エヴァンゲリオン』の評価が高まるほど、周囲は「次もエヴァっ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く