今回ご紹介するのは、アニメージュ88年4月号に掲載された富野インタビュー記事。 この号では「逆襲のサンライズ'88」と銘打たれた、 「逆襲のシャア」と「ガンヘッド」を軸としたサンライズの特集記事を掲載している。 その中の記事の一つとして、「逆襲のシャア」の公開直前の富野のインタビューがある。 しかし、このインタビュー、「逆襲のシャア」に直接関係するものではなく、 当時の社会問題などについて富野に質問をぶつけてるという非常に興味深い物。 当時からぶれることのない富野の考えが垣間見えている。 富野由悠季「現代日本」を語る 時代の無節操と「逆襲のシャア」 「無敵超人ザンボット3」以来、富野由悠季がサンライズにおいて作り続けてきた、人間ドラマを重視したリアルロボットアニメの数々。そして、その根底となっていたのが富野監督自身が持つ社会観、人生観であった。 「逆襲のシャア」においてもそれはかわらない