Image credit: SpaceX Spaceflight Nowによると、スペースX社(Space Exploration Technologies Corporation)のイーロン・マスクCEOは7月16日、ファルコン9ロケット2号機の打ち上げについて、2010年9月頃になる見込みだと述べたようだ。 イーロン・マスクCEOによると、ファルコン9ロケット2号機の打ち上げ準備作業は現在進められており、7月15日に初段がケープカナベラル空軍基地に運ばれた。2段目とペイロードのドラゴン宇宙船も早ければ8月中にケープカナベラル空軍基地に運ばれる予定だが、ドラゴン宇宙船については遅れる可能性もあるという。 また、打ち上げ日時について、イーロン・マスクCEOは「9月中に実施したいと考えていますが、開発スケジュールを完璧に予想するのは不可能です」と述べた。 ファルコン9ロケットとドラゴン宇宙船
アインシュタインが存在を予言した謎の波動「重力波」をとらえる大規模計画が日本で動き出す。空間のわずかなゆがみを地底の望遠鏡でキャッチし、原始宇宙の神秘に迫る。物理学の歴史に残る大発見を目指して激しい国際競争が始まる。(長内洋介)神岡の地下に専用望遠鏡建設へ アインシュタインの一般相対性理論によると、重力は「時空のひずみ」を生む。トランポリンに重いボールを乗せると、重さで布が曲がるように、星の周りでは重力で空間がゆがみ、時間の進み方も遅くなる。 星が回転運動をすると、空間のゆがみは「さざ波」のように周囲へ広がる。これが重力波だ。1916年の一般相対性理論で存在が予言されたが、直接の証拠はまだ見つかっていない。 重力波は、重い中性子星やブラックホールが激しく動いたときに強く出る。約137億年前の宇宙誕生時にも、巨大なエネルギーに伴う重力波が放出されており、その名残をとらえれば、現在の天文学では
2007(平成19)年に打ち上げられた月周回衛星「かぐや」の観測データを分析した結果、月面に露出しているカンラン石が隕石(いんせき)の衝突で地下深くから掘り起こされたマントル起源のものであることが明らかになった。月の形成や進化の謎を解く手がかりとなる成果。国立環境研究所や宇宙航空研究開発機構(JAXA)などのグループが英科学誌「ネイチャー・ジオサイエンス」(電子版)に発表した。 カンラン石は月や地球のマントルに多く含まれる。比重が大きいため地表には存在しにくいが、月面にはカンラン石が露出する場所が複数報告されており、理由や起源は不明だった。 かぐやは近赤外線などのスペクトル観測で月面の鉱物組成を約7千万地点で調査。カンラン石に特有の波長に着目して解析した結果、新たに31カ所(約230地点)のカンラン石に富む領域を特定した。 米国が発見済みだった3カ所を含め、カンラン石に富む領域はいずれも巨
宇宙開発委員会にイプシロンロケットの概要も提出されたので、またM-Vの話を。 M-Vは全段固体の3段式ロケットで、第4段としてキックモータも搭載できる設計になっている。キックモーターも固体ロケットだ。一方イプシロンは、標準は全段固体の3段式だが、資料にあるように第3段の上に小型液体推進系を装備することができる。 小型液体推進系の意味は、軌道投入精度を上げるということである。 固体ロケットは、一度点火したらすべての推進剤を使い切るまで止めることはできない。そして固体推進剤は、混合の比率の誤差やら混合する物質に粒状やら混じり具合などで、どうしても発生するエネルギーにばらつきがでる。 つまり固体推進剤を使う限り、投入軌道にはある程度の誤差がどうしても発生するのだ。 だから全段固体のロケットでは、どこかに液体の段を挟んで、誤差を補正可能にするという設計が行われる。欧州が開発中のヴェガロケットでは、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く