2016年から毎年開いており、今年で9回目。今回は家族連れに来てほしいと考え、大型連休に合わせた。旧日本軍による慰安婦問題や南京虐殺、731部隊など13項目に分け、写真や国の資料などを展示している。多くの死者を遺棄したとされる「万人坑」の特集コーナーもある。 旧日本軍が南京に攻め入る際に拠点とした上海にも注目。いずれも外国の権益争いの象徴だった上海の「租界」と、日本の「外国人居留地」という日中の共通点から、上海事変などを契機とした日中戦争への展開を探る。当時の新聞記事や国の資料などから、経済人やメディアも中国侵略を経済的好機と捉えていたことを紹介している。