新規就農12年ぶり減少 法人就業に頭打ち感 Tweet 2010年度の本県の新規就農者数は227人(前年度比24人減)となり、12年ぶりに前年度を下回った。09年度は国の緊急雇用創出事業などで農業法人への就業が増えたこともあるが、現状では頭打ちの感もある。東日本大震災の被災者の雇用の受け皿としても期待される農業。今後は農業法人などの事業拡大や経営多角化に向けた支援が求められている。 県農業普及技術課によると、新規就農者のうち、農業法人などへの就業が58人(同14人減)。09年度がリーマン・ショック後の緊急雇用創出事業で72人(同48人増)と大幅に増えたことで、減少幅も大きくなった。 中高年(40歳以上)のUターン就農は47人(同16人減)と2年連続で減少。一時の田舎暮らしに憧れる傾向は落ち着いたとみられる。新規学卒者は16人(同9人減)だった。 経営部門別の割合を見ると、水稲18%(同5