来年6月に閉店する新潟・古町の百貨店「大和」の外壁の一部が27日昼、はがれ落ちそうになった。目の前の国道116号(柾谷小路)を通行止めにして修繕し、ことなきを得たが、パトカーや警察官が出動し、付近は一時騒然となった。建物の老朽化と安全性が改めて浮き彫りになり、今後の跡地利用や街づくりの議論にも影響しそうだ。 (野村ひとみ、柄谷雅紀) ◇ 27日午前10時45分ごろ、新潟市中央区古町通7番町の大和新潟店から「外壁が落ちそうになっている」と新潟中央署に通報があった。外壁を修理する工事のため、柾谷小路の西堀と東堀の間が午前11時45分から約2時間にわたって通行止めになった。 同署によると、大和新潟店7階の縦2メートル横1メートルのアルミ製の外壁2枚がはがれ落ちそうになっていたという。老朽化によるとみられる。 通行止めで万代橋や周辺は渋滞し、バスやタクシー、サイレンを鳴らす消防車までも迂