宇宙航空研究開発機構は4日深夜から5日未明にかけて、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」から、福岡工業大などが開発した小型衛星5基をロボットアームで軌道に投入する初の実験を実施した。衛星は5基とも無事放出された。 福岡工業大(福岡市)の小型衛星「FITSAT1」は、宇宙空間で発光ダイオード(LED)を点滅させ、地上にメッセージを送る世界初の実験をする。微弱な光がどれだけ地上に届くか確かめるのが目的で、双眼鏡を使えば1辺10センチの衛星がぴかぴかと光を発するのを観察できるといい、注目を集めている。 衛星には福岡の伝統芸能「博多にわか」にちなんだ愛称が付けられているため、メッセージはモールス信号で「HI THIS IS NIWAKA JAPAN」と送信する。 放出後、太陽光での充電などが必要なため、モールス信号の実験は11月に実施の予定。天候が良い時を選ぶ必要もあるため、具体的な日