エジプトの首都カイロにあるヘリオポリス神殿跡で見つかった、古代エジプト第30王朝のファラオ(王)、ネクタネボ1世が使用していた礼拝堂の下部に使われていた彫刻入りの石材(2015年4月14日提供)。(c)AFP/SCA 【4月15日 AFP】エジプトの首都カイロ(Cairo)にある古代神殿遺跡で、約2300年前のファラオ(王)が使用していた礼拝堂の一部が見つかった。同国考古省が14日、発表した。 遺跡は、古代エジプト王朝の首都で、現在はカイロの労働者・中産階級の住宅が立ち並ぶヘリオポリス(Heliopolis)にある。礼拝堂を建立したのは、エジプト第30王朝のファラオ、ネクタネボ1世(Nectanebo I)(在位紀元前380~363年)だ。 考古省の声明によると、より大きな神殿内にあるこの礼拝堂は彫刻が施された玄武岩で造られており、メルエンプタハ(Merneptah)王のカルトゥーシュ(王