H2Bロケット5号機が19日夜、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。国際宇宙ステーション(ISS)へ物資を届ける無人補給機こうのとり5号機を載せている。 ISSには7月から油井亀美也(ゆいきみや)・宇宙飛行士が滞在している。宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、こうのとりは日本時間の24日夜、油井飛行士がISSのロボットアームを操作してつかむ。25日にドッキングして水や食料、実験機器を移す作業が始まる。 カウントダウンが「0」になった午後8時50分49秒。ロケットは6基のエンジンから炎を噴きながらゆっくり上昇し、爆音と航跡を残して東の夜空でしばらく輝き続けた。午後9時5分には高度約290キロでこうのとりを分離し、軌道に投入した。H2Bの打ち上げは、2009年の初飛行から5回連続で成功した。 夏休みとあって、発射場から約… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお