ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のリハーサルに臨むピエール・ブーレーズ氏。オーストリア・ウィーンで(2010年3月16日撮影、資料写真)。(c)AFP/DIETER NAGL 【1月7日 AFP】仏作曲家で指揮者のピエール・ブーレーズ(Pierre Boulez)氏が5日、死去した。90歳だった。親族が明らかにした。ブーレーズ氏は、20世紀のクラシック音楽界における最も偉大な人物の一人で、新たな境地に挑み続けた現代音楽の第一人者だった。 同氏の死去を受け、米国では6日、複数の一流オーケストラが追悼の意を表した。ブーレーズ氏は生前、米国とのかかわりが深かった。1970年ごろにクリーブランド管弦楽団(Cleveland Orchestra)で指揮者に就任し、その後、ニューヨーク・フィルハーモニック(New York Philharmonic)で音楽監督を務めた。 ブーレーズ氏の死去を受け、ニ