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ブックマーク / book.asahi.com (10)

  • 【谷原店長のオススメ】宇宙ごみの回収業者として働く主人公の成長譚 幸村誠『プラネテス』|好書好日

    ひととひとは繋がっていないと生きていけない。そんなことを改めて強く思い出させてくれる物語に出会いました。幸村誠さんの漫画『プラネテス』(講談社)。こんな今だからこそ皆さんと共有したいと思います。 舞台は2075年。人類は、宇宙開発に格的に乗り出しています。宇宙ステーションや月面、火星では多くのひとたちが暮らしていて、資源採掘も進み、木星や土星へは有人探査計画が立てられています。物語の主人公・ハチマキは、宇宙開発によって生まれた宇宙ごみ「デブリ」の回収業者として日々を送っています。宇宙上を漂い続ける大小のデブリは、宇宙旅客機と衝突事故を起こすなど、社会問題を引き起こしているのです。 ハチマキの信条は「一人で生きて、一人で死ぬのが、完成された宇宙船員(ふなのり)」。ところが、そんな彼の思いは、後輩の女性・タナベの登場によって乱され始めます。一気な性格のタナベは、「愛こそがすべてを救う」とい

    【谷原店長のオススメ】宇宙ごみの回収業者として働く主人公の成長譚 幸村誠『プラネテス』|好書好日
    halca-kaukana
    halca-kaukana 2021/11/04
    谷原章介さんが「プラネテス」を読んでいた。コロナ禍の閉塞感と空気のない宇宙空間。かなりネタバレ。「ヴィンランド・サガ」もおすすめしている…
  • 田中克彦さん「ことばは国家を超える」インタビュー 日本語、ウラル・アルタイ語、ツラン主義……ちらばる仲間をつないで|好書好日

    読後、世界の見方が変わってしまうだ。フィンランド語、ハンガリー語、トルコ語、モンゴル語、朝鮮語、そして日語。ユーラシア大陸中心に四方に散らばるこれらの言語が、一つのグループに属するという考えがある。文の構造や表現方法に類似点が見いだせるという。書は、今では下火になったこのウラル・アルタイ語説の水脈をたどる。 「一番書きたかったテーマ」。東京外大でモンゴル語を専攻していた1950年代には、日語の起源をめぐって大いに検証された説だった。だがその後、音韻法則を重視する立場から否定され、言語学の世界でもあまり論じられなくなった。 その研究史は、中央アジアが持つヨーロッパの「影絵」としての哀愁がつきまとう。同じ祖先を持つ似通った言語が集まるヨーロッパで「浮いた」存在だったハンガリーとフィンランドの言語学者たちは、まだ見ぬ仲間を探しにウラル山脈を越えて東へ。ロシアのシベリア研究も、この地域の言

    田中克彦さん「ことばは国家を超える」インタビュー 日本語、ウラル・アルタイ語、ツラン主義……ちらばる仲間をつないで|好書好日
    halca-kaukana
    halca-kaukana 2021/06/20
    ウラル・アルタイ語に属するフィンランド語に関する記述があるので気になるのだが…。/フィンランド語と兄弟のような関係のエストニア語も忘れないで…
  • 本の記事 : はじめてのムーミン 一家の物語、ユーモア交え奥深く | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    可愛いだけじゃないんです。落ち込んだり、ふらっと旅に出たり――。森と湖の国、フィンランドのどこかにある谷で暮らすムーミンたちの物語は奥深く広がっている。 フィンランドは第2次世界大戦下、ソ連とドイツという大国に挟まれ、不安定な政情だった。厳しい言論統制の下、20代のヤンソンはいくつかの風刺雑誌でイラストレーターとして活躍。ヒトラーの風刺画を描いたことも。ヤンソンの母語はフィンランド人口の約6%にすぎないスウェーデン語で、少数派ならではの悩みもあった。 ムーミンが出版物に初めて登場したのも、風刺雑誌。妖精でもカバでもない、架空の生き物だ。 目の当たりにした戦争の暗い現実から逃れるように、ヤンソンは童話を書き始めたが、初期のムーミンはちょっと不気味だった。1945年に発表された童話第一作のムーミンは体がやせ、鼻も細かった。54年、当時世界最大の発行部数だったロンドンの夕刊紙でマンガの連載が始ま

    本の記事 : はじめてのムーミン 一家の物語、ユーモア交え奥深く | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    halca-kaukana
    halca-kaukana 2014/05/15
    「ムーミン」シリーズの魅力。
  • 本の記事 : 訪ねたい、思い入れたっぷりの家 写真集「音楽家の家」 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    18世紀のハイドンから20世紀のプーランクまで、西洋の著名な音楽家23人の創作の背景と人物像を丹念に追った写真集『音楽家の家――名曲が生まれた場所を訪ねて』が西村書店から刊行された。名曲を聴き直したくなるばかりか、旅心を喚起させる興味深い写真や評伝は、文学ファンやアンティーク、インテリア好きにも楽しめる。 ■イメージどおりの家、想像を裏切る部屋 たとえば、モーリス・ラヴェルが46歳のときに購入し、62歳で死去するまで暮らしたというパリ郊外モンフォール・ラモリーの「見晴らし台」と呼ばれる家。この家で有名な「ボレロ」や「ツィガーヌ」などが作曲されたが、エレガントな顔立ちや端正な作品から受けるラヴェルのイメージを、いい意味で裏切ると同時に納得させる。 高い名声にもかかわらず、ワーグナーの大邸宅とは違う小ぶりの木造2階建ての家で、改造・増築を繰り返し、室内装飾も自身で手がけたという。生涯独身で、国

    本の記事 : 訪ねたい、思い入れたっぷりの家 写真集「音楽家の家」 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    halca-kaukana
    halca-kaukana 2013/01/25
    作曲家たちの家を訪ねる本。いいな。是非読みたい。
  • コラム別に読む : 舘野泉さん(ピアニスト)と読む『若く逝きしもの』 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    halca-kaukana
    halca-kaukana 2013/01/17
    舘野泉さんが読んできた本。フィンランドのノーベル賞作家シランパアの「若く逝きしもの」。絶版とは残念。
  • 本の記事 : 小学館、全社員に電子書籍端末 創業90年、電子化本腰 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    出版大手の小学館は創業90年を迎える8日、電子書籍事業の強化に乗り出す。電子書籍端末「コボタッチ」を全役員と全社員計777人に配布。紙のを中心にした発想にとらわれがちな社員たちに、デジタル時代に適した新しい出版の形を考えるよう意識改革を促す。 今秋以降に「新編日古典文学全集」(88巻)など格的な古典・教養の電子版を刊行することも決めた。学際的に日人の精神文化の全体像に迫った「日民俗文化大系」(15巻)、海外の名著などを集めた「地球人ライブラリー」なども電子化。文字拡大機能など電子書籍の特性を通じて、中高年層を中心に高まる「学び直し」のニーズに応える。 また、今月10日からは、新進作家に電子書籍のためだけに妖怪などをテーマにした小説を書き下ろしてもらう「九十九神曼荼羅(つくもがみまんだら)シリーズ」も月5点ずつ刊行。若手美術家らのイラストをつけ、1点105円とし、若者が購入しや

    本の記事 : 小学館、全社員に電子書籍端末 創業90年、電子化本腰 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    halca-kaukana
    halca-kaukana 2012/08/11
    「新編日本古典文学全集」(88巻)、学際的に日本人の精神文化の全体像に迫った「日本民俗文化大系」(15巻)、海外の名著などを集めた「地球人ライブラリー」などを電子化。
  • コラム別に読む : 吉田秀和の遺産 片山杜秀さんが選ぶ本 - 片山杜秀(慶応大学准教授・評論家) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    音楽は自立した精神の支え 昭和初期の日比谷公会堂。吉田秀和は「さる外国のピアニスト」のリサイタルでバッハとシューマンを並べて聴く。初の評論集『主題と変奏』の巻頭に置かれた「ロベルト・シューマン」(1950年発表)はその話から始まる。 バッハはバロック、シューマンはロマン派。時代も中身も違う。普通はそう思われがち。ところが吉田はふたりに共通のものを発見する。「二つの音楽に同時にふれているうちに、はじめて、ぼくは、ある動かしがたい何かにであったと感じた」 天才的直観! 切れすぎた感覚と豊かすぎる感情がいきなり溢(あふ)れだし、核心を鷲(わし)づかみにする。若き吉田が親しく交際した中原中也や愛読したランボーの詩、あるいはヴァレリーのエッセイを思わせる。いきなりブスリと奥まで光を届かすフランス的な明察だ。 ところが吉田はその勢いで走り抜けない。恐るべき閃(ひらめ)きを一瞬炸裂(さくれつ)させたあ

    コラム別に読む : 吉田秀和の遺産 片山杜秀さんが選ぶ本 - 片山杜秀(慶応大学准教授・評論家) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    halca-kaukana
    halca-kaukana 2012/06/06
    吉田秀和さんの本、まだそんなに読んでないので、もっと読みたい。
  • asahi.com(朝日新聞社):宇宙へは厳選5冊、読み直して新鮮 宇宙飛行士・若田光一さん - 特集 - BOOK

    宇宙へは厳選5冊、読み直して新鮮 宇宙飛行士・若田光一さん[掲載]2009年1月1日朝刊わかた・こういち 九州大院修了、日航空を経て宇宙飛行士に。09年に日人として初めて4カ月半の宇宙長期滞在をした。=勝田敏彦撮影■〈新年の読書特集〉私の「読む」スタイル 宇宙では、仕事で「読む」ことが結構あります。 スペースシャトルで地上と宇宙を往復する2週間程度なら作業手順が頭の中に入っていますが、国際宇宙ステーションでの長期滞在ではそうもいきません。そこで、家電の取り扱い説明書みたいな英語の「手順書」を読むのです。尿から水を作る装置などが壊れ、全く一から読むケースが多かったですね。 宇宙ステーションには、電子なら何冊でも持って行けますが、普通のは打ち上げられる荷物の重量に制限があるため、長期滞在者でも5冊までです。 私は以前に読んだばかり選びました。時間もたっていて、宇宙で読み返すと新しい

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    halca-kaukana 2010/07/20
    若田さんのオススメ本4冊。「勝海舟の自伝「氷川清話」は、彼がアメリカとやり合った苦労話が今の宇宙開発でぶつかる壁とほとんど同じで、「いつの時代でもみんな同じことを考えているんだな」と思ったものです」
  • 【レビュー・書評】日本の空をみつめて―気象予報と人生 [著]倉嶋厚 - 書評 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    の空をみつめて―気象予報と人生 [著]倉嶋厚[掲載]2009年10月25日[評者]平松洋子(エッセイスト)■空と心のうつろい豊かにつづる 季節の気配は空のなかにある。きょうは空いちめん、絹糸のようなすじ雲が広がっていた。 空は刻々とうつろう。ひとのこころもまたおなじ。そのふたつのありさまに気象の専門家として自身を映し、空をみつめてきたのが倉嶋厚さんである。 なんという豊かな一冊なのだろうと思う。なんという切なさに溢(あふ)れた一冊だろうとも思う。 かつて倉嶋さんには七十三歳のときうつ)病を患って自死をはかり、復帰をはたした経緯がある。その苦渋の日々を綴(つづ)った著書はおおきな反響を呼んだ。書に編まれているのは、それ以降に書かれた文章である。 まえがきでみずから「最後の著書」と断じ、過去二十数冊の著作と違うのは「八十歳代の老年となり、を亡くした孤老の暮らしの中で、残り少ない日々

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    halca-kaukana 2009/10/30
    面白そうな本。
  • asahi.com:「売れ残った本」半額に 出版社17社、ネットで本格販売 - 出版ニュース - BOOK

    「売れ残った」半額に 出版社17社、ネットで格販売 2007年10月07日 再販契約で定価販売を義務づける出版業界で、「売れ残った」をインターネット上で値引き販売しようという試みが、12日から格的に始まる。これまでの絶版や期間限定の割引販売から一歩進め、小学館や集英社、講談社、文芸春秋などの大手出版社が、絶版の一歩手前の「在庫僅少(きんしょう)」を提供し、半額で通年販売する。出版不況で書籍の4割が読者の手に届かず返品されるなか、価格を拘束しない「第2の市場」を創設しての復活をはかるのが狙いだ。 販売するのは、小学館と集英社などの関連会社、昭和図書(大竹靖夫社長)が運営するインターネットのショッピングサイト「ブックハウス神保町.com」(http://www.bh−jinbocho.com/)。 昭和図書の呼びかけで、今春から小学館、集英社など4社が、初版発売後1年以上経過し、

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    halca-kaukana 2007/10/08
    これは素敵だ。欲しくても高くて手が出なかった本も、これなら気軽に買えるかも。その本を有効活用してくれる人が必ずどこかにいるはず。これがひとつの解決方法になればいいな。
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