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ブックマーク / spiral-m42.blogspot.com (11)

  • レンズ名の語源

    世の中には数え切れない種類のレンズがあり、欧州の光学メーカーにはその一つ一つに固有の名称を与える素晴らしい伝統があります。こうした製品名には開発者の理念や製品コンセプトが反映していることが多く、レンズグルメの一人としては見逃すことのできない重要なポイントです。これは欧州のカメラ産業が日のようなオールインワンでの製品開発を主流とはせず、カメラやレンズ、シャッターなどパーツ毎に開発と生産を分業する体制を敷いていたためではないかと考えられます。 さて、最近「カメラ名の語源散歩」(新見嘉兵衛著・写真工業出版社)というを手に入れ読んでみましたが、とても興味深い内容でした。ぜひ購入されていてはいかがでしょうか。 ブログで過去に話題にしたレンズやメーカー等についても、その名称の語源が沢山取り上げられていましたので、このを含むいくつかの参考文献から関連情報を引用し、私のTEXT&表現で紹介させてい

    レンズ名の語源
  • Ernst Leitz Summar(Mikro-Summar) 8cm F4.5

    ライツ初期のマクロ撮影専用レンズ Ernst Leitz SUMMAR 8cm F4.5 ある筋から山崎光学写真レンズ研究所の山崎和夫さんがご愛用のレンズと聞き、俄然興味を持ったのがSummar (ズマール)F4.5である。Summarの歴史を遡ると、何とLEICAの登場よりも古く、1907年には既にLeitzのハンドカメラとともに同社の広告に掲載されていた[文献1]。1910年にはマクロ撮影用モデルの原点と考えられる顕微鏡用のSummar 24mm F4.5が製造されている。Summarと言えばLeica用に供給された一般撮影用レンズの50mm F2が有名だが、このモデルが登場したのは1933年とだいぶ後の事である。 今回取り上げるのはマクロ撮影専用モデルとして設計されたSummar 8cm F4.5である。焦点距離8cmのモデル以外には24mm, 35mm, 42mm, 64mm, 1

    Ernst Leitz Summar(Mikro-Summar) 8cm F4.5
    hama_shun
    hama_shun 2014/12/11
    これは気になる!
  • KMZ Orion-15 2.8cm F6(L39)

    広い画角にわたり均一な画質を維持することのできる球形状のレンズは、広角レンズに適した設計とされている。このことはレンズの形状が完全に球であると仮定することで、光軸がどの方角にも定義できないことから容易に理解できる。一般にレンズの描写力は光軸の近く(写真中央)が良好で、そこから外れるほど(周辺部ほど)悪くなる。ならば、レンズが光軸の概念を捨てたとき、写真には一体何が写るのであろうか。無収差の世界か。それとも完全に破綻した世界か。おそらくそれは、この種の球形レンズを使った人にしかわからない。 左はCarl ZeissのTopogon(R.Richter設計)で米国特許Pat 2031792(1933)に掲載されていた構成図からのトレース・スケッチ、中央はKMZ製Orion-15の構成でthe 1st Soviet Camera Catalogue (1958)に掲載されていたものからのトレース

    KMZ Orion-15 2.8cm F6(L39)
    hama_shun
    hama_shun 2014/06/17
    オリオン!
  • LZOS Jupiter-12 35mm F2.8 (L39)

    大きく突き出た後玉が レンズマニアたちの心をグラグラ揺さぶる ロシア版ビオゴン: Jupiter-12 35mm F2.8 Jupiter-12(ユピテル12/英語名はジュピター12)はロシアのKMZ(クラスノゴルスク機械工場)が1950年に発売したBiogonタイプの広角レンズである。巷ではZeissのLudwig Bertele (ベルテレ博士)が1936年に設計したContax版Biogon 35mmをそのままコピーしたレンズ(デットコピー)と誤って解釈されることが多いが、厳密にはBiogonの設計を簡略化した新開発のレンズである。Biogonの持つ線の太い描写、高いコントラスト、ヌケが良く色鮮やかな発色、穏やかで安定感のあるボケを受け継ぎ、Berteleが世に送り出したもう一つの名玉Sonnar(ゾナー)を彷彿とさせる描写設計である。BiogonはZeissのBerteleが193

    LZOS Jupiter-12 35mm F2.8 (L39)
  • Meyer Optik Trioplan(トリオプラン) 100mm F2.8 (M42)

    Trioplanの素晴らしい描写力に出会ったのはドイツ人が開設しているこちらのWEBサイトである。初めて訪れた時の衝撃を今でもよく覚えている。このレンズを用いれば、ごくありふれた風景が今まで見たことも無いようなファンタスティックな光景に置き換わってしまうのだ。幻覚にも似た素晴らしい写真効果が得られるのである。 Meyerの望遠系レンズには端正な写りが評判のTelefogar(テレフォガー)90mm F3.5やボケ・モンスターの異名を持つOrestor(オレストール) 135mm F2.8など注目度の高いレンズが揃っている。中でも最近、圧倒的な人気を誇るのがTrioplan(トリオプラン)100mm F2.8である。設計構成は廉価品扱いの絶えないトリプレットで、焦点距離は100mmとやや不人気のカテゴリーにある。レアな製品と言えるほど流通量が少ないわけでもない。何がそんなに人気なのかというと

    Meyer Optik Trioplan(トリオプラン) 100mm F2.8 (M42)
    hama_shun
    hama_shun 2014/02/06
    これいいなー。
  • Camera Mount for Helicoid Tube(CMHT) and Focusing Helicoid Tube

    Camera Mount for Helicoid Tube(CMHT) and Focusing Helicoid Tube マニアの野望を叶えるレンズ遊びの究極ツール ヘリコイドチューブ用カメラマウント x フォーカッシング・ヘリコイドチューブ ヘリコイドチューブ用カメラマウントとはショートフランジのミラーレス機にフォーカッシング・ヘリコイドチューブというレンズの繰り出し機構を搭載するためのジョイントアダプターである。一般的なマウントアダプターとは異なり、カメラとレンズの間にヘリコイドチューブを内挿させるために用いる道具である。ヘリコイドチューブを導入すればレンズ体が内蔵ヘリコイドを持つ必要はないため、活用できるレンズの範囲が広がる。バーレルレンズやエンラージングレンズ、複写用レンズ、プロジェクター用レンズ、工業用レンズなどにヘリコイドの繰り出し機構を提供し、これらをミラーレスカメ

    Camera Mount for Helicoid Tube(CMHT) and Focusing Helicoid Tube
    hama_shun
    hama_shun 2013/12/23
    BORGみたいなやつ
  • M42 MOUNT SPIRAL: Image-circle trimming toolイメージサークル・トリミングツール

    hama_shun
    hama_shun 2013/06/29
    mukの絞りユニット
  • トロニエの魔鏡2:不遇の最速レンズ<br>Leitz Xenon/Summarit 5cm F1.5

    Schneider社が1932年に開発したLeitz Xenon 5cm F1.5(写真・上)。稀代の名設計士A.W. Tronnier (トロニエ博士)が世に送り出した2作目のガウス型レンズであり、1936年のレンズの発表当時で写真用レンズとしては最も明るいF1.5を実現していた。下の写真は後継製品として1949年に登場したLeitz Summarit 5cm F1.5である。 トロニエの魔鏡2 不遇の最速レンズ Leitz XENON 5cm F1.5 and SUMMARIT 5cm F1.5 1923年にErnemann(エルネマン)社のL.J.Bertele(ベルテレ)とA.Klughardt(クルーグハルト)が発明したErnostar(エルノスター)は世界最高速のレンズとして登場し、光学機器メーカーの各社に衝撃を与えた。1925年に映画用として登場したErnostarは何と開放

    トロニエの魔鏡2:不遇の最速レンズ<br>Leitz Xenon/Summarit 5cm F1.5
    hama_shun
    hama_shun 2012/09/23
    Summarit 5cm F1.5
  • HELIOS-44(M39), 44-2(M42), 44M(M42), 44M-6(M42) 44M-7(M42) 58mm/F2 and Carl Zeiss Jena BIOTAR 58mm/F2(M42)

    HELIOS-44(M39), 44-2(M42), 44M(M42), 44M-6(M42) 44M-7(M42) 58mm/F2 and Carl Zeiss Jena BIOTAR 58mm/F2(M42) カールツァイスとロシアの模倣レンズ群団1 安価で高性能なロシアン・ビオターの魅惑 ロシア(旧ソビエト連邦)は同国占領下の旧東ドイツから多くの光学技術を手に入れ、自国のカメラ産業を発展させてきた。中でも東独カールツァイス・イエナ社の技術ロシアのカメラ産業に多大な影響を与えた。戦後のロシアではゾナー、ビオゴン、ビオターなどのツァイスのレンズをもとにしたコピー品や、フレクトゴンやテッサーの模倣品がロシア製レンズとして生みだされた。今回取り上げるHELIOS-44シリーズもそうした類のレンズで、ロシアが1958年から生産を続けている焦点距離58mm、開放絞り値F2の大口径単焦点レンズの

    HELIOS-44(M39), 44-2(M42), 44M(M42), 44M-6(M42) 44M-7(M42) 58mm/F2 and Carl Zeiss Jena BIOTAR 58mm/F2(M42)
    hama_shun
    hama_shun 2011/06/11
    グルグルボケ
  • LZOS INDUSTAR 61L/Z-MC 50mm/F2.8 (M42)<br>インダスター61L/Z-MC

    いまカメラ女子の間でこのレンズがブームとなっており、ブログのアクセス解析にも、その過熱ぶりがハッキリとあらわれている。ロシア(旧ソビエト連邦)のLZOS(リトカリノ光学ガラス工場)が1960年代から2005年頃まで製造したIndustar (インダスター) 61 L/Zである。このレンズはアウトフォーカス部の点光源が星型の形状にボケる、いわゆる「星ボケレンズ」として知られている[文献1]。 去る10月のある日、私はJR山手線のシートに腰かけ、東京駅から上野駅を目指していた。気が付くと目の前に若い2人のカメラ女子が立ち、何やらインダスターの話題になっていた。しばらく耳を傾けていると・・・

    LZOS INDUSTAR 61L/Z-MC 50mm/F2.8 (M42)<br>インダスター61L/Z-MC
    hama_shun
    hama_shun 2011/02/26
    星ボケ
  • M42 MOUNT SPIRAL: KMZ INDUSTAR 50-2 50mm/F3.5 (M42)インダスター 50-2

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