ブックマーク / gendai.media (58)

  • 発達障害の息子を育てた、漫画家母の奮闘記(かなしろにゃんこ。)

    はじめまして、漫画家の「かなしろにゃんこ。」です。雑誌やイラストを提供したり、漫画の単行を書き下ろしたりする仕事をしています。1998年に当時27歳だった私は、息子・リュウ太を出産しました。 リュウ太にADHDと軽い広汎性発達障害(現在は「自閉スペクトラム症」)があるとわかったのは、息子が小学4年生のときでした。 注意欠陥(うっかり)、多動性(落ち着きがない)、衝動性(我慢できない)が息子の特徴。困ることも多々ありましたが、それでもリュウ太は現在19歳、人の強い強い希望で自動車整備士になるための学校に通っています。 この連載では、リュウ太が生まれたばかりの頃から現在まで、どう育ってきたのかを母親目線で書いていきます。我家の子育てエピソードから、発達障害についてちょっとでも興味を持っていただけたら嬉しいな、と思います! (かなしろにゃんこ。さんの最新作『うちの子はADHD 反抗期で超

    発達障害の息子を育てた、漫画家母の奮闘記(かなしろにゃんこ。)
  • ADHDの息子が、保育園で「つるし上げ」にあった日(かなしろにゃんこ。) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)

    発達障害のある息子・リュウ太を育てる『うちの子はADHD』作者のかなしろにゃんこさん。前回は乳幼児期に感じた「育てにくさ」や、多動性・衝動性のある息子に振り回されて公園から公園へと渡り歩いたことを書きました。ところがまだまだ、前途多難なようでして……。 (前回までの記事はこちらから→http://gendai.ismedia.jp/list/author/nyankokanashiro) 「日死ね」と言わずにすんだけど… 好き勝手し放題、興味のそそる方へ衝動的に行動する息子に振り回される生活が、ようやく終わりそう! はじめてそう思えたのは、息子が公立の保育園に入れることになった日のことでした。ときにリュウ太2歳。実は息子が0歳のときに保育園に申請は出していたのですが、私の住むA市は待機児童がわんさかいる地域。なかなか「入園決まりました!」通知が届かなくて焦りました。 当時、仕事は忙しくな

    ADHDの息子が、保育園で「つるし上げ」にあった日(かなしろにゃんこ。) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)
  • 国家が家族に介入って…「家庭教育支援法案」が描く恐怖の未来図(大前 治) @gendai_biz

    衆議院選挙に注目が集まる今、知ってほしい法案がある。自民党が国会に提出しようとしている「家庭教育支援法案」である。 すでに同党の文部科学部会は法案を了承し、早ければ次の国会に提出される可能性がある。小池百合子氏も推進派に名を連ねているので、選挙の争点としては注目されていない。 しかし、法案の内容は、国家が「上から目線」で家庭に介入と指導を行うというもの。憲法改正だけでなく、この法案も「国のあり方」を大きく変える問題として議論されるべきだ。 問題点を探るには、5年前に大阪市で撤回された条例案が参考になる。そこから考えてみよう。 「伝統的子育て法」で発達障害を予防? 2012年5月1日、大阪維新の会・大阪市議団は「家庭教育支援条例案」を発表。そこには次の内容が含まれていた。 【前文より】 ・かつて子育ては、社会から温かく厳しい「眼差し」に支えられていた。 ・今は、伝統的子育て法が伝承されず、父

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  • 福島・南相馬の精神科医が見た「大震災6年半後の風景」(堀 有伸) @gendai_biz

    安易に帰還を促すべきではない 数年前に、福島県から仙台に避難されているお母さんたちの団体が、私のことを講演会の講師として呼んでくださった。その時の理由が、私が「半分内(うち)の人だから」ということだった。 完全に外の人の話を聞く気にはなれない。だからといって、完全に内の人を呼ぶのは怖い、という理由だった。私も、そう言われてとても納得した。 私が福島県南相馬市に転居して仕事を始めたのが2012年4月なので、だいたい5年半の時間が経過した。音を言うと、2・3年働いたら東京に戻るつもりだった。 しかし、とても数年で何とかなる問題でもないことが骨身に沁みて分かったし、途中で投げ出す気にもなれなかったので、こちらに腰を据えて働こうと心に決め、ほりメンタルクリニックを南相馬市鹿島区に開業したのが約1年半前、2016年4月である。 外の人の中には、「福島県」が全て同じように見えている人もいるだろう。し

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  • 女子中学生を「買春」子どもを食い物にする自称カウンセラーが増殖中(原田 隆之) @gendai_biz

    「やる気スイッチマン」の犯罪 自称「思春期カウンセラー」の男が、児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で逮捕された。 報道によると、出会い系サイトで知り合った女子中学生に金銭を渡す約束をして、性的関係に及んだという。また、自分の「身分」を利用して、相談に乗ると語って近づいたという報道もある。 人のウェブサイトを見てみると、思春期問題、不登校、引きこもり、発達障害などの専門家だと自称し、「やる気スイッチマン」を名乗って活動していたことがわかる。 「思春期の子どものやる気が私の人生のテーマ」と述べ、悩み相談、講演会、家庭教師などを幅広く行っていたようである。また、思春期問題関連の著書も多く出版している。ラジオ番組に出演したり、新聞記事で活動が紹介されたりすることもあったという。 しかし、経歴を見ると、心理学、カウンセリングなどを専門的・体系的に学んだ形跡はない。サイトに記載されたプロフィールを見

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  • 病気って何?「大人の精神科医」が発達障害の概念を受け入れるまで(堀 有伸) @gendai_biz

    発達障害」に対する警戒と不信 この数年、「発達障害」という言葉を耳にすることが増えた。 ADHD(Attention Deficit and Hyperactivity Disorder:注意欠如多動性障害)の小児期における有病率が5~10%、成人でも3~5%に達すると聞かされると、その多さに衝撃を受けざるをえない。 この「病気」についての説明が世間ではますます語られるようになっており、単に教育の分野の問題を超えて、ビジネスシーンでの人間関係においても考慮せざるをえない状況が生じつつある。 「当に、それは病気なのだろうか?」というのは、当然生じる疑問である。 そもそも子供は、授業を落ち着いて聞くことができずに、走り回っているのが普通である。苦労して躾(しつけ)を行うから、きちんとした礼儀正しい振る舞いが、社会的な場面でできるようになるのだ。 それをいちいち病気扱いして薬を飲ませようとす

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  • 急拡大する「発達障害ビジネス」その功と罪(平岩 幹男) @gendai_biz

    発達障害とは何か? 発達障害は今や医学だけではなく教育や福祉も含めていわば社会の抱える大きな問題となっている。 しかし発達障害が何を意味するかについてはわが国と米国でも異なるし、発達障害者支援法における定義(第2条:自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの)が質的な定義ではなく疾患定義であることもあって、実際には人によって独自に解釈している場合もある。 筆者は発達障害とは「発達の過程で明らかになるコミュニケーションや行動の問題によって社会生活に困難を生じてくるが、適切な対応によって困難は軽減されうる」障害であると定義している。 こだわりや過敏性、過活動性や見落とし、衝動的に行動したくなることがあるなどの発達障害の「欠片(かけら)」はいわばそれが大きいか小

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  • 脳が壊れた僕と発達障害の妻が、最後に皆さんに訴えたいこと(鈴木 大介) @gendai_biz

    41歳で脳梗塞で倒れたルポライターの鈴木大介さんが、「大人の発達障害さん」のお様とタッグを組んで過酷な現代社会をサバイブしてきた18年間を振り返る連載、なんと最終回です(号泣)。前回から引き続き、2人の「脳が壊れた」ことによって失ったものと得たものについて振り返ります。 バックナンバーはこちら http://gendai.ismedia.jp/list/series/daisukesuzuki 男だったら典型的な「だめんず」 脳梗塞を発症して高次脳機能障害になった僕と、発達障害を抱えながら生きてきたお様。2人が近しい当事者感覚の中に立つことで、修羅場を繰り返してきた我が家は、出会いから18年を経てようやく平等の平穏を得た。けれども、それが幸運に幸運が重なったうえでの僥倖だということは重々承知だ。 それでもこの僕ら夫婦の物語を「心ほっこりいい話」で終わらせたくない理由は、これまで社会的

    脳が壊れた僕と発達障害の妻が、最後に皆さんに訴えたいこと(鈴木 大介) @gendai_biz
  • 若者が「自分らしさ」を易々と捨てるシンプルな理由(熊代 亨) @gendai_biz

    時代が変われば、人のメンタリティも変わる。 例として、団塊世代と団塊ジュニア世代を比べてみると、わかりやすい。 おおまかに言って、団塊世代はモノが乏しい時代に生まれたため、モノに恵まれることが幸福に直結しやすいメンタリティを形作った。 一方、飽の時代に生まれた団塊ジュニア世代は、モノに恵まれるだけでは幸福にはなれなかった。 「自分らしい生き方」「他人とは違った生き方」が望まれ、モノは、自分らしさや他者との差異をつくりだすためのアクセサリとして買い求められた。「モノよりこころ」というフレーズが言われるようになったのも、団塊ジュニア世代あたりからだ。 これに似たことが、1980-90年代に若者だった世代と、それ以降の世代にも言える。バブル景気が終わって二十余年の歳月が流れるうちに、若者のメンタリティは少しずつ変わっていった。 たとえば2000年頃には、精神科外来で出会う若者から「自分らしさ」

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  • 妻の発達障害を「なぜ治療しないのか」への、僕なりの答え(鈴木 大介) @gendai_biz

    41歳で脳梗塞で倒れたルポライターの鈴木大介さんが、「大人の発達障害さん」のお様とタッグを組んで過酷な現代社会をサバイブしてきた18年間を振り返る連載。今回から2回に渡り、2人の「脳が壊れた」ことによって失ったものと得たものについて振り返ります。 バックナンバーはこちら http://gendai.ismedia.jp/list/series/daisukesuzuki 不自由を障害にするのは環境 発達障害を抱えて育ち、かつてはそれを周囲に理解してもらえないことから自傷行為を繰り返し続け、30代半ばで発症した悪性脳腫瘍を生き抜いたお様。一方、脳梗塞を起こして高次脳機能障害の当事者になった僕。 同棲から18年あまり。お互いが脳に不自由を抱えたことで、ようやく我が家は平和を得ることができた。そして、ほぼ2年をかけて家庭の環境や夫婦の役割を改革してきた中で、改めて辿り着いた視座が「不自由を

    妻の発達障害を「なぜ治療しないのか」への、僕なりの答え(鈴木 大介) @gendai_biz
  • 全米で初版50万部!マイケル・ルイスの新作、主役は二人の心理学者(渡会 圭子) @gendai_biz

    え? 主役は心理学者? マイケル・ルイスの最新刊といえば「待ってました!」と身を乗り出すファンのかたは多いだろう。 しかしその主役が二人のイスラエル人心理学者と聞くと、「え? 心理学者」と意外に感じるのではないか。 マイケル・ルイスは1989年に金融市場を舞台にしたノンフィクション『ライアーズ・ポーカー』で鮮烈なデビューを飾ったあと、IT業界を舞台にした『ニュー・ニュー・シング』、メジャーリーグの弱小チームがデータを元に強いチームをつくりあげていく『マネー・ボール』、サブプライムモーゲージ債市場を描いた『世紀の空売り』など、次々とヒットを飛ばしてきた。何かは映画化もされ、高い評価を受けている。 短期間で何千万ドルもの金が動く華々しい業界で、既存のルールや習慣の隙を突いて他人を出し抜き、巨万の富を築く男たち……。そんな人々を描く作家というイメージが強いので、心理学というのはかなり地味なテー

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  • 脳が壊れた夫と、発達障害の妻による「ぼくたちの不器用な食卓」(鈴木 大介) @gendai_biz

    41歳で脳梗塞で倒れたルポライターの鈴木大介さんが、「大人の発達障害さん」のお様とタッグを組んで過酷な現代社会をサバイブしてきた18年間を振り返る連載。「炊事と仕事の両立」で倒れてしまった鈴木さん。二度と倒れないよう、お様にも協力を仰ぐべく、ある作戦を打ち出します。 バックナンバーはこちら http://gendai.ismedia.jp/list/series/daisukesuzuki 指示がざっくりし過ぎてた いよいよお様と僕の家庭改革も、最終段階へと入っていった。 大人の発達障害なお様と共に暮らしていく中、僕自身の脳梗塞発症前から病後にかけても、最も負担になっていたことは、やはりなんと言っても炊事と仕事の両立だった。 セルフケアが苦手というよりもセルフネグレクトに近いお様は、に対しての感心が非常に薄く、細かい好き嫌いはあるものの、いわゆる「10年後の身体は今の事が作

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  • 「サイコパス」はなぜここまで人を惹きつけてしまうのか(管賀 江留郎) @gendai_biz

    世界と人間の謎はすべて<道徳感情>で解き明すことができる? <道徳感情>とは何かについて解説した「誰も語らない、トランプ現象を生み出した『歴史の原理』とは何か?」の次は、<道徳感情>に真っ向対立するはずの「サイコパス」について『道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』著者が考え抜きます。 トランプ大統領はサイコパスなのか? まだ誰もトランプが大統領になるなんて思っていなかった時期に来たるべき悪夢を見事に云い当てたマイケル・ムーアは、その予言の時点でトランプがソシオパスだと断言しています。 かつて、『トランプ自伝』のゴーストライターをするために長期間人を取材したトニー・シュウォルツは、あのような事実に反する提灯を執筆したことを後悔し、こんどまた彼の自伝を書くとしたらタイトルは『ソシオパス』にすると云ってます。 サイコパスとソシオパスは、先天性と後天性で分けたりもしますが、実際には遺伝と環境の組み

    「サイコパス」はなぜここまで人を惹きつけてしまうのか(管賀 江留郎) @gendai_biz
  • 「大人の発達障害さん」であるお妻様と「脳が壊れた」僕の18年間(鈴木 大介) @gendai_biz

    41歳で脳梗塞で倒れたものの、懸命なリハビリの末に見事現場復帰したルポライターの鈴木大介さん。鈴木さんが高次脳障害を受容するまでの行程を描いた記事は大反響を呼びました(こちらからお読みいただけます)。 そんな鈴木さんが、待望の新連載をスタート! 主役は、鈴木さんの闘病生活を支えた「お様」。鈴木さんと「家事力ゼロな大人の発達障害さん」だった「お様」が悪戦苦闘しつつ、「超動けるお様」になるまでの笑いあり、涙ありの日々を毎週お届けします。 15時16分、お様起床 フリーランスの執筆業なので、自宅2階の寝室隣が、職場という名の仕事部屋。特に打ち合わせや取材などで外出予定がなければ、朝7時の起床後に1階茶の間に降りて軽く掃除だけやって、すぐに仕事部屋にこもる。 誰に管理されているわけでもないが、1日の理想のスケジュールは、軽をとりつつも15時ぐらいまで集中して、1日のタスクの大半をこなして

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  • 知っておきたい大人の発達障害 〜もしかしたら、あなたも?(週刊現代) @gendai_biz

    「ちょっと変わってる」と言われ続けて生きてきた人が、大人になって調べてみると、実は発達障害だった――そんなケースが増えている。そして、「障害だとわかって救われた」という人も多いのだ。 メールの文面が雑 「アメリカに留学した後、日に帰ってきてからコンピュータ関連の企業に就職しました。学生の頃からじっと座っているのが苦手だったのですが、仕事を始めてみると様々な困難に直面しました。 プレッシャーがかかるとケアレスミスをくり返したり、不手際のあった取引先に対して衝動的に激しい怒りのメールを送ってしまって大問題になったり……。 職場ではずっと落ち着きのない『変わった人』と見られてきたと思います。ただ、それが単なる『性格』ではないと気付いたのは、8年前に初めて精神科医のカウンセリングを受けて、ADHD(注意欠陥多動性障害)と診断されたときのことです。つまり私は、30代半ばにして初めて自分の障害に気が

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  • 原発事故から6年、都合の悪いことを黙殺し続ける私たちの「病理」(堀 有伸) @gendai_biz

    ある老医師の「戦死」 2016年12月30日、福島県広野町にある高野病院の高野英男院長が火事で亡くなるという痛ましい事件が起きた。享年81。高野病院は2011年に事故を起こした東京電力福島第一原子力発電所から22kmの地点にある。 震災後は、病院にただ一人残った常勤医師として休むことなく診療に当たった。元来は精神科医であったため、震災前には一般的な救急患者の受診を受け入れてはいなかった。 しかし、周囲の病院が軒並み休業したため、高野病院が福島県双葉郡において診療を行う唯一の病院となってしまい、震災後には救急車で搬送される患者の受け入れも行うようになった。年間の当直回数が100回を超えたこともあったという。 生前の高野医師の姿はテレビでも放映され、その過酷な勤務内容と、次第に足腰が弱りテレビの前で転倒してしまうような姿も、全国で知られるところとなった。 しかしながら、その負担が大きく軽減され

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  • 自閉症スペクトラム~発達障害の当事者による「壮絶な告白」(天咲 心良)

    こんにちは。 突然ですが皆さんは『自閉症スペクトラム障害』を知っているでしょうか。 『自閉症スペクトラム障害』は、以前は『アスペルガー症候群』と呼ばれ、その名が独り歩きしていた障害です。 障害名を聞いたことがある人は多いと思いますが、名前から病気の全体像を掴める人は多くなく、以前はなんとなく変わり者の、空気を読めない人間のことを、まとめて陰口混じりにこう呼ぶ傾向があったように思います。 そんな一般社会の混乱を知ってか知らずか、医学界は少し前に『アスペルガー症候群』を含むその他の自閉症も包括して、『自閉症スペクトラム障害』という名で呼ぶことを決めました。 『自閉症スペクトラム障害』という病名を知らなくても、『発達障害』なら聞いたことがあるという人もいるかもしれません。 『発達障害』は『自閉症スペクトラム障害(ASD)』、『学習障害(LD)』、『注意欠陥/多動性障害(ADHD)』の3つの障害の

    自閉症スペクトラム~発達障害の当事者による「壮絶な告白」(天咲 心良)
  • 厚労省もついに認めた!この「睡眠薬・安定剤」の濫用にご用心(週刊現代) @gendai_biz

    飲み続けると認知症になる 「デパスは気軽に使われていた薬の代名詞です。60代、70代になってからデパスを飲み始めた結果、依存症に陥る人がたくさんいます。一般内科や整形外科などでも処方されるのですが、依存性が高いためやめられない人が多い」 こう語るのは高齢者医療に詳しい長尾クリニックの院長、長尾和宏氏だ。 '16年10月14日、エチゾラム(デパス他)、ゾピクロン(アモバン他)という2種類の精神安定剤・睡眠導入剤が、第三種向精神薬に指定された。 この指定を受けると、投与期間の上限が30日になり、取り扱いがより厳しく規制されるようになる。厚労省がこの薬の危険性を認めたのだ。 埼玉医科大学医学部教授の上條吉人氏が語る。 「デパスを始めとするエチゾラムはベンゾジアゼピン系と呼ばれる薬です。神経細胞の活動を抑制する働きがあるGABAという脳内物質の作用を増強させるので、GABA作動薬とも分類します。

    厚労省もついに認めた!この「睡眠薬・安定剤」の濫用にご用心(週刊現代) @gendai_biz