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ブックマーク / maru3.exblog.jp (12)

  • 被曝した図書館資料/地域資料/貴重書の取扱いについて | 丸山高弘の日々是電網 The First.

    福島第一原子力発電所の事故により、避難指示をうけた地域の中には役場もあれば公共図書館もある。「念のため避難」という言葉使いにより、「そのうち一時帰宅できるだろう…」なんて思っていた方々も少なくはない。中にはちょっと隣町に買い物に出て家に帰ろうとしたらすでに[立入禁止地区]になっていた…などという例もあるようだ。 人命は避難できても、その市町村に置いて来たものはたくさんある。家畜やペット、料品や生もの…ひょっとしたらパソコンやハードディスクなど…たくさんある。 図書館仕事をしているせいか、中でも気になるのは「避難指示を受けた地域の図書館」だ。 その蔵書も、ほとんどが放射線による被曝をしているだろうし、あるものは放射性物質による汚染が起きているかもしれない。見た目には何の変わりもない日常的な風景でありながら、そのは素手で触ることすらできない状態になっている…のではないだろうか? それら被

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  • 公共図書館の財源または資金調達 | 丸山高弘の日々是電網 The First.

    twitterを書いていると、ついついブログを忘れがち…ただ、ブログは「つぶやき」ではなく、がっつりを思いのたけを、下記綴りたい。 そこで今宵は、公共図書館の財源または資金調達について 1.公共図書館の財源が100%公費(税金)という時代はもう終わった。 年々削減される経費、資料購入費。バブル経済崩壊によって税収も下がり、国も地方自治体も税収に苦労している。さらにここに来て世界同時不況の中での税収はさらに落ち込み、今年度などは法人事業税や法人住民税の還付が、歳入を危機的状況に追いやっている。 そんな状況の中で、図書館の財源である公費は、年々削減され、どう考えてもこの先右肩下がりになることはあっても、「右肩上がり」になることは、予想すらできない。 それにも関わらず、ほとんどの図書館は、その財源を公費に100%頼り切っている。直営の図書館もしかり、業務委託もしかり、さらに悪い事に「指定管理者」

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  • 先輩方がIT化の流れについていかなかったこと | 丸山高弘の日々是電網 The First.

    某匿名ブログにあがった内容で、ちょっと気になる記述。 ・図書館の非正規職員が何か言っている2 Hatena::AnonymousDiary 同様の前回Diaryは、単なるツリか?とも思えたのですが、こうして[2]が出てきたことで、そうでもないかも…と思うようになりました。ちゃんと読んでみますね。 斜め読みですが、気になったのはこの記述(以下引用) 異常な非正規化の原因・・。いろいろあるでしょうけど、個人的には先輩方がIT化の流れについていかなかったことだと思います。今、専門性といえるのは、コンピュータをいかに生かせるかという部分でしかありえないと思います。 図書館の専門性については多少異論はありますが、ひとつの事実として 先輩方がIT化の流れについていかなかったこと は確かだと思います。ここに日図書館が諸外国の図書館と大きく水をあけられた(欧米だけでなく、韓国中国やシンガポールなど)

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    hanemimi
    hanemimi 2009/09/20
  • 情報的格差を無くすために図書館はある | 丸山高弘の日々是電網 The First.

    twitterである方とやり取りしている中で、こんな言葉になりました。 図書館がなぜ必要なのか。それは、ある一方(往々にして権威・権力・体制側)が持つ情報的優位性を崩し、だれでも情報的に同じ平面に立てるため存在している この国の長〜い歴史の中で培ってきた民族性みたいなものとして、一方に権威・権力を誇示しておきたい体制があり、一方に権威・権力に過剰に依存したい体質がある。その相互依存関係が、現状の姿を生んでいるように思う。これにより権威に過剰依存側は、自分で判断しなくなり、責任を行政に押しつけ、結果として税金の無駄遣いを招いているのでは…と。 日図書館協会の常世田理事は、「自己責任社会になるから図書館は増々重要になる」とおっしゃっていました。逆に言えば[体制依存の無責任社会]では図書館の重要度は無いのです。この相互依存を断ち切り、自ら情報を得て、考え、判断し、行動するためには、一人ひとりが

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  • 視聴覚資料の《買い直し》への要望 | 丸山高弘の日々是電網 The First.

    山中湖情報創造館では、視聴覚資料として音楽CDとDVDを用意し、貸し出しも行っている。 DVDはデジタルだから劣化はしない(少ない)...と、思っていたのは最初の1週間。キズはつくはエラー処理のイージーなプレーヤでは再生できないは...デジタルだって媒体の硬度によっては、取り扱いによっては、予想以上に短命だったりする。 ま、最終的には買い直すことも考えなければならいのだが、図書館で購入するDVDは、館内視聴や個人貸出、館内上映の許諾をいただく分だけ、コンビニなどで売られているDVDよりも割高だ。 ただ...買い直しDVDに対しても、同額を払うのは何故なんだろう。 著作権法 (営利を目的としない上演等) 第38条 5 映画フィルムその他の視聴覚資料を公衆の利用に供することを目的とする視聴覚教育施設その他の施設(営利を目的として設置されているものを除く。)で政令で定めるものは、公表された映画

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  • 公共図書館が、勉強する人を追い出してどうするの? | 丸山高弘の日々是電網 The First.

    ときどき耳を疑うような台詞を公共図書館関係者から聴く 「うちでは、受験勉強やテスト勉強はお断りなんです」 正直言って、それって[どうよ]と思うのです。まぁ大人の都合とでもいいましょうか、理由はいろいろあるかと思います。そもそも席数が少ないとか、昔悪さをした子どもたちがいたとか...そして何よりも強力なのは他の利用者さんからのクレームを優先する体質とか....。公共図書館は社会教育機関なので学校教育である試験勉強は排除する...きわめて縦割り的な対応...が、試験勉強/テスト勉強をしに来た子どもたちにメッセージとして伝わるのです。 児童サービスは手厚いサービスで歓迎しても、結果としてYA/TEENS世代が図書館離れしてしまうのも、こうした明確な理由があるからなんですね。 図書館を建設するにあたって、その設計思想の中に[小中高生の勉強の場としても利用できる]ということを、なぜ盛り込まないのか.

    公共図書館が、勉強する人を追い出してどうするの? | 丸山高弘の日々是電網 The First.
    hanemimi
    hanemimi 2009/06/29
    もうずっと昔から思うんだけどなんであんなに誘惑の多いところで勉強できるのか不思議で仕方ない。まわり全部本なんだよ?いや、公共の中の人だから言うわけじゃないですけど。
  • むしろ裾野を広げた方が...一般向けの「図書館検定」の提案 | 丸山高弘の日々是電網 The First.

    図書館退屈男さんのブログにて、日図書館協会の総会の様子をかいま見ることができる。 ・認定制度の価値を問うな 図書館退屈男 特に課題としているのは 第五号議案「専門職員認定制度について」 のようだ。公立図書館の正規職員のみを受講可能としているこの制度について、やはり指摘せずにはいられない...のは当然だと思う。 ただ...過去には「上級司書」という名称もあったようだが、上をとんがらせることも大事だとは思うのですが、対象人口の3割も利用者登録してくれれば良しとするのを改め、利用者の裾野を広げることも必要なのでは...。そこで僕は、子どもを含む一般を対象とした『図書館検定』を提案したい。 公共図書館の入館は無料が原則だが、一部には入館有料の公立図書館もある ◯か×か? 近くの公立図書館にない図書は、他館から取り寄せることができる ◯か×か? 著作権法により公立図書館での図書館資料のコピーは認め

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  • 子どもの読書離れは、作品そのものにも一因があるという仮説 | 丸山高弘の日々是電網 The First.

    ことの起こりはこう... ・某助成事業による子ども向け読書環境の充実のパンフレットを眺めながら ・子どものといえども俺だったらこういう100冊は選ばないぞ...と思い ・じゃぁ..どんな選び方をするかな...と思ったところ ・昨今の児童文学における[大きな欠落]を発見 ・そんな視点でうちの蔵書をみたら...おぉぉぉぉぉこれは大欠落だ! と思ったまで。 結論からいえば、こうなる 「子どものの中に、子どもたち自身があこがれる人物像(キャラクター)が存在していない」 ということなんです。 僕が選ぶ子どもの100冊があるとしたら、そこには必ずヒーローやヒロインが登場するものを考えたいなぁ...と思ったのです。ウルトラマン、仮面ライダー、ヒーロー戦隊、戦う少女チーム等々。実際には図書なので、直接そういうものだけでなく、読み物としての探してみたところ....無いんです。児童文学/子ども向け作品の

    子どもの読書離れは、作品そのものにも一因があるという仮説 | 丸山高弘の日々是電網 The First.
    hanemimi
    hanemimi 2009/06/01
    たしかにゾロリは特異かつ貴重な例かもしれない。。YAなら見つかりそう。
  • 返却図書のアルコール消毒について | 丸山高弘の日々是電網 The First.

    新型インフルエンザに関する報道が一気に増えてきました。 公共図書館の閉館などの対応がすでに始まっています。 さて、そんな中で図書館として気になるのは...利用者さんの間での感染もさることながら、 貸出図書を介した感染 にも気をつけなければならない。山中湖情報創造館では、返却処理時に表紙だけはアルコール消毒しているますが、中のページまではできていません。フィルムコートもすべてが抗菌ではありません。決して十分とはいえませんが、しないよりはよいと思っています。 返却処理に手間も時間もかかることではありますが、図書館として出来ることには取り組みたいと思っています。 ※他の図書館では、どうしているんだろう?

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  • Googleブック検索における対立の構図(これはたぶん図書館の問題なのだ) | 丸山高弘の日々是電網 The First.

    カレントアウェアネスによると ・出版流通対策協議会がGoogleブック検索和解案への反対を発表 カレントアウェアネス ここにあることをよく読んでみると...実は Google 対 著者/出版社の構図ではないんじゃないか...と、思う。対立の構図はむしろ、[図書館]対[著者/出版社]であって、Google技術力や資金力があるにしても[図書館側]の代理になっているんじゃないか...そう思えてくる。 上記のカレントアウェアネスの記事中にもある Googleブック検索のパートナーとなっている慶應義塾図書館に対しても質問状を送付している この文を読んで、強くそう思えてくる。 Gooeleブック検索って、実は[図書館がやりたかったけど、技術的にも資金的にもできなかったこと]をGoogle社が挑戦していることなんだと。図書館はこれまで目録カードやMARCでかろうじて検索可能にはしてきたけれど、音を言

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  • おいおい、これだけはやっちゃ行けない事だろう | 丸山高弘の日々是電網 The First.

    久々の公共図書館における大チョンボ事件だ ・容疑者と被害者情報漏らす 報道機関に東金市立図書館 47NEWS 裁判所などの司法機関が法的な手続きを経た上でならまだしも、一介の(少々強引な)報道機関に対して行ったということは、こメディアを通じて公にさらされることになるとは、考えなかったのだろうか... ※一方で、図書館利用情報をどう活かすか...という議論もある中で、こうした事件がおきてしまうと、「やはり利用者情報は削除すべき...」になりかねません。 ※今後の、館長ならびに生涯学習課長の処遇等が気になります。

    おいおい、これだけはやっちゃ行けない事だろう | 丸山高弘の日々是電網 The First.
  • 大量失業時代に図書館にできること | 丸山高弘の日々是電網 The First.

    某ビジネス支援図書館系のMLにも投げてみましたが、ここ数日の報道の中で、非正規雇用は言うに及ばす、正規雇用までもが大量に職を失う時代になってきました。 そのような時にこそ、公共図書館に何ができるのかが問われているように思います。 とりあえず思いつくこととして 【通常に働いている時に必要な知識や情報】 【解雇通告を受けた時に必要な知識や情報】 【解雇されてしまった時に必要な知識や情報】 【再就職に必要な知識や情報】 そしてなによりも 【雇用主側に必要な知識や情報】 それと... 【リストラされたことを家族に言えない時に読む】 あたりでしょうか。

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