よくオカルト雑誌だなんて言われますけど、正確には違うんです。オカルトというのは神秘的なものですが、『ムー』が扱うのは、思想や美学、宗教などです。要するに哲学なんですよ。だから『ムー』は哲学誌なんです。 —なるほど。では読者はどのような方々なのでしょうか。 読者層は中高生~80代まで、かなり広いですね。なかでもコアな読者は、30代後半~40代の方々です。おかげさまで長く読まれているので、『ムー』を知っているという若い世代は、ご両親が読者だったというケースが少なくない。たとえば、タレントの中川翔子さんは、お父さまが『ムー』の読者だったそうで、彼女自身も幼い頃にイラストを投稿してくださっていたようです。 —これまでにも、タレントや芸能人をはじめとする著名な方々が誌面に登場されていますね。 依頼をするのにも、芸能人の方々だと、なかなか事務所が取材許可をしてくれないこともありますが(苦笑)。ただ福山